琵琶記(2003/06/01-)
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富山競輪開設記念(G3)2日目優秀「峻峰剣賞」
  
2003. 6. 15 (Sun.)

地元に競輪場を持たない石川勢が大挙進出。稲積(富山)は一次予選敗退。
選手 登録 脚質
1 1 山口 富生 岐阜 68 33 S1 追込 2
2 2 小橋 正義 新潟 59 35 S1 追込 0
3 3 坂上 樹大 石川 80 25 S1 捲逃 5
4 4 北野 武史 石川 78 30 S1 追込 0
5 小川 圭二 徳島 68 32 S1 追込 0
5 6 大熊正太郎 宮城 78 30 S1 自在 10
7 太田 真一 埼玉 75 27 S1 逃捲 9
6 8 高谷 雅彦 青森 67 31 S1 捲逃 6
9 小嶋 敬二 石川 74 33 S1 捲逃 12
推理


並び
68 北日本
314 中部
72 関東
5 小川

(3)石川が(9)小嶋社長を引っ張って(4)北野たけしが4番手を固める中部作戦。これが決勝なら(5)小川の分断策も十分あり得ますが、2日目優秀競走。切れ目からの捲り追込みで6着権利の準決勝Aを狙おうぞ。分断に動くとしたら(6)大熊が巨体を利して。
(6)大熊の自在戦につけきれない(8)高谷の捲り追込み一発要警戒。

 
2車単
 
3連単
9−1,6−1,6−3 9−6=8
穴:8=9,8−2

結果
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後方で周回した中部ラインが上昇。(3)坂上は大外からカマシ気味に赤板を通過して後ろを競らさず先行。中団に北日本−(5)小川。関東勢は後方となり早くも圏外。
最終ホームで(5)小川がインから1車上げて(8)高谷を飛ばす。もう1車上げた最終バックから(6)大熊が捲ると悠然と(9)小嶋社長も番手から発進。
3コーナーから(1)富生のインに(6)大熊が切れ込むものの社長がインをしめて直線。そのまんま(9)小嶋社長−(1)富生−(6)大熊で入線して本線元返し的中。

 
2車単
 
3連単
9−1 270円 9−1−6 6,610円
的中

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救助犬  2003. 6. 14 (Sat.)

犬の散歩自転車で犬を散歩させてる人をたまに見かけます。たいへん危険なような気がしますが、たいていはよく飼い馴らされた犬を連れているので、犬が自転車の飼い主を引きずり回して落車せしめるという事態には至らないようです。

が、先日見たのは、上記の杞憂の逆パターン。
飼い犬の歩行速度を理解せぬ飼い主が全力で自転車を走らせようとするので、犬がひきずられて西部劇とかバックツーザフューチャー3とかで馬に人を引かせる危険な状態。時折、脚が回らずに地面を滑走する犬の腹は「アツ、アツ、アツ」と、吉本新喜劇の高石ふとしの持ちネタ状態。
救助を求める犬の表情が撮れたのが上画像。

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スーパーフラット  2003. 6. 13 (Fri.)

その風貌が伊藤保文(京都・71期)に似ていて齢もほぼ同じの哲学者・東浩紀とその風貌が若き日のいかりや長介(ザ・ドリフターズ)を想起させる京大助教授(情報システム論)・大澤真幸の対談集「自由を考える 9・11以降の現代思想」(NHKブックス)の感想文を書くために、東の著作「動物化するポストモダン」(講談社現代新書)を読み返していて、ハタと気づいたことがあります。

オタク度濃厚なジャパニメーションの意匠のみの剽窃で有名な現代美術家・村上隆はラブサイケデリコなのではなかろうかということであります。
どういうことか?
端的に言って、2,3回で飽きるよね。

ベストセラービジネス書などを話題にするような方々を、内心なんと「薄っぺら」な、と捉えてしまいがちですが、この「薄っぺら」と村上の提唱する「スーパーフラット」は繋がってますか? あるいは東がヘーゲル学者コジェーヴから引用して現代社会を捉える「動物化」は「薄っぺら」と似たようなものですか?

