受給記(2002/12/22-) [日報録に戻る] [イマケイTOP] imakeiTop
渡邉晴智 2002. 12. 31 (Tue.)

競り負けた進化する43歳・松本整(京都)は仕方ないとして、グランプリ'02で最も員数合わせ的競走に不甲斐なく終わってしまったのは渡邉晴智(静岡)と言わざるを得ません。このところの記念決勝での相次ぐ2着からして当然の結果なのかもしれませんが。
もし、児玉広志(香川)が乗ってきてたら迷わず京都3番手を主張したことでしょう。3年ほど前の寛仁親王牌では、中村(兵庫)−小橋(当時岡山)の3番手からアっと驚く2コーナー捲りで優勝をかっさらったハイエナぶりがなんとも頼もしかったものです。

かつてアウト競りで新しいタイプの追込み選手として燦然と名を馳せた晴智も今は昔か?
4,5年前の西武園Sシで初日、2日目と目標不在ながらコメント通りのアウト競りで先行の番手を奪い連勝。3日目決勝は、ロスの各駅停車・中武(大阪)の逆アウト競りを一発でどかして優勝。一気に晴智の名を全国の競輪客にとどろかせ、競輪場が舞台だったじみへん(ビッグコミックスピリッツ)の客の野次の中にも神山、吉岡らグランプリ級レーサーの中に混じって登場するという破格の扱いを受けたのでした。

今回のグランプリにおいても、京都3番手を主張することもできたはず。そうしなかったのはベテランマーカー・平成の鬼脚・小橋(新潟)に対する遠慮なのか、早駆け目立つ山田の術中にハマったのかはわかりません。
かつての逃げて4着から脱して、逃げても2着3着に残れるようになった山田ですが、グランプリの大舞台での早駆けは余程村上が流したとき以外は考えられないではありますまいか。
その3番手に甘んじてしまった晴智選手は大いに反省して、かつての輝きを取り戻してもらいたいものです。このままでは、そのルックスの好さも含めて高橋光宏(群馬)の二の舞、番手が弱い先行ライン3番手で500バンクという条件に恵まれないことにはタイトルに手が届かないことでしょう。



取材旅行のため、しばらく更新を休みます。
次回の更新は1月6日(月)ごろの予定です。
来年も夜露死苦お願いします。よいお年を、上等!


KEIRINグランプリ'02 2002. 12. 30 (Mon.)

競ったら勝てない
 
選手
登録 脚質 こう戦う
1 1 村上 義弘 京都 73 28 S1 逃捲 21 最高の舞台で最高の先行
2 2 小橋 正義 新潟 59 35 S1 追込 0 最終先行の番手
3 3 小野 俊之 大分 77 26 S1 自在 2 いつも通り4番手以内から仕掛ける
4 4 池尻 浩一 福岡 63 33 S1 追込 0 小野君マークから無理してでも
5 松本 整 京都 45 43 S1 追込 2 村上と胸を張って帰れるレース
5 6 戸辺 英雄 茨城 51 39 S1 追込 0 強気な小橋君につけて
7 山口 富生 岐阜 68 32 S1 追込 0 山田さんのガードに徹して直線勝負
6 8 渡邉 晴智 静岡 73 29 S1 追込 0 行く所をわかってる山田さん3番手
9 山田 裕仁 岐阜 61 34 S1 自在 11 内容より勝負
推理


並び
26 関東 15 京都 34 九州 978 岐阜に晴智


(2)小橋が番手勝負を宣言。つられて(6)戸辺も小橋マーク。何度か(5)松本と競って共倒れになってるだけに、(3)小野は中団から捲り追込みを狙おう。
(9)山田は立川ダービー決勝同様(1)村上を早駆けさせて中団取りに動きたいところ。
結局、後続もつれて(1)村上が逃げ一の利を生かそうぞ。

 
2車単
 
3連単
1−2,1=3,1−4,
1−6,1−7,1−8,
1―9
山田の成り行き先行から
7−1=8
7=3=8
8−7−9
押さえ;(1)村上、カマシ気味で後ろを競らさない 1=5 3連複 3−4−5

結果
line

号砲と同時に飛び出したのは(5)松本と(7)山口(弟)。
山田ラインとしては、村上が押さえてきたときに、ペースを上げつつ後退する立川ダービー決勝と同じ戦法を使う為には理解できるが、京都ラインの前受けは誘導をギリギリまで使っての先行かあるいは山田に逃げさせて中団取りというならばよし、とこの時点では。しかし、イン切りで前に出たけど誰も来なければの成り行き先行はあってもカマシはないぞよ、山田には。

