音楽日報'13
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輝け! イマケイレコード大賞2013  2013. 12. 27 (Fri.)

年末恒例のレコード大賞です。今年は5回ぐらいレコード屋で試聴しまくって選び抜いた数少ないCDを購入した結果、がっかりは回避できました。
5回ともThe STRYPESは聴いたような気がするのですが、キメテに欠けると言いますか、3回聴いたら飽きそう、と思いつつ5回ぐらい聴いて購入に至らず。

■レコード大賞(欧州)
MORE LIGHT (PRIMAL SCREAM)

■レコード大賞(国内)
浮き名 (椎名林檎)

■最優秀新人レコード大賞
Silence Yourself (Savages)

■審査員特別功労賞
なんだこれくしょん (きゃりーぱみゅぱみゅ)
Live at Bestival (New Order)
Tetsuro Kashibuchi Songbook (Moonriders)

■買ってがっかりさせられたレコード大賞
該当作品なし

■買うのを我慢して(たぶん)正解だったレコード大賞
SNAPSHOT (The STRYPES)


Tetsuroh Kashibuchi Songbook(Moonriders)
2013. 12. 22 (Sun.)

20世紀までのかしぶち作品から17曲抽出の編集盤があります。なぜかこの作品だけ自室内数箇所に点在するCD置場のうちのムーンライダーズのコーナーではなく、「その他新作」的なところに位置している隠れ名盤。
位置づけが難しい作品が並んでいるのですが、いきなり少年少女合唱隊に「どうしたの?」と尋ねられて始まる「砂丘」からシャンソンをオペラチックに歌い上げるサビから入る「ガールハント」まで、つねに変革する楽団にあるなかで、変革の斜め上に位置して楽団に不足しがちな「二枚目」要素をまぶしてくださっていたとかみしめつつ聴き直しています。合掌


浮き名(椎名林檎)  2013. 12. 18 (Wed.)

最初の2枚はアホほど聴かせていただいたのですが、3枚目の前の「唄い手冥利」みたいな名前のカヴァー集できっぱり聴かなくなった椎名林檎が他の男性ミュージシャンの作品に客演した寄せ集め集。デビュー15周年記念発売ということですが、ZAZEN BOYSが2曲も入ってるんで3,000円+税で購入しました。
冒頭ストリングス系シンセ満載の上に弦ががぶる贅沢で大げさな富田恵一作品にセカイ系世界が朗々と歌い上げられる「やさしい哲学」なる名曲。Cメロでさりげなく押し売りマーケティング社会批評のおまけつき。終わるや否やダルいリズムギターから始まるZAZEN BOYSの「CRAZY DAYS CRAZY FEELING」。ここでは椎名林檎は表題をコーラスするだけなのですが、繰り返される諸行無常と蘇る性的衝動のZAZEN BOYS的テーマのヴァリエーションが繰り出され、終わるや否や、MO' SOME TONEBENDERの「ロッキンルーラ」。ここれは椎名林檎はピアノとコーラスだけなのですが、ピアノにロックの人だという主張がこめられてるところが伝わってきます。
全開バリバリで3曲飛ばすや、ここで弦楽四重奏曲になって少し落ち着きます。英語詞でもそこらへんの女声シンガーと違うところを感じるのですが、このあともすべての楽曲は一瞬静かになりますが曲間0秒でつながれ息つくまもなく、中田テクノポップやらレキシファンクやらテイテクノやらビッグバンドから現代音楽まで古今東西の名曲メドレーが繰り返されるおトクな1枚。
ベンジーの楽曲では、その歌唱をあんまり好まないなのですが、なよなよボイスをぐっと引き締める茂木欣一のドラムが聴けます。谷口某のアーバンAORな2曲のみ飛ばしがち。


バックコーラスの歌姫たち  2013. 12. 15 (Sun.)

原題は「20 Feet from Stardom」。バックコーラスでポピュラー音楽に大変革をもたらしながら陰に隠れがちな、おもに黒人女声シンガー複数人の生き様にスポットライトを当てたドキュメンタリー映画。
黒人女声コーラスというとローリングストーンズの「ギミー・シェルター」とピンクフロイドの「虚空のスキャット」が真っ先に思い浮かんで後が続きませんが、このうち「ギミー・シェルター」の方を歌ってたおばさんも出てきます。「虚空のスキャット」の方は出てこずじまい。