少々ぐっと来てもあっという間に消費され尽くされるべきラブサイケデリコの音楽のような消費財やサービスや文化事業に囲まれた現代社会のあり方を、過剰なき蕩尽とバタイユなら言うような、言わないような。とはいえ、東の議論は過剰の蕩尽をクラインの壷的に再生産する近代市場社会からの脱却のための一過性の揺り戻しかもしれませんよ、と経済人類学を代表して一言申し添えておきたし。

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野球場の喧嘩  2003. 6. 12 (Thu.)

20年ぐらい前は年に何回か甲子園に野球を見に行ってましたが、満員のゲームではたいがい喧嘩がありました。ほとんど小競り合い程度ではありますが。
夏休み期間中のある夜のゲームでは、ライトからレフトへ、レフトからライトにそれぞれ打ち上げ花火が打ち込まれるという戦時下のような緊張状態の中で野球を観戦せねばならないということもありました。

引っ越して首都圏で野球を見るようになってからは、極稀に年に1回か2回、酔ってからんでくるヤクルトファンやよみうりファンが制裁を加えられることがあるぐらいで喧嘩は珍しいものとなりました。

さて、今はどうなのでしょう。10年ぐらい野球場に行ってないのですが、おそらくは相当おとなしいものと拝察します。

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24hour party people  2003. 6. 11 (Wed.)

13日(金)まで吉祥寺にてレイトショウ上映中。と、いうわけで2回目ですが観てきました。
わたくしがわざわざ劇場に2回も足を運んで観た映画は、東宝チャンピオンまつりで題名を変えて上映してたんで騙されて観た「怪獣総進撃」を除けば、「ヒポクラテスたち」と「さらば青春の光」の2本だけです。いずれも青春音楽映画。
「さらば青春の光」はThe WhoのQuadrophenia(邦題「四重人格」)を原作としますし、「ヒポクラテスたち」は古尾谷まさとがA Hard Day's Night(邦題「ビートルズがやって来る ヤァ! ヤァ! ヤァ!」)とPaint it Black(邦題「黒くぬれ!」)を口ずさんでいました。

それはともかく、2回観たことで見えてきたことが多々ありますが、特筆すべきは後半麻薬の売人にハシエンダの出入チェックをさせるあたり。入場を断られのがニューオーダーのドラムの人とシンセの人、つまりThe Other Twoのお二人のような。
徹頭徹尾ニューオーダーのドラムの人はそこはかとない笑われキャラとして登場しているがゆえに、ブルーマンディを歌うクダリでは登場していなかったのもむべなるかな、と言えましょう。

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弥彦競輪開設記念(G3)決勝  2003. 6. 10 (Tue.)

小橋・阿部・中山の地元勢は揃って順位決定戦Aでアテにならない逃げ一斎藤マーク。斎藤が「俺には地元戦なぞないわい」と言わんばかりに三宅伸を逃がして捲りに徹するのもありかと。
選手 登録 脚質
1 1 高木 隆弘 神奈川 64 34 S1 追込 1
2 2 吉岡 稔真 福岡 65 32 S1 捲逃 8
3 3 岡部 芳幸 福島 66 32 S1 捲追 1
4 4 兵藤 一也 群馬 82 25 S1 追捲 0
5 合志 正臣 熊本 81 25 S1 追捲 1
5 6 金子 兼久 宮城 81 25 S2 追捲 2
7 戸辺 英雄 茨城 51 40 S1 追込 0
6 8 海老根恵太 千葉 86 25 S2 逃捲 18
9 加倉 正義 福岡 68 32 S1 追込 0
推理