周回は前団から京都、岐阜に晴智、九州、関東。
残り3周の青板を過ぎて(2)小橋(6)戸辺の関東勢が上昇して、(5)松本の外併走。九州もこれに続くと、(9)山田は引いて後方へ。
(1)村上が、後ろ攻めからダッシュよく出切ってからのペース駆けに持ち込めれば、番手戦は早く決着がついたり、小橋に3番手で甘んじてもらえる展開も作れたのに。前受けを選んだ時点で道中の競りは致し方なし。

(1)村上後位のみ競りで中団に九州、後方に岐阜と晴智のまま打鐘。後ろの動きがないのに、(1)村上は誘導を交わしていつでも先行できる態勢に。最終ホーム手前、(9)山田が一瞬外へ車を持ち出したのを見て、(1)村上先行態勢。早過ぎっ!
結果的には村上の上がりタイムは11.8秒。冬の立川バンクを考慮すれば、先行では決して悪くはないタイム。捲られるか差されるかは展開次第といえましょう。また、ここから踏んでもちょっとやそっとじゃ捲られない脚を作ってきた。これで捲られたらしょうがないやんけ。という村上らしい潔さが、彼を早駆けさせたのかもしれません。が、山田が今年後半の後ろを勝たせる競走をこのグランプリでやるはずない、と見抜けていたらもっと流してよかったのに、と悔やんでも悔やみきれません。

(1)村上後位の番手戦は、案外早く1コーナーまでに(2)小橋が競り勝ち(5)松本はインをずるずる後退。
バック過ぎから(3)小野が捲りを放つが(2)小橋の牽制もありいまいち車が出ずようやく(2)小橋に並んだところで4コーナー。
村上、逃げ切りか! 2着は(3)小野か(2)小橋か中割強襲(4)池尻か!と思った瞬間、大外(9)山田が(7)山口(弟)を連れて捲り追込み強襲
山田の上がりタイムは11.1秒。こんな力を爆発させられたら村上も負けてもしょうがないと納得やもしれません。平塚なら勝ててたとか思うかもしれません。しかし、勝敗に至るプロセス、競輪競走ならではな展開を重視するならば、もっと勝利を確実にする戦法があったはずなのです。億単位の客の金を背負って走る以上、さらなる研究を積まれたいと願うのであります。わたくしの金は千円単位ですが。

 
2車単
 
3連単
9−7 1,330円 9−7−1 6,050円

ところで、夏の暑い日でも冷房の風に当たり続けると風邪をひいたりしますわな。わたくし、真冬のさいたまスタジアムで冷気に当たり続けたせいか昨日、今日と寝込んでおります。意識朦朧下の予想でしたが、元気でも同様に外していたことでしょう。
大量落車のグランプリ'96以来、毎年本場で(主に児玉選手を)応援していたグランプリですが、児玉選手の連続出場が途切れたのと同様、テレビ観戦となってしまいました。わたくしの指示がなかった分、村上選手が早く駆けてしまったのかと思うと一層悔やまれます。




入場 35,030人 阿佐田杯含む総入場 65,610人
グランプリ売上 7,394,565,600円(前年比89%)
阿佐田杯含む売上 11,908,544,200円  総売上 16,896,209,000円
 

ヤンググランプリ'02(G2) 2002. 12. 29 (Sun.)

決まり手に逃げがないのは笠松だけ。
選手 登録 脚質
1 1 岡田 征陽 東京 85 22 S2 逃捲 24
2 2 中川誠一郎 熊本 85 23 S2 逃捲 21
3 3 吉田 敏洋 愛知 85 23 S2 逃捲 21
4 4 小林 則之 静岡 85 26 S2 捲逃 10
5 渡部 哲男 愛媛 84 23 S2 逃捲 19
5 6 川口 直人 神奈川 84 26 S2 逃捲 16
7 笠松 信幸 愛知 84 23 S1 捲追 6
6 8 石毛 克幸 千葉 84 25 S1 捲逃 15
9 栗田 雅也 静岡 84 23 S1 逃捲 20
推理


並び
8 石毛
1 岡田
37 愛知
25 西
946 熊本
毎度のことながら、機動力溢れる若手による難解な一戦。ただ、わたくしはこの手の競走で、力上位が人気に応えて勝ったというのを見た覚えがありません。
逆に、同県同地域の先輩のための犠牲的先行なら八日市屋が優勝したレースとか。
並びについて「自力も」と匂わせているのは(7)笠松。愛知二段駆けを追走するのは(8)石毛か(2)中川か。

 
2車単
 
3連単
7=8,7=2 7−9−2
7−9−4
7−9−8

結果
line

打鐘前から誘導を交わした(3)吉田がやはり先行。しかし、ホームカマシの(9)栗田に叩かれると、(7)笠松は(9)栗田後位に切替をはかるが失敗。(4)小林も離れて番手に(3)吉田がはまる。
(2)中川のバック捲りは不発。4番手につけてた(1)岡田が直線抜け出すが、(5)渡部が大外一気。

 
2車単
 
3連単
5−1 5,550円 5−1−8 57,400円

○京都パープルサンガ 2−1 広島 2002. 12. 28 (Sat.)