前半、50年代から60年代の黒人音楽隆盛に伴って「楽譜通り」に歌ってた白人コーラスに取って代わって、牧師の娘主体にゴスペルから生まれた黒人コーラスの台頭が描かれるのですが、業界、とくにフィルスペクターにだまされ影武者レコーディングなどで不遇を余儀なくされるおばさんの話が基軸となります。
それが60年代末から黒いものを求めるイギリス人ミュージシャンによって黒人コーラスなしには成り立たない時代の音楽が現れます。顕著な例としての「ギミー・シェルター」でデヴィッドボウイの「ヤングアメリカン」。これがすっかり定着した80年代のトーキング・ヘッズが映画の冒頭でした。
ところがこの時代、フィルスペクターとかにだまされまくってたおばさんは歌をやめて家政婦をしていました。その後復帰してグラミー賞やらロック大賞やら受賞してこのおばさんは報われるのですが、そうでもないおばさんたちもいらっしゃいます。そういうわけで「スターダムまでの20フィート」という原題なのですが、いい音楽をバックになじみのないおばさんたちの語りが続くので睡眠不足での鑑賞はおすすめできません。


スチュワート  2013. 10. 25 (Fri.)

足首グレイプバインばりの可愛い歌声で変体ポップスを聴かせるおっさんたちの3人組バンド、スチュワートのライブに行ってきました。聴かしていただくのは5回目か6回目なのですが、いつの間にかベースの人が変わってました。
足首を見せたがる若者がベースを弾いていたのですが、まだ遠慮があるのか、足首以外は控えめ。今後が楽しみです。


Live at Bestival (New Order)  2013. 10. 19 (Sat.)

2012年9月8日のフェスティバルで収録されたライブ盤が全13曲で税込1,800円のお買い得価格。
ビデオ発売された中野サンプラザでのライブのころと比べると格段に上手になってはいますが、移ろいやすい歌唱や演奏もそのままに収録。概ねアルバム1枚につき1曲平均で長い歴史を数十分で振り返らせられる選曲で、今世紀になってからやるようになったジョイディヴィジョンの名曲も3曲収められています。
ジョイディヴィジョンの名曲は、やり始めた頃に苗場で拝聴したのですが、そのころからはあまり上手くなってないように感じました。
そんなわけで数あるライブ盤でもライブ感高めのライブ盤であります。


Vimclip  2013. 8. 14 (Wed.)

Vimclip自動車で小1時間のところにある巨大ショッピングモールに行ってみましたところ、男5人組の歌って躍るアイドルグループによるショーをやってました。歌も踊りもヒップホップ調が多かったので、とくに興味をひくほどのことではなかったのですが、なかなかにアイドル性の高い若者たちでファンもそこそこついてるようでした。
彼らが何を目指してらっしゃるのかは推し量れませんでしたが、歌うやつを2人以内にしぼる、または楽器を演奏する、または韓国人である、などの条件を満たさないとテレビなどのマスメディアは絶対に相手にしてくれないわが国の芸能界鉄の不文律を思うと、少し気の毒な気持ちになりました。
鉄の不文律に風穴を開けるべく、がんばっていただきたいものです。


なんだこれくしょん(きゃりーぱみゅぱみゅ)  2013. 8. 10 (Sat.)

わりとどうでもいい流行歌の半分ぐらいは可愛いお姉さんが歌うテクノ歌謡だといいな、と考えるのですが、いかがでしょうか。しかしながら80PAN解散後は中田ヤスタカ独占状態。Perfumeはどうか、常日頃考えるのですが、前で歌ってるフリをしながら踊らされてる不細工なお姉さん(ショートカットはマシ)の像がちらつくとどうしても萎えてしまってCDを買ってまで聴くに気にはなれませんでした。
で、きゃりーぱみゅぱみゅの1作目は買うのを我慢できたのですが、2枚目の本作は、税込3,150円の強気価格ながら、名曲目白押しで我慢し切れませんでした。
耳になじみのある濃厚なヒット曲の合間合間にテクノなプチ名曲が挟み込まれる構成で全12曲。惜しむらくは、電気グルーヴのヒット曲の多くのように、ギターサウンドが欲しいところですが中田では無理か。


SAVAGES/松田龍平(FRF'13)  2013. 8. 2 (Fri.)

ところ天国ここまで天国バーガーを食べてないので、3日目はところ天国の行列に並ぶところから始まりました。
雨に降られたり便所の列に並んだりしながら昼を過ごして、ホワイトステージへ。とくに真面目な発言はなかったThe Telephonesで準備体操をしてからSAVAGESに備えて最前列(付近)へ。
すると近くに松田龍平がいました。
テレフォンズ やはり黒ずくめで登場のSAVAGESの皆さんの演奏は期待以上のもので、エフェクターが随所にそこはかとなく効いてるCDと違って生演奏はダイジョブか?という一抹の危惧を抱いていたのですがまったく杞憂に終わりました。
ギターのお姉さんは終始ギターを見ながらの演奏に没入の様子で美人なのかそうでないのかわからずじまいでした。インド系が入ってるっぽいベースのお姉さんは愛嬌を押し殺すかのように目を閉じがちに演奏に没入され、ジャケ写の人とは思えないフツーのブロンド美人なドラムのお姉さんは全身でドラムと格闘なさる迫力の演奏です。
ボードウォーク そんななか、レズっぽい短髪超美人のお姉さんがぎこちなく絶唱。
演奏が始まってしばらくして降りだした雨は、中盤、大ヒット曲She Willの絶唱にあわせるかのように本降りとなり、終演にあわせるように降り止み、晴れ間が差し込んだのでした。
それとは気づかぬ客が散ってゆくなか、わたくしも含め龍平が気になる一部の客はその場に立ち尽くすして余韻を楽しんだのでした。