並び
25 九州
36 北日本
817 南関に戸辺
4 単騎兵藤

(4)兵藤がどこへ行くのやら。番手戦をほのめかしてますが、先行必至とはいえ(8)海老根後位で(1)高木とやりあうより(9)加倉に競りこんで不動心(2)吉岡マークの方が着は拾えそうな気もしますが。
それはともかく、完全復活(2)吉岡ですが、優勝なし。Sシも含めて。まして人気を集めそうなここははずそう。来たらしょうがない。
(4)兵藤がどうでもいいとこでちょろちょろしてたら、番手(1)高木と(3)岡部の捲り追込み中心。(4)兵藤が番手に行ったら、(8)海老根(7)戸辺浮上で穴目。
3連単は不動心(2)吉岡不発時インに切れ込む(5)合志要警戒。

 
2車単
 
3連単
1=3,8=7
8−3,7=3
1−3/7−5

結果
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(8)海老根が打鐘で前団を押さえて先行態勢。北日本3番手で周回の(4)兵藤は切替えて4番手。中団5番手を(3)岡部がせしめ、不動心(2)吉岡は7番手で残り1周。
バックから捲る不動心(2)吉岡に合わせ、(3)岡部が3コーナーから発進するが不発。4番手から捲り追込む(4)兵藤と不動心(2)吉岡が前団に迫って直線。
番手絶好(1)高木が思いっきり斜行して後方からの捲りを止めながら追込んで優勝。不動心(2)吉岡2着でまたも優勝を逃し、(4)兵藤が3着。完全にナメられた(7)戸辺は4着。

 
2車単
 
3連単
1−2 2,490円 1−2−4 37,660円

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入場 2,519人 総入場 10,454人
売上 2,874,601,600円 総売上 7,828,561,400円


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rhetorical photograph  2003. 6. 9 (Mon.)

看板写真芸術には懐疑的なわたくしですが、知人の展覧会ということで行ってきました。標題のなかにしあつこ作品展。サブタイトルは「写真とコトバの対話 作品と観る者の対話」。

と、いうわけでキャプションでも説明でも記事でもない言葉を写真に添えることで作品として成立させるという仕組。言葉は余白に手書きがルールのようであります。ハガキ大にプリントした写真に客が言葉を書き添えたものも展示されてました。
下手すると、一昔前に路上で流行ったインチキ人生訓になってしまいます。そこを何とか逃れているのは作者の作品が規範としての効果を発揮しているからでしょうか。
俺的には、詩的になりがちな言説と写真の合体よりもキャッチィなタイトルづけによる異化作用が好みであります。
分倍河原で8日(日)まで。ってもう終わってるやん。

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弥彦競輪開設記念(G3)2日目優秀  2003. 6. 8 (Sun.)

山田初日に失格
選手 登録 脚質
1 1 小橋 正義 新潟 59 35 S1 追込 0
2 2 内林 久徳 滋賀 62 39 S1 追込 0
3 3 吉岡 稔真 福岡 65 32 S1 捲逃 7
4 4 阿部 康雄 新潟 68 36 S1 追込 0
5 児玉 広志 香川 66 34 S1 追込 0
5 6 望月 永悟 静岡 77 26 S1 追捲 0
7 三宅 伸 岡山 64 33 S1 捲追 2
6 8 兵藤 一也 群馬 82 25 S1 追捲 0
9 斎藤登志信 山形 80 30 S1 捲逃 4
推理


並び
326 混成
148 斎藤上越
75 瀬戸内

(8)兵藤が切り替え含みなるも上越3車が(9)斎藤マークでライン形成。いくら何も考えてないとはいえ、先行策は(9)斎藤と見るのが妥当。とはいえ、周回で中団とって瀬戸内前受けならば、まんま動かずということもありなむ。また、すんなり押さえて駆けるとも思えず。
瀬戸内両者は準決A権利の6着狙いならば目立った動き無かろうて。
そういうわけで、不動心(3)吉岡がカマシ気味に行ってしまえば琵琶湖のトヨエツ(2)内林。

