夏祭記(2009/07/16-)
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澁澤龍彦 映画論集成(澁澤龍彦/河出文庫)
  2009. 7. 31 (Fri.)

エロエッセイの巨匠・澁澤龍彦のエッセイ集は全部読んでる気になっていましたが、まだまだありました。河出文庫から今年再発されたものから表題作を、普通サイズの文庫もついに大台に突入の1,000円+税をブックフェアにて2割引で購入。
ヨーロッパデカダンな背徳映画紹介を期待しましたが、のっけから恐怖映画で飛ばされます。と言いますか、第1章を恐怖映画でまとめたのは編集の仕事なのですが、これがじつにいい仕事。安易なサイコホラーが確立する前の非現実映像から、いかに映画的な見どころをとらえるかという点で澁澤ならではの筆が冴えます。ピーターカッシングとクリストファーリーの2大ドラキュラ俳優共演による「ドラキュラ」と「エクソシスト」しか知ってる作品は出てきませんが、魂を揺さぶる恐怖に陶酔するおかしみに共感させてもらえました。
第2章では、「エロスと悪」という章タイトルから察せられるような澁澤エッセイの真骨頂を味わって、問題の第3章「モンローとドヌーヴ」。モンローについては1編のみで、「昼顔」を中心にドヌーヴの魅力をしつこく描写するエッセイ5連発。よほどの心酔ぶりがうかがえます。
ドヌーヴの容貌が思い浮かばないわたくしは、勝手に他の女優さんを思い描きながら読んだのですが、後にネットで調べてみたら全然別人でした。わたくしが妄想していたのは、ミレーユダルクだったと判明して、サドっ気においても渋沢大先生には到底かなわないなという感想を禁じえなかったのでした。

おしんのくしゃみ  2009. 7. 30 (Thu.)

苗場から帰ってきた月曜昼間のトーク番組をうつらうつら見ていたら、おしんをやってた女優が「くしゃみをしない日がない」みたいなことを言ってました。今までまったく意識してなかったのですが、ひょっとして俺様も?と思ったその日から真夏というのにくしゃみをしない日がありません。

FUJI ROCK FESTIVAL 09  2009. 7. 29 (Wed.)

グリーンステージ4万人収容肝心の音楽の話しをしてなかったんで、軽く振り返っておきたいと思います。
朝一はポリシックス。わたくしにとっては、CDをほとんど持っているのにライブを見そびれてるバンドの代表格。ニューウェーヴテクノのヘヴィ化に取り組んでおられる昨今の作品同様ヘヴィな演奏。80年代的時代精神はもはやシンセのお姉さんのみにゆだねられた模様と受け止めました。

ホワイトステージ1万人収容午後はオレンジコートの頭脳警察から。開演予定時刻を10分近く過ぎてようやく登場。ひょっとしたら2人だけでやるのかと思いきやサポートメンバー4人を加え、「ボーンツービーワイルド(日本語詞)」から始まる70年代的時代精神を醸し出すロックな演奏。昔流のサウンドバランスなので、せっかく若者たちにも聞かせてやりたい歌詞が聞き取りづらいです。照れ笑いをはさみながら10月にニューアルバムをリリースすると発表され、新曲も1曲。題して「俺たちに明日はない」。
6曲目ぐらいに「サマータイムブルース(日本語詞)」から代表曲「銃をとれ!」に移って盛り上がってきたところでまた「サマータイムブルース(日本語詞)」に戻って終了。ここで本降りの雨。終演予定時刻まで10分以上残しての終了という遅出の早仕舞いだったので、フィールドオブヘヴンから聴こえてきたサニーデイサービスへ。
オレンジコート5千人収容 ベスト盤に入ってるなじみのある楽曲中心の構成のなか、新曲も2曲ほど披露。頭脳警察とは逆に歌詞が聞き取りやすすぎて90年代後半の世界の半径が狭まる時代精神を感じてしまいました。
夕刻、レッドマーキーに降りてきてフリクション。ベースとドラムの2人だけ。80年的時代精神を期待してましたが、きっちりオルタナ以降の現代性溢れる音作り。されど体格は完全におっさんのそれ。
ここまで日本人ばかりだったので、浜崎貴司も高橋幸宏も遠慮してウィーザーに備えましたが、これまでに出てきた全員を合わせたしゃべくりより多くの日本語しゃべくりを聞かされ、なごんで終了。

FUJI ROCK FESTIVAL 09  2009. 7. 28 (Tue.)