結局真剣に聴いたのはSAVAGESだけだった気がするのですが、グリーンステージに戻ってMOMFORD & SONSを聞き流してから、3日連続となるカレーを食べました。
プリンスホテルのカレーなんでてっきりビーフカレーだと思い込んでたら、なんとチキンカレー。わたくしはかしわ(鶏肉)が嫌いです。不幸中の幸、フランクフルトも同時に購入していたので、ソーセージカレーとしていただきました。
グリーンステージに戻って、リードヴォーカルの歌唱力が俺様といい勝負(要所要所が微妙に音痴)だとは知らなかったVAMPIRE WEEKENDで心身ともに冷え切って、こんなことなら相対性理論を聴きに行っとけばよかったと悔恨を残しつつThe CUREは断念して帰宅いたしました。

LAMA(FRF'13)  2013. 8. 1 (Thu.)

レッドマーキー2日目はTHE BAWDIESという日本の若者のビートロックバンドから始まったのですが、楽曲間のコメントが「歌わさせていただきます」のようにたいへんな丁寧語でした。前日聞いた謝意を述べまくるケムリや、いい時間帯に出してもらえて謙虚に徹しつつ平和メッセージを訴えるブラフマンの人など、真面目でないとグリーンステージには立てないのかという思いを抱かされました。
それはさておき、昼食は毎年恒例のフィッシュ&チップスにしてスペインの甘いビールを飲んでからレッドマーキーでLAMAのテクノサウンドを楽しませていただきました。
ジャックダニエル石像元スーパーカーの2人にDJがいてギターに田淵ひさ子。これまで、グリーンステージのナンバーガール、ホワイトステージのブラッドサースティーブッチャーズで田淵ひさ子はみていて今回が3回目。フジロック田淵ひさ子グランドスラムまであと少しです。

LAMAを拝聴している間に雨が降り出し、この後は断続的に雨に打たれる修行状態とあいなりました。
修行しながら奥田民夫やFOULSを拝聴して、ビョーク?誰それ、という表情で寄宿。
帰りがけにゲートの外の店でカレーライスをいただきました。他より少し安い分、ハウスやS&Bの力を借りれば誰でも作れる味でした。腹持ちがいいように「肉巻きドック」400円をつけてソーセージカレーにしようとしたのですが、肉にまかれていたのはなんとご飯。期せずして大盛りカレーを食べることになってしまいました。
駐車場の手前でものすごいブロンド美人(黒ずくめ)集団とすれ違ったのですが、はたと気づいて振り返ったらSAVAGESの皆さんでした。きっとビョークを見に行かれたのでしょう。

絶対原子力戦隊スイシンジャー(FRF'13)  2013. 7. 31 (Wed.)

オレンジコート今年はルート17ロックロールオーケストラなる大編成にトータスとか甲本ヒロトが歌で参加するバンドで始まったのですが、トータスが持ち歌を1曲歌った以外はオールディーズ主体で甲本は西城秀樹を2曲というカラオケ大会で早くも先行きが思いやられる立ち上がりとなりました。
その後、最奥のオレンジコートまで行って、牛スジカレー(甘口)にラムチョップをあわせて千円奮発。もう食いもんを撮影するのは今年はやめるつもりでいたのですが、これは意外にナイスな組あわせで腹持ちもよくたいへんおいしくいただきました。

カレーをいただいて登場はあがた森魚。生のあがたを初めて拝見してからアトミックカフェトークに登場の絶対原子力戦隊スイシンジャーの戦隊ショーを堪能しました。
動画サイトでおなじみのスイシンジャーがいつもの調子の姑息な得意技を駆使して怪人反原発男を撃退します。反原発男に代わっては、去年に続きまたもやもんじゅくん登場。
絶対原子力戦隊スイシンジャー スイシンジャー対怪人反原発男
まったく働く気のないもんじゅくんを働かせようとするスイシンジャーですが、最凶の得意技原発マネーをもってしても1日のおこづかいが5千万円のもんじゅくんにはまったく歯が立ちません。
もんじゅくんを篭絡しようとして玉砕するスイシンジャー もんじゅくんと津田

スイシンジャーがあきらめて退場した後は、またもや津田大介が出てきてもんじゅくんとのかけあいで、マイブラ楽しみだよね、とかの雑談もはさみつつもんじゅくんの友達の原発たちが最近また働かされようとしてるボヤキ節を楽しませてもらいました。

mbv その後グリーンステージに戻って、ケムリやFUN.やマイブラをうとうとしながら拝聴して、レッドマーキーのCHARAへ。
世の中にはこの人とともにいたらだいたいダイジョブと感じさせてくれる人がたまにいますが、この日はCHARAを見にレッドマーキー(屋根つき)に来た人だけが夕方の豪雨に遭わずに済みました。
CHARA CHARAはカラオケで誰かが歌ってたような楽曲が2曲ほどあった以外はよくわからなかったのですが、感謝してその後のイベントも拝見した後、豚みそ丼をいただいき奇跡的に雨に打たれず寄宿できました。

Fuji Rock Festival '13  2013. 7. 30 (Tue.)

雨中の便所の列から無事帰還しました。
雨は降ったりやんだり降ったりやんだりでしたが、身の危険を感じるほどではありませんでした。むしろ金曜日はCHARAのおかげで終日雨に打たれずすみました。詳細は後日。
金曜、土曜とあまちゃんを見られなかったのですが、日曜日に松田龍平を見ることができました。詳細は後日。
入門とグリーンステージ(満場)

Silence Yourself (Savages)  2013. 7. 19 (Fri.)

イギリスの4人組ガールズバンド、サヴェージズのデビュー盤。「ガールズバンド」と言ってしまうとそのほとんどにいかんともしがたいものを感じざるを得ないのですが、たとえるならスリッツとかみたいにそういうカテゴリーには属しません。
ニューウェイヴ期のラフトレードにいそうな存在感ある楽曲を今風の適度にノイジーな音に仕上げてらっしゃり、若者はもとより齢五十を目前にするおっさんにも共通する生きるには居心地の悪い世界への違和感を概ね3分あまりの楽曲にまとめ、レズっぽい超短髪のお姉さんがぎこちなく絶唱。
超短髪なのでレズっぽいですが、YouTubeとかでは和田アキ子ぐらいまで伸びてる短髪映像もあり、これはすごい美人です。フジロック3日目に登場予定。2,371円+税。

MORE LIGHT(PRIMAL SCREAM)  2013. 7. 4 (Thu.)

一般的には新自由主義経済と呼ばれる21世紀の奴隷制度を、呪詛をこめつつ概観するプライマルスクリームの新作は、プログレから映画音楽を手がけるプロデューサーの手によって濃密なつくりに仕上がっていて、いささかうとうとさせられがちではあります。が、2,3曲おきにはエイトビートのカッチョいい楽曲が織り交ぜられ、シャキっと目を覚まさせてもらえます。
アメリカ黒人音楽丸出しサウンドが出てくると残念な思いになるプライマルスクリームでありましたが、本作においては最終曲で唯一希望の歌として取り上げられていて効果を発揮しています。
全体のサウンドの傾向は異なりますが、この最終曲と、緊張感絶望感あふれる楽曲の数々および若干の催眠感から、ローリングストーンズによる不朽の名作「Let It Bleed」と並び称される名盤と、わたくしは位置づけさせていただきます。2,400円+税。

ピクレルジュラとガリレイサークル  2013. 7. 3 (Wed.)

ぺんぎんはうす高円寺ペンギンハウスで、1年半ぶりにピクレルジュラとガリレイサークルの皆さんの歌と演奏を楽しませてもらってきました。
キコリレコードで独唱なさってた時代の楽曲をバンドサウンド化した名曲を中心に、他は5分ぐらいでできそうな2分半ぐらいの楽曲から、フリージャズ化を懸念させる音楽の泥沼寸前の楽曲まで親爺ならではの多様な6曲か7曲。久しぶりに奇をてらった演出なしの気合の入ったパフォーマンスでした。

浅香唯スペシャルコンサート(平塚競輪場)  2013. 5. 7 (Tue.)

浅香唯ワイルドワンズやあべ静江を呼んだりして記念開催を盛り上げてくださる平塚競輪場ですが、今回はぐっと対象世代を下げて浅香唯。
わたくし的には大場久美子時代の後の松本伊代時代の後の森尾由美時代の後の本田美奈子時代の後の時代を築きかけたアイドルで、3枚目のシングル「ヤッパシ・・・H!」とか良かったのですが売れずじまいのまま仕事が忙しくなってアイドルが出るテレビ番組など見られなくなってるうちにまさかのスケバン刑事三代目襲名でのブレイクでありました。
この日も売れてからのものを(たったの)3曲歌唱されたのであまりなじみのない楽曲だったのですが、アイドル時代の歌唱力のままだったのには少し救われた気分でした。
二車単と浅香唯
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