 
2車単
 
3連単
2−3,2−6 2−1=9

結果
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周回は瀬戸内が前受け。吉岡ライン中団で(9)斎藤以下が後方。
赤板から上昇の(9)斎藤が打鐘で先行態勢。(3)吉岡がこれに続くと、こんなとこで競り合っては6着以内がおぼつかない(7)三宅は引いて後方8番手。
最終ホーム過ぎからの(9)斎藤の先行をバックから不動心(3)吉岡が、平成の鬼脚(1)小橋の牽制をものともせずひと捲り。(2)内林は追走一杯で直線伸びた(4)阿部が3着に食い込む。

 
2車単
 
3連単
3−2 570円 3−2−4 9,330円

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ヌー銅
ところでワシは何処でパンツを脱いだのかという忘却と自失  2003. 6. 7 (Sat.)

茫然自失


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極東最前線  2003. 6. 6 (Fri.)

インディーズでもないのにCDも持ってない人々の公演に行くのはいかがなものか、という気持ちもないではないですが、一度苗場で見たライブが結構印象的だったイースタンユースを赤坂ブリッツで。2,500円。

以前よりドラムの人もベースの人も髪を短く刈り込んでほぼ全員坊主。ドラムの人は昔の阪神のユニホーム姿。
カッコつけないカッコよさなオッサンたちであります。
相変わらず演奏は爆爆で音程度外視な絶叫が随所に。歌とギターの人は、昔のプロ野球のコーチなら絶対矯正するだろう肩肘に力入りすぎ、手首使わな過ぎ、なカッコ悪い演奏スタイルでカッコいいと思いました。

で、ほとんど歌詞は存じ上げないのですが、死にたくなるようなセンチメンタルや弱音や憂鬱や強がりをモッシュやダイヴに持ってくその力技は評価するに値すると思った次第でCDを購入したくなりました。

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猛虎熟知本(週刊ベースボール別冊)  2003. 6. 5 (Thu.)

サッカー雑誌のナンバーですが、元々はスポーツ全般を対象にしてたのでした。そのナンバーが、85年春「阪神は大阪の恥や」特集号を大ヒットさせたのを皮切りに、他社からも折にふれては阪神特集号が発刊されて、その内容は玉石混交であります。
そんな中、老舗のベースボールマガジン社からつい最近出たのが本作。

巻頭の対談「四番論(濱中おさむ×落合博満)」の扉からして両名のほぼ原寸大のどアップ写真。いきなり「笑かすぞ」という編集方針が迫ってきます。
助っ人ヒゲ列伝などのカラー写真を生かした企画頁も充実。極めつけは写真名鑑。
フツー選手名鑑は生年月日からはじまってのデータが書かれるべきものと思っておりますが、ここでは面白エピソードが書かれているのです。
いくつか例を挙げましょう。

 
藤田太陽
携帯の待ちうけ画面は滝。それはオフに精神修行のために訪れた岐阜の滝だ。
安藤優也 チームメートからは庶民派エースと呼ばれている。ブランド品には一切興味がなくユニクロ派。携帯電話もバッテリーがすぐになくなるという悩みをかかえながらも、4年前から買い換えていない。
井川慶 虎風荘では一番の出世頭も.1の倹約家。外出外食はほとんどせず休日は12時間睡眠。そんな中、最近大金をはたいて買ったのがミニ四駆の大型レース台。エースの自慢の逸品を見ようと皆部屋に足を運ぶ。
ムーア 井川のモノマネが得意。
伊良部秀輝 こわもての顔から想像できないほどプリン好き。最近、若手投手たちに勧めているのはゴマをプリンにかけて食べる方法。これで夏バテ知らずというわけだ。
下柳剛 本気でプロレスラーを目指していた時期もあったが、甲子園への憧れがそれを上回り野球界へ。甲子園を本拠とする阪神で、練習中に井川にプロレス技をかけ幸せを感じている
ウィリアムス 日本に来てからのお気に入りは知人にもらったカッパのTシャツ。それ以来、一部選手から「カッパくん」と呼ばれるようになった。
 
出番の多いピッチャーを中心に引用させてもらいましたが、こんな調子で支配下登録選手全員が写真つきで紹介されています。
数年前のドラフト1位の的場は、手術したヒザの回復のために飲んでいるコラーゲンの影響で、最近お肌の調子がいいそうで、プレステの「野球チームをつくろう」では濱中選手を1億円プレーヤーに育てたそうです。

さすがベ社制作。野球マニアなら阪神ファンでない方々でもそこはかとなく楽しめそうな500円。

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テレビ接続  2003. 6. 4 (Wed.)

接続図91年製のテレビが突然故障。買い換えました。修理に出すとかいう手も考えたのですが、ねじをはずして中を見るだけで1万円近く取られるのが実情。さらに珍しい部品の在庫を探して取り寄せて交換して何日もかけて部品代に修理代。新品買っても2万5千円ですから、何かおかしいと思いつつもテレビに育てられたようなもんですから背に腹は代えられません。
新品を購入して右図のように接続しました。

かつてひとつの商店街に2軒はあった街の電器屋ですが、今は電器屋のある商店街の方が珍しいです。ほぼ定価販売でバカ高な気にさせられた街の電気屋ですが、上図のような激しい接続もお茶の子さいさいでやってくれたことでしょう。修理も基本的に部品代に気持ち上乗せする程度。量販店進出の規制緩和を最初歓迎した我々ですが、果たしてこれでよかったのか。マネタリズムがコミュニティも家庭も破壊した「閉店」だらけの街を見よ!と歌うアワ・フェイヴァリット・ショップ(スタイルカウンシル)A面2曲目「オールゴナウェイ」を口ずさんでしまいます。

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競艇  2003. 6. 3 (Tue.)

1日の日曜日。宮杯は準決勝でしたが、中央競馬は日本ダービー。伝統と格式を誇るビッグタイトルなのかもしれませんが、まだ4回か5回ぐらいしか走ってない競走馬が走るのではその他のG1競走に比べて見る気がしませんでしたが、競輪中継の合間に見ました。が、クラフトワーク号という名前の競走馬の進路が塞がれたという以外あまり覚えていません。

それより、渡辺一貴が村上を差した最終レースが終わった後の注目は競艇。SGというから(たぶん)競輪や中央競馬のG1並のビッグレースの決勝に61歳の爺が恵まれて勝ちあがっていたのでした。
爺はまずまずのスタートから最初のターンを無難にまわって、先頭のボートに僅差の2番手。あわや、爺の優勝か?と身を乗り出させてくれましたが、その後の周回でじわじわと抜かれて結局4着か5着に終わってしまいました。

ところで、その大会の名称が笹川賞。
大宮記念(G3)の冠名ににその名を残す競輪生みの親、倉茂某ですが、彼がファミリー企業に関連事業を独占させたり、バーコードの普及や検診車の拡充に充てる基金の裁量権を一手に握ったり、テレビに出て子どもに偽善を奨励したり、日本自転車振興会や日本自転車普及協会の英名に自分の苗字を使ったりという悪い噂は耳にしませんが実のところはどうなのでしょう?

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第54回高松宮記念杯(G1)決勝  2003. 6. 2 (Mon.)

東西対抗戦の名残を残して東西半々の選手選考なれど、決勝メンバーの7名は西から。
 
選手
 
登録
 
脚質
こう戦う
1 1 村上 義弘 京都 73 28 S1 逃捲 17 先行です
2 2  堤 洋 徳島 75 27 S1 捲逃 8 中団から
3 3 小嶋 敬二 石川 74 33 S1 捲逃 14 富生君とワンツー決められるように
4 4 松本 整 京都 45 44 S1 追捲 1 村上君の後ろで自分の仕事
5 大井 啓世 奈良 58 37 S1 追込 0 公私共に一貴さんに世話になってるし、一貴さんの好きなように
5 6 渡辺 一貴 滋賀 58 38 S1 追込 0 気持は番手やけど松本さんは世話になってるし。迷ってます
7 佐藤慎太郎 福島 78 26 S1 追込 0 今年は先行の番手
6 8 新藤 敦 神奈川 62 35 S1 追込 0 堤君の後ろが空いてるんで
9 山口 富生 岐阜 68 33 S1 追込 2 小嶋君と作戦を立てて2人で独占できるように何とかしたい
推理