天皇杯準決勝。於:さいたまスタジアム。
6万人か7万人ぐらい収容できる観客席に8,909人の熱心なファン、サポーターを集めて午後1時5分過ぎキックオフ。予定より5分以上遅れたのは、NHKのニュースが終わる時間に合わせたからでは?とは杉並区にお住まいのヤムパルさんのご指摘。

序盤は広島ペースなるも、10分。相手ゴール付近のFKに松井が頭で合わせた最初のシュートが先制ゴール。
20分にも松井が決めて早くも2−0の楽勝ペース。

その後は決定機を3回ぐらい黒部と松井ではずし続けて前半終了。
さいたまスタジアム外観
茫洋とした田畑の中に忽然と姿を現すさいたまスタジアム2002
ヘディングシュート
松井のヘディングの瞬間の直後。この後、ボールはゴール右隅へ。
後半。朴に代わって入った熱田選手が著しく精彩を欠き、徐々に広島ペース。 が、久保だけ止めてれば何とかなる広島攻撃陣の猛攻を1点にしのいで初の決勝進出。久保の移籍したい気持ちがわかるような気がします。

京都サポーターは推定600人 決勝は元旦、国立競技場でやることになりましたが、わたくしは31日から京都に行く予定です。

31日夜に京都出発の応援バスツアーの参加を検討してみたり。
そもそも31日に京都に行くのを元旦の夜以降にすればよいかと思ったり。
が、鹿島サポーターで埋まる国立競技場にフラリと出かける勇気は持ち合わせてません。寒いし。

Bob Lennon(遠藤ケンヂ) 2002. 12. 27 (Fri.)

不滅の男エンケンと同じ名を持つ遠藤ケンヂが2000年血の大晦日を前に録音したオリジナル曲の音源が20世紀少年第11巻とともに発売されました。
作者がいないので権利関係など気になるところですが、あまりそういうところを感じさせないパッケージはいいと思いました。後に、じつは誰が作った!誰が歌った!などがその他のイベントなどとからめて大々的に発表されたりしないことを願わずにはいられません。遠藤カンナが毎日聴いてる歌なのですから。

20世紀少年については、語りたいことがヤマほどあるような気もしますが、まだ連載の佳境に入ったのかどうかさえもわからないし、1970年当時住んでた家からチャリで3分ほどのところの信用金庫に男がたてこもってる事件も気になるしで、以下のひとつだけにとどめておきます。
わたくしはケンヂ一派よりも若干若いので、すでに実写カラーのジャイアントロボを見てしまった後ゆえ、再放送モノクロアニメの鉄人28号には興味を持ちませんでした。以上。

HR 2002. 12. 26 (Thu.)

明け方4時まで教育訓練給付金をゲットするための制作をして午前中にMO納品。
その足で正午から例のボールペンにキャップをはめるバイトに行ったら増産体制で帰宅がHR放映開始直前の午後11時25分。明日も急遽、別のボールペン工場の欠員補充なので手短に。

三谷幸喜の仕事は、知る限り(連ドラを除いて)すべて評価しますが、そこはかとない自慢話が聞こえるたびに、テレビ用に企画制作されたあっちこっち丁稚花の駐在さんなどの吉本コメディを見てから出直して来い!と言いたくなります。

Do They Know It Christmas 2002. 12. 25 (Wed.)

テレビ企画を元に著された渡辺健一著「46億年の100大ニュース」によると、キリスト教祖の生誕は春。にもかかわらず、キリスト教以前にローマ帝国で栄えていたペルシャ起源のミトラス教の祝祭日に合わせて25日未明生誕という歴史が捏造されました。
新しい文化が以前の習俗から剽窃するのは、古今東西の日常茶飯事といえましょうが、イマケイ読者の皆様には知っといていただきたいと思う次第です。

ところで、慈善事業を一概に否定はしませんが、バンドエイドでアフリカのどこかの地域への支援に際して、標題のように歌った時点でブームタウンラッツのゲルドフは終わったなと思ったのも27年ぐらい昔のことでしょうか。レコードは買いませんでした。
当時NHKで放映された制作ビデオでは、バナナラマがいたとかは覚えていますが、故ジョーストラマーはじめクラッシュの皆さんがいたのかいなかったのかまったく思い出せません。

ゆず湯 2002. 12. 24 (Tue.)

