KARATE HOUSE(POLYSICS) 2007. 3. 28 (Wed.)
前作が弾けすぎてて2,3回しか聴かないうちに出た最新作。よくまぁほぼノーコンセプトで毎年毎年LPを出される量産っぷりにおののかされるのですが、過剰なちょい発狂を程よく抑制されて久々の快心作と受け止めました。
本作の特長は女声ボーカル増量とギターの音符が少ない。と、いうわけでリーダーの林が控えめであるほど評価が上がるからくり。
電気グルーヴの名曲?っぽい楽曲に加えPモデルの1枚目から「偉大なる頭脳」をカヴァーされていて、我々年寄り向けのツボも押さえておられます。
「偉大なる頭脳」ではシンセパートもギターを弾かれており相変わらず出しゃばりっぷりはしょうがないのですが、1980年前後の時代の危機感が半音つの変化に象徴されてただけでなく、この半音変化はバンドを組んでから楽器の練習を始めるという時代精神ともマッチしていたはずだなどという感慨にも浸ることができました。
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