並び
28 堤新藤  39 中部  14/7/65 近畿(村上後位競り)

(6)渡辺は昨日に続いて(5)大井の前をまわしてもらえるだけでも御の字というに、これも地元という病か準決で差しきったせいか、(1)村上マークに未練ある模様。地元選手に花を持たせるという考えをその人生観に持たない(4)松本がそれを認めるわけもなく、おそらくは3番手で折り合うと見る。が、(7)慎太郎をアンコにして後退させるような見せ場の作り方もあるぞ、と一言申し添えておきたし。
それはともかく、大舞台で自分を省みぬポトラッチ先行目立つ先行小僧(1)村上と(3)小嶋社長なれど、ここは彼らを上回るビッグネーム不在。自分の競走でG1制覇を目指すはず。
ならば、(3)小嶋社長は3コーナーから届くかどうか一か八かの捲り追込みを主体に落ち着いて仕掛けたいところ。一方、先行小僧(1)村上はたとえ後ろを競らせてもペース駆けに持ち込みたい(と思いたい)。
ゆえに、主導権争いや後続ちぎれた先行の番手にハマるとかで小松島の袴田よしひこ(2)堤に展開向く可能性は少ないと推察。

 
2車単
 
3連単
1=3 3=9−1
押さえ;社長不発 1−2,1−8

結果
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(3)小嶋社長がS取って中部の前受け。3番手から小松島の袴田よしひこ(2)堤−62期ナンバー1(8)新藤。(6)渡辺折り合い5番手から4車近畿ラインで最後尾に(7)慎太郎。
赤板で(7)慎太郎が上昇して(1)村上後位(4)松本に競りこむ。打鐘を聞いて先行小僧(1)村上が上昇。(3)小嶋社長の踏み出しにも慌てず出切ってから1コーナー過ぎまで流して先行態勢。番手戦は(7)慎太郎。
近畿ラインに続いた(2)堤が休まず2コーナーから捲るが、3コーナー(1)村上の踏み直しに2番手アウトまでで不発。
直線、後続寄せつけず逃げ切るかに見えた(1)村上を3コーナーから捲り追込んだ(3)小嶋社長がとらえる。

 
2車単
 
3連単
3−1 1,300円 3−1−7 23,150円
的中

line

入場 7,681人 総入場 26,912人
売上 4,984,118,900円 総売上 17,460,823,800円


第54回高松宮記念杯(G1)準決勝  2003. 6. 1 (Sun.)

10R
選手 登録 脚質
1 1 伊藤 保文 京都 71 31 S1 自在 4
2 2 小川 圭二 徳島 68 32 S1 追込 0
3 3 佐藤慎太郎 福島 78 26 S1 追込 0
4 4 新藤 敦 神奈川 62 35 S1 追込 0
5  堤 洋 徳島 75 27 S1 逃捲 8
5 6 坂本 英一 栃木 59 35 S1 追込 0
7 伏見 俊昭 福島 75 27 S1 逃捲 19
6 8 高城 信雄 兵庫 77 28 S1 逃捲 17
9 鈴木 誠 千葉 55 38 S1 追込 0
推理


並び
814 近畿に新藤
52 徳島
6 坂本
739 福島に鈴木

好調(8)高城もゴージャス(7)伏見には及ばず。が、ホームで踏まされる分、小松島の袴田よしひこ(5)堤の捲りが届こう。近畿勢がアウトに浮くとき、(4)新藤の動き次第で後続もつれれば前で。