天国バーガーとフィッシュ&チップスが欠かせないフジロックフェスティバルですが、11時半からのポリシックスに余裕で間に合うように10時台に天国バーガー売り場に赴いたところ開店前。
しょうがないので隣の店で売ってたワレメ天国という食品に、そのネーミングにも惹かれて挑戦してみました。
ワレメ天国
ジンギスカン丼硬めのパンの中央部にワレメを入れて、そこにハッシュドポークを流し込んだ代物。他にスジカレー、チキンクリームシチューもありましたが、ホルモンもかしわも苦手なわたくしには選択肢たりえません。
あと、夕方の頭脳警察の待ち時間にオレンジコートのジンギスカン丼にも挑戦。どちらもまずまずでしたが、また来年も是非食いたいと思うほどには至らず、サニーデイサービスの後フィッシュ&チップスを食べて帰り際に豚汁ぞうすいで終了しました。途中、ビール1杯、ラムコーク3杯。

FUJI ROCK FESTIVAL 09  2009. 7. 27 (Mon.)

行ってきました。
日帰りはあわただしくなってしまいます。ふだんなら無理してまで見ないもんも、今日1日ですべてを出し尽くさんと意気込むと、つい。
うさぎ_夜
うさぎ_朝

滝行  2009. 7. 26 (Sun.)

もうウェラー師はとっとと帰られたことと思うのですが、ひょっとしたら居残ってぶらぶらされてるかもしれません。
ちょっと探しに行ってきます。
天国バーガー

第5回サマーナイトフェスティバル[GII]決勝
  
2009. 7. 25 (Sat.)

9R 88期対決。誘導速い川崎競輪
選手 登録 脚質
1 1 武田 豊樹 茨城 88 35 SS 捲逃 9
2 2 伏見 俊昭 福島 75 33 SS 追捲 1
3 3 加藤 慎平 岐阜 81 31 S1 追込 0
4 4 後閑 信一 東京 65 39 S1 追捲 2
5 石丸 寛之 岡山 76 35 SS 捲逃 5
5 6 小橋 正義 新潟 59 41 S1 追込 0
7 山崎 芳仁 福島 88 30 SS 逃捲 7
6 8 内藤 宣彦 秋田 67 38 S1 追込 0
9 中川誠一郎 熊本 85 30 S1 捲逃 5
推理


14 関東
728 北日本
6 小橋単騎
539 西

こう誘導が速いとみんな前を取りたがる。外枠ラインの西日本勢が青板周回から抑えに上がるが、弱くない(1)武豊引かず。
赤板ホームを過ぎてイケメン(5)石丸が抑えて流す。が、誰も来ないんで成行きイケメン先行から。

 
2車単
 
3連単
3=9,3=7,7=9  

結果
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ゴージャス(2)伏見がS取るが、イケメン捲リスト(5)石丸を迎え入れ、西勢が前受け。平成の鬼脚(6)小橋が続いて五右衛門(7)山崎が5番手で周回。
後方から弱くない(1)武豊が上昇、赤板ホームを(7)山崎の外併走で通過すると、(7)山崎は引く。
打鐘前から(1)武豊が再度踏み上げ、(5)石丸を抑える。すかさず続いた五右衛門(7)山崎が叩いて打鐘過ぎから先行態勢。後方からの動きなく、最終ホームまで流してから逃げる。
2コーナーから捲った弱くない(1)武豊が、ゴージャス(2)伏見の牽制を3コーナーまでに交わし、直線内から差し返す(2)伏見の猛追を凌いで1着。
(1)武豊の捲りに乗って、3コーナーからイケメン捲り追込んだ(5)石丸をゴール前交わして骨折野郎加藤(3)慎平が3着。

 
2車単
 
3連単
1−2 3,160円 1−2−3 14,550円

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入場 9,567人 総入場 15,310人(対前年[四日市]176%)
売上 1,680,878,400円 総売上 2,891,513,200円
(対前年91%)

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国道壊滅  2009. 7. 24 (Fri.)

枚方は読めるのですが、中振をどう読むのかがわかりません。なんとなく「ちゅうぶらりん」みたいな感じがしないでもありません。 堀川五条下ル南向き

長塚出馬か  2009. 7. 23 (Thu.)