冬至まんじゅう22日、冬至だと思ってゆず湯を期待して近所の公衆浴場・松の湯に行ったもののゆずなし。風呂上りの脱衣場にて「23日ゆず湯」というお触書を見てしまいました。残念。
ところで、当サイト右下部の競輪歳時記に掲載している二十四節季は陰暦と陽暦の誤差とかの都合で1日ぐらいずれてる場合があるので、競輪の結果、返戻金同様、主催者発表(誰?石原よしずみ?)のものとご照合ご確認していただきたいものです。松の湯の「23日ゆず湯」は、松の湯が間違ってたのか、何かの事情があったのかわかりません。

天気予報でたまに話題になる二十四節季ですが、そもそもは陰暦では月日と季節感とがズレてしまうため、陽暦にあわせた暦の必要性から生まれたものらしいです。
天気予報でたまに話題になるごとに、憤ったり失笑される雪国や南国の方もいらっしゃるとは思いますが、多分制定された頃は、その辺は日本じゃなかったと思って間違いないでしょう。
上画像は近所の和菓子屋で購入した冬至まんじゅう。左がかぼちゃで右がゆず。

岐阜競輪開設記念競走(G3)決勝 2002. 12. 23 (Mon.)

決まり手に捲りがないのは濱口だけ。
選手 登録 脚質
1 1 加藤 慎平 岐阜 81 24 S1 逃捲 17
2 2 伏見 俊昭 福島 75 26 S1 逃捲 18
3 3 渡邉 晴智 静岡 73 29 S1 追捲 0
4 4 中川誠一郎 熊本 85 23 S2 逃捲 21
5 兵藤 一也 群馬 82 24 S1 追捲 0
5 6 渡邊 秀明 神奈川 68 31 S1 自在 2
7 合志 正臣 熊本 81 25 S1 捲追 1
6 8 川原 義哲 大阪 72 30 S1 自在 8
9 濱口 高彰 岐阜 59 34 S1 追込 0
推理


並び
19 岐阜
236 南北
 5 兵藤
8 川原
47 熊本
どこからでも狙えそうな難解な一戦。(5)兵藤は番手戦も匂わせた単騎の競走。(8)川原は脚溜めて捲り一発。
(4)中川の押さえ先行あるいはそれを突っ張る(2)伏見に後方になったら早めの捲りに出る(1)加藤というわけで、(8)川原の一発と脚を溜めてられそうな選手で。

枠複 5−6,6−6
押さえ;えてしてこういうときの本線 2=3,3−6

結果
line

周回は前団に岐阜と(8)川原、中団に(2)伏見ラインだったか、青板周回に(7)合志が上昇。(8)川原に譲ってもらって3番手に入ると、仕方なく(4)中川も上昇して熊本勢が中団。
引いたゴージャス(2)伏見が赤板前から3番手付近まで上昇、(5)兵藤もこれに続き熊本勢にフタ。
打鐘から(2)伏見が先行態勢。(4)中川のカマシ発進に合わせて踏み込む。(7)合志はちぎれ単騎になった(4)中川、2コーナーで(3)晴智に一発もらうも3コーナー付近まで(2)伏見に並びかける力走でゴージャス(2)伏見を苦しめる。
バックからの(1)加藤、3コーナーからの(5)兵藤の捲りは不発。
(2)伏見からのズブズブかと思われたが、好調・秀明の方の(6)渡邊がタイヤ差の優勝。交わしの交わしで裏。
中川を止めるのに脚を使ったとはいえ、晴智は佐世保記念で東出に中を割られての2着に続く惨敗。猛省されたい。俺的には、伏見の頭の2−3に入れるぐらいなら6−3と悔やんでも致し方なし。


6−3 5,850円  



入場 7,882人 総入場 23,549人
売上 2,394,128,500円 総売上 6,306,454,400円
 

笑撃!中村紀、近鉄残留 2002. 12. 22 (Sun.)

金本、下柳、伊良部とケンカの強そうなやつを集める星野監督的には残念でしたが、散々スポーツ紙の一面を取って紀的には目的を達成できたのかもしれません。
テレビニュースが少なく、スポーツ紙が有馬記念予想を報じるタイミングを見計らったかのような発表。

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