音楽日報'22
[文化研究に戻る] [イマケイTOP] imakeiTop
line 1 2 3 4 5 6 7 8 9
輝け! イマケイレコード大賞2022
  
2022. 12. 27 (Tue.)

年末なんで恒例のイマケイレコード大賞ですが、今年はこれまで以上に買ったCDわずか3枚からのチョイス。電車で5駅の大型レコード店も閉店の憂き目に遭い、ふらっと見つけるということがますますなくなりつつある昨今です。

■レコード大賞(欧州)
該当作品なし

■レコード大賞(国内)
It's the moooonriders (moonriders)

■最優秀新人レコード大賞
該当作品なし

■審査員特別功労賞
METAATEM (METAFIVE)

■買ってがっかりさせられたレコード大賞
An Orchestrated Songbook 
Paul Weller with Jules Buckley & the BBC Symphony Orchestra

■買うのを我慢して(たぶん)正解だったレコード大賞
リボルバー[スペシャル・エディション5枚組] (THE BEATLES)

METAATEM(METAFIVE)  2022 10. 15 (Sat.)

内山田洋とクールファイブならぬ高橋幸宏とメタファイブとして発足した後6人組のままメタファイブに改称しての2作目にしてラストアルバム。Blue-ray付で4,500円+税。2020年には出来上がってたのがようやく本年新発売。
例によってメンバー各位が2曲ずつ持ち寄るなか、冒頭はまりん作の不穏テクノ「Full Metallish」からスタート。LEO今井の歌詞は英語詞ですが、山上容疑者にもあてはめられそうな復習譚。前編通してLEO今井ヴォーカル及び歌詞多めですが、概ね怒ってるようないらついてらっしゃるような、その真骨頂が2曲目「The Paramedics」。


すでに高橋会長の体調が思わしくなかったのか、ゴリゴリテクノ色強めな楽曲が冒頭に並んだ後の5曲目、先行配信でみんな知ってるコーネリアス作「環境と心理」でほっと一息つかしてくれます。


コーネリアスからLEO今井へと歌い継がれて3番になって初めて高橋会長の歌声を聴かせてもらえるという仕掛けです。
後半はまりんだけまた不穏テクノで心配になりますが、テイトウワのテクノポップやらAメロをモノローグナレーションにしたLEO今井の希望の歌やら初期コーネリアス風のお別れの歌やらでヴァラエティの豊かさに高橋会長の歌声も増量。
本作が最後という説が強いですが、高橋会長快気祝いでまたやってほしいです。

line

滝行  2022. 7. 29 (Fri.)

平沢進師匠が出ないのは4年ぶり、酒を売るのは3年ぶり、コーネリアス以外にこれといった目当てもないのですが今年も大規模集客イベントの感染症対策実施状況を視察に行くことになりまして、しばらく更新を休ませてもらいます。
弥彦記念決勝には間に合いそうにないので、皆さん各自で頑張ってください。



FUJI ROCK FESTIVAL '22
初日_メキシカンタコライス
  2022. 8. 3 (Wed.)

平沢進師匠が出ないのは4年ぶり、酒を売るのは3年ぶり、コーネリアス以外にこれといった目当てもなかったのですが今年も大規模集客イベントの感染症対策実施状況を視察してきました。
とにかく暑かったです。
場内1よりかは遠いけど場内2よりかは近い白樺駐車場からグリーンステージのいつものとこまで20分か30分歩いただけで滝汗
熱中症の恐怖に打ち震えながら、ハイネケンビールとともにモンゴルからやってきたTHE HUなる全員相撲取りの弟みたいな風貌のロックバンドを少し拝聴して早くも昼飯へ。
去年3食お世話になったアボカド食堂が今年は場所をかえて営業なさっていました。
最初は手ごろでオーソドックスなメキシカンタコライス。トルティーヤチップスがまぶさっていて、すりおろして塩味効かせたアボカドとともにうまい具合に食感を引きたてていました。
食べ終わる直前、レッドマーキーにNO BUSES登場。1曲目を見逃してしまいましたが、予習で知って唯一興味を持ったバンドです。
リードヴォーカルが長髪パーマで痩身眼鏡といういで立ちで信頼できる感じがしてましたが、さらにリッケンバッカーを高い位置で奏でていて、ますます高まる信頼感。
楽曲は短いギターポップ中心ですが、時折交える変拍子にポリリズム。ギター3本を擁するだけあっての只者でない感を見せつけてもらいました。
NO BUSES終了後は、グリーンステージのOAU(誰かの代打)中盤を拝聴してから木村充揮に備えて奥地へ。