期間限定の仕事と言えば、6年保証の税金泥棒・参議院議員がみんなの憧れですが、スポーツ界から参議院議員への転出は人々から人間のクズと称されてしまいます。
ノックやはげてからの青島でも務まったし、東国原でも評価されてるとはいえ、参議院か軍団で修行されてたり、いずれも話芸の持ち主。一人で重責を担う知事職は参議院の比ではなくたいそう大変であることが想像できます。そこに清和会森の系統とは違うところから名が出るだけでもすごいぞ、長塚。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破  2009. 7. 22 (Wed.)

ますますテレビシリーズから離れて残酷化する、アスカ来日以降のパラレルワールド。
映像の速度のみならず濃度や綾波の人情、半裸場面増量などで1,800円(わたくしは男性割引デーで1,000円で入場)分の値打ちを出そうとなさってる意図はうかがえますが、意味のない新眼鏡キャラ導入に象徴されるように、アニメを壊すアニメだったものがアニメ内世界に向かってまっしぐらという感慨を禁じえません。あるいはパチンコ他権利ビジネスのデータベース増産のための新作。
そのため我々をひきつけた生命論による神経症解釈的な部分などは根こそぎ通俗的なドラマに回収され、もう次回作は見なくてもいいという結論に至りました。

巡行  2009. 7. 21 (Tue.)

既報通り、先日の緊急帰郷の折には祇園祭でごった返していました。家事都合を済ました後の17日は偶然たまたま大阪で仕事があったのでした。
阪急烏丸駅から大阪を目指したのですが、山鉾巡行でごった返していました。
ですが、穴場の四条新町〜四条室町間は程々の人手。警官の目の前で車道に出て写真を撮れるぐらいの余裕もあります。
1年ぶり(バイト学生の一部は初めて)の辻回しで、まだ慣れない、いささか下手な辻回しをいくつか拝見してから烏丸駅へ。
後方から船鉾
岩戸山
北観音山

宵山  2009. 7. 20 (Mon.)

先日、家事都合で緊急帰郷したのですが、ちょうど祇園祭の宵山でごった返していました。
囃子手
上画像は囃子手決死の覚悟による箱乗りの様子です。下画像は先っちょの怪鳥が妖しい船鉾。
月鉾提灯
船

右の仮説標識の矢印の先っちょが薄ら禿を指し示しているように見えるかもしれませんが、たまたまの偶然です。
標識

小松島記念[阿波おどり杯争覇戦]決勝  2009. 7. 19 (Sun.)

11R 出来出色は成田なれど
選手 登録 脚質
1 1  堤  洋 徳島 75 33 S1 追捲 2
2 2 岡部 芳幸 福島 66 38 SS 捲追 1
3 3 石丸 寛之 岡山 76 35 SS 捲逃 3
4 4 室井 健一 徳島 69 38 S1 追込 0
5 柴崎 淳 三重 91 22 S1 捲逃 11
5 6 渓 飛雄馬 愛媛 86 30 S2 自在 3
7 成田 和也 福島 88 30 S1 自在 1
6 8 藤原 浩 高知 87 30 S1 捲追 3
9 有坂 直樹 秋田 64 39 S1 追込 0
推理


279 北日本
58 臨時
6314 中四国

ヤンググランプリでのヘタレっぷりから察して(5)柴崎がいれど、(6)渓がドカンと行くのを阻むものなし。(3)石丸が2コーナーからイケメン捲りで四国作戦。

 
2車単
 
3連単
1−3,1−4,1−5  

結果
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打鐘前2コーナーまで我慢して(6)渓が踏み上げるが、前受けのヘタレ返上(5)柴崎が突っ張り、最終ホームを前に早々に(6)渓があきらめて四国作戦崩壊。否、(8)藤原が踏み遅れて(5)柴崎後位が(3)石丸となる。が、(5)柴崎流す最終ホームで(8)藤原が内から追い上げ四国作戦瓦解
(3)石丸の最終ホームからのイケメン捲りと再発進した(5)柴崎のもがきあいとなる最終バックから東大顔王(2)岡部が発進、小松島の袴田(1)堤が3コーナーからあわせて出るが、そのまんま前団飲み込み1着。
(4)室井にからまれ一度離れた(7)成田が直線外伸びて2着。
(1)堤(4)室井の地元二人が仲良く3着同着。

 
2車単
 
3連単
2−7 1,920円 2−7−1 6,140円
2−7−4 13,070円

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入場 1,785人 総入場 4,950人(対前年95%)
売上 2,394,302,200円 総売上 7,167,687,200円
(対前年91%)

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家事都合  2009. 7. 16 (Thu.)

しばし更新を休みます。
小松島記念は各自がんばってください。

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