 
2車単
 
3連単
5−2,5−3,5−6
5=7
3−7−6/9

結果
line

(3)慎太郎がS取ってゴージャス(7)伏見を迎え北日本の前受け。中団に近畿勢と(4)新藤(6)坂本。(5)堤は後方8番手で周回。
動き無いまま打鐘を過ぎ、最終ホームで(8)高城がカマシ先行。合わせてゴージャス(7)伏見も踏み出すが叩かれ後退。近畿−(4)新藤で出切った2コーナーから(5)堤捲り発進。
3コーナー(1)伊藤のブロックで脚勢落ちるものの直線で(8)高城を交わす。(1)伊藤のインから追込んだ(4)新藤が2着。

 
2車単
 
3連単
5−4 5,470円 5−4−3 75,390円


11R
選手 登録 脚質
1 1 小嶋 敬二 石川 74 33 S1 捲逃 13
2 2 小野 俊之 大分 77 27 S1 捲追 1
3 3 山口 富生 岐阜 68 33 S1 追込 2
4 4 松本 整 京都 45 44 S1 追込 1
5 斎藤登志信 山形 80 30 S1 逃捲 4
5 6 島田 竜二 熊本 76 28 S1 捲追 0
7 市田佳寿浩 福井 76 27 S1 逃捲 16
6 8 坂本 勉 青森 57 40 S1 逃捲 11
9 小橋 正義 新潟 59 35 S1 追込 0
推理


並び
13 中部
589 東
26 九州
74 近畿

(7)市田の逃げ一で天下布武(2)小野と何も考えてない(5)斎藤で中団獲りあいの様相。が、満を持して(1)小嶋社長が捲ろうぞ。
(5)斎藤の捲りに(4)松本がスイッチという展開もありなむ。

 
2車単
 
3連単
4=5,4=9 1=3−4/8/9
4−1=3

結果
line

打鐘で(7)市田が上昇して先行態勢に入ると、天下布武(2)小野が続く。前受けの(5)斎藤が引いた5番手で粘るとアウト併走となった(1)小嶋社長が最終ホームで(7)市田を叩く。
出切った(1)小嶋社長が流すと天下布武(2)小野は追い上げ中部3番手を奪取。(2)小野後位に(9)小橋がスイッチ。
後続のもつれを尻目に快調に逃げた(1)小嶋社長を直線(3)富生が追込む。
天下布武(2)小野と平成の鬼脚(9)小橋で激しい3着争い。が、インの魔術師(4)松本がイン突いて3着。

 
2車単
 
3連単
3−1 970円 3−1−4 4,750円
的中


12R
選手 登録 脚質
1 1 有坂 直樹 秋田 64 33 S1 追込 0
2 2 村上 義弘 京都 73 28 S1 逃捲 16
3 3 東出 剛 千葉 54 38 S1 追込 1
4 4 渡辺 一貴 滋賀 58 38 S1 追込 0
5 岡部 芳幸 福島 66 32 S1 捲追 2
5 6 坂上 樹大 石川 80 25 S1 捲逃 5
7 新田 康仁 静岡 74 29 S1 逃捲 10
6 8 加藤 慎平 岐阜 81 25 S1 捲逃 18
9 大井 啓世 奈良 58 37 S1 追込 0
推理


並び
73 南関東
86 中部
51 北日本
294 近畿

先行小僧(2)村上に立ち向かう気概ある起動型見当たらず。中団から迫るのは南関勢と見た。

 
2車単
 
3連単
2=9,2−3,2−7  

結果
line

近畿ラインの並びは31日付け夕刊デイリースポーツ紙では(2)村上−(9)大井−(4)渡辺だったのが、今朝のデイリー紙では(2)村上−(4)渡辺−(9)大井。ならば裏目無用

周回は南関東−近畿−北日本−中部。(8)加藤が打鐘で誘導を交わし、最終ホーム手前から反攻の近畿ラインを出して中団獲り成功かと思いきや、(5)岡部もアウトから追い上げて取り合い。自称静岡の赤い彗星(7)新田は8番手におかれ(2)村上の先行では圏外。
近畿上位独占の様相で直線、よもや(4)渡辺が追込んで1着。

 
2車単
 
3連単
4−2 1,910円 4−2−9 4,960円

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