例年大阪から来てくださってた黄色い看板のカクテルバーが出てなくて美味いモヒートは飲めませんでしたが、奥地アヴァロンフィールドに出てたラムカクテル専門店でまぁまぁのモヒートを頂戴してフィールドオブヘヴンの木村充揮ロックンロールバンド


若いお姉さんのサックスを加えた5人編成で憂歌団の木村充揮があの声でブルースロックをがなられます。間奏のソロ演奏長めでこれは1時間キツいかも、と思ったのも杞憂。2曲目に名作「お掃除オバチャン」ロックヴァージョンをぶち込んでくださいました。外人のおっさんのドラムが豪快。終盤はらしくないエイトビートのポップ楽曲を2曲ほどぶちこんでの快演でした。
とは言え曲間のしゃべくりは面倒くさいディープサウス大阪のそれ。「古い歌をやります。古い言うても1万年も前とはちゃいます。(客を指さし)「何言うてまんねん」て言わんかいな。わしゃ何もせんねん」みたいな感じです。

木村充揮の間に通り雨がありましたが、ここまで概ね猛暑の晴天。生ジンジャーエールなる、冷やしあめの炭酸割りで生きながらえつつ、グリーンステージに戻って寝転びながらclammbon(YOASOBIの代打)を拝聴。
ベースのおっさんが柄にもない暴れっぷり。ピートタウンゼンドばりのベース破壊パフォーマンスなどで日ごろの憂さを晴らしておられるようでした。

クラムボン終演は夕刻18時。いよいよこれからの時間帯ではありましたが、明日夜遅くまでなので出口付近で天下一品のこってりみたいな濃厚ラーメンを頂戴して帰宿。百円安い淡麗の方にしといたらよかったと思いました。翌朝トイレでやっぱり淡麗にしといたらよかったと再度思いました。


FUJI ROCK FESTIVAL '22
2日目_ローストポークタコライス
  2022. 8. 5 (Fri.)

2日目もとにかく暑くいつものとこにたどり着くころにはもう滝汗。汗みどろのなか、昨日はモンゴルの暑苦しい男たちでしたが、今日はインドの暑苦しい男たちのロックバンドBLOODY WOODでスタート。汗かいたままビールを飲み始めてしまったのでこのままでは熱中症の恐怖にさいなまれかねないと、昼飯には早いと思いつつ、梅お結びともちもちロングポテトを調達しました。
梅お結びもさることながら、もちもちロングポテトは、ドバっといってしまったんかい?というほど塩が降りかかってて熱中症対策はこれでバッチリ。
そうこうするうちにORANGE RANGE登場。これまでモンゴル800といい、BEGINといい、あまり期待せずに見始めたら思ってたより全然よかったということがありましたが、ORANGE RANGEは終盤寝ました。成功体験にこだわるとよくないのかもしれません。

その後、最奥地Gypsy Avalonへ。今年のアトミックカフェトークはウクライナ寄りの発言が多いかもと敬遠しましたが、この日はトークの終わる時間帯に到着。昨日と同じモヒートを飲みつつ、ダブっぽい演奏をバックにいとうせいこうが真面目な反戦詩を真面目に朗読、絶叫するのを拝聴。続いて、満島ひかりが登場していとうせいこう is the poet with 満島ひかり。大盛況のなか遠目に満島ひかりを一目見て会場を後にしたのでした。

帰りに昼飯。舞茸天丼に並んだものの1杯出すのに平均1分半。自分の番まで20分以上はかかると計算し、隣の牛筋ビリヤニで手を打ちました。カレー風スパイシーピラフみたいなものに、味のない葉っぱケール大盛り。スパイス辛過ぎで紅生姜とケールで誤魔化さないと食えない代物でいささか残念でしたが、一緒に頼んだケールオレンジジュースは絶品で、またもや熱中症の恐怖から解放されたのでした。

グリーンステージに帰ってきたらちょうど東京スカパラダイスオーケストラが始まりました。今年のゲストヴォーカルは明日の夜に出番のあるハナレグミ。終盤、フィッシュマンズの「いかれたベイビー」で佐藤伸治追悼。2006年のフィールドオブヘヴンで隣で泣いてた兄ちゃんを思い出しました。

スカパラで泣かされるとは思わず、喫煙所までの往復20分含め1時間ほどぼんやり過ごしているとFOALS開演。あまり好みでない音楽に出くわすことがあってもリズムがしっかりしていると聴いてられるのですが、ドラムが弱くて晩飯へ。


昨日メキシカンタコライスをいただいた店でローストポークタコライスをいただいて夜のコーネリアスに備えたのでした。


FUJI ROCK FESTIVAL '22
2日目_コーネリアス
  2022. 8. 6 (Sat.)

2日目終盤20時台にローストポークタコライスを食ってからホワイトステージへ。開演22時予定のCorneliusに備えます。
一度着こんだ上着を脱ぎ、この時間帯でTシャツ一丁でもダイジョブな高温のなか、ステージが幕で隠されサウンドチェックとなり最前列(付近)へ。



開演時刻となるや、影絵イントロダクションで拍手喝采。そのまま「Mic Check」に移って拍手喝采。幕が落ちて拍手喝采。2曲目「いつか/どこか」が始まって拍手喝采。いつも以上の客の応援モードが涙を誘います。
2017年以来5年ぶりのフジロックでのコーネリアスでしたが、7割ぐらいは前回と同じ楽曲だったでしょうか。合間合間に新しい楽曲を交えつつ巧者4名による超絶アンサンブルとシンクロ映像が繰り広げられ、息もつけず瞬きもできません。
圧巻は中盤の「Another View Point」。前半は古今東西の民俗音楽の音と映像サンプリングが織り込まれさながらサウンドオブ国立民族学博物館。後半は打って変わって知ってるロックバンド全部が出てくるみたいな音と映像サンプリング。この息詰まるスペクタクルが終わるや否や最も盛り上がる「Count Five or Six」のイントロへ流れ込んだのでした。
終盤には、去年緊急事態中のMETAFIVEでLEO今井が歌いづらそうに歌ってた「環境と心理」を披露してくださり感涙のあと、「Star Fruits Surf Rider」の間奏は堀江がトランペットを吹いて「あなたがいるから」で大団円。アンコールなし。

setlist songs LP
1 Mic Check Cornelius 3rd "Fantasma"(1997)
2 Point of View Point Cornelius 4th "Point"(2001)
3 いつか / どこか Cornelius 6th "Mellow Waves"(2017)
4 Audio Architecture Cornelius 編集盤 "Ripple Waves"(2018)
5 Drop Cornelius 4th "Point"(2001)
6 消える変わる Cornelius 2022配信開始
7 Another View Point Cornelius 4th "Point"(2001)
8 Count Five or Six Cornelius 3rd "Fantasma"(1997)
9 I Hate Hate Cornelius 4th "Point"(2001)
10 Surfing on Mind Wave Pt2 Cornelius 編集盤 "Ripple Waves"(2018)
11 夢の中で Cornelius 6th "Mellow Waves"(2017)
12 Beep It Cornelius 5th "Sensuous"(2006)
13 Fit Song Cornelius 5th "Sensuous"(2006)
14 Gum Cornelius 5th "Sensuous"(2006)
15 環境と心理 METAFIVE single"環境と心理"(2020)
16 Star Fruits Surf Rider Cornelius 3rd "Fantasma"(1997)
17 あなたがいるなら Cornelius 6th "Mellow Waves"(2017)




FUJI ROCK FESTIVAL '22
3日目_ローストビーフタコライス
  2022. 8. 8 (Mon.)

3日目も猛暑。いつものとこに着くころには滝汗3日連続となりまして、初っ端のビールは回避して奥地へ。
ホワイトステージで若者によるミクスチャーロックのKroiという人々をチラ見してさらに奥地へ。
フィールドオブヘヴンで奇妙礼太郎を拝聴しつつ、日陰を求めてさまよったのち、自家製生コーラで生気を取り戻すことができました。

とくに興味のない奇妙礼太郎ですが、ワールドハピネスとかでも聴かされてこれで3度目。グリムスパンキーももうジャニスジョップリンは歌わなくなってますが、相も変わらず愛の賛歌日本語詞を歌っておられたりして、三度目の正直とはならず。まったくやれやれ、あわや熱中症が発症するところでした。

熱中症には至らずとも、夏バテ加減で食欲が問題。ここは定番森のハイジカレーでまたもや生気を取り戻すことができました。


グリーンステージに帰ってきてJAPANESE BREAKFASTの後半を拝聴しながらうとうとして、ROUTE 17 Rock'n'Roll ORCHESTRA (feat. UA、中納良惠、トータス松本)
スタンダード曲と持ち歌を織り交ぜられながらの1時間。「くちばしにチェリー」を拝聴できたのはよかったのですが、期待した「買い物ブギ」は出てこずじまい。
終演後、トイレと喫煙所への往復30分弱の間に入場ゲートをくぐるのですが、早くも来年の予告が掲示されていました。が、日付なし。
海外の競合ライバルとの競争で出演交渉も大変のようですが、よりよい日程を模索しておられるのだろうと推察しました。為替相場的にも不利な状況下とは言え、これでは当分来年の予定が立てられません。



煙草休憩後、偽PUNPEE(直後に本物登場)をチラ見してからホワイトステージのSUPERORGANISMへ。女ベズみたいな単に盛り上げ役みたいな白人女性が終始踊っておられるのですが、ハッピーマンデーズのベズとは違ってコーラスはしっかりやっておられたのが印象的でした。
まだまだこれからの時間帯でしたが、夏バテ気味なんでノンアルコールのまま最後に3日連続同じ店で今度はローストビーフタコライスをいただいて帰宅。






rockin'on 総力特集
ニューウェイヴ/ポストパンク1978-1987
  2022. 7. 24 (Sun.)

1980年代前半は毎月欠かさず購読してたロッキングオン誌ですが、21世紀に入ってからは、5年か10年に1冊買うかどうか。それが80年代前半を中心としたニューウェイヴ特集ということで久しぶりに買いました。
惜しむらくは当時の記事の再録とかが全然なかったり、国内の動向に全然触れてなかったりで特別定価836円+税の値打ちがあったかどうかは微妙なところです。
とは言え、長いこと聴いてなかったり持ってることさえ忘れてたCDを久しぶりに聴きまくる機会に恵まれました。
わたくし的に再評価が高まったのはスージー・アンド・ザ・バンシーズでした。



逆にヒット曲以外はなんだかなぁで終わってしまったのはOrchestral Manoeuvres in the Dark でした。



Sound & Recording 6月号
moonriders  
2022. 7. 15 (Fri.)

サウンド&レコーディングちょい前の最新号ムーンライダーズ特集。1,000円+税。
冒頭たったの4ページでデビュー以来21枚のLPとともにその46年の歴史を振り返る「ムーンライダーズのサバイバル術」。これがじつにコンパクトによくまとまっていて、なおかつ大事なところに赤下線が引かれています。曰く、

自分たちの活動よりも前にアグネスチャンのバックバンドとしての仕事を始める
ニューウェーブ化が進化
サンプラーの導入、ドラムをパーツごとに録音するなど、数々の実験的方法を導入
E-MU Emurator II や PPG Wave といった当時の最先端機材
ゲーム『MOTHER』の音楽
「Who's gonna die first?」
リズム隊は自身のパートを打ち込みつつも演奏しないという曲が増え、バンドとしての形態を自ら壊していく
”誰かが死ぬまでバンドを続ける”
バンドとしてのサウンドに回帰しながら、楽曲単位で見ると個人の色合いがさらに濃厚になっていく
かしぶち哲郎が他界
”生涯バンドを続ける”と宣言

といった具合です。
メインは活動休止の休止から最新作制作までのプロセスにまつわるメンバーそれぞれの個別インタビュー。
3月のライブレポートを挟んで、一般の音楽誌とは異なる視点が入ってきます。
まずライブのサポートメンバーから新作制作にあたって作詞作曲演奏等準メンバーに巻き込まれてしまった澤部渡(スカート)&佐藤優介(カメラ=万年筆)インタビュー。「レコーディングの休憩中に1人いなくなると途端にその人の悪口が始まる」など、45年を超えて続くバンドというものの真実が明かされます。
さらには新作デモからのチョイスやCD楽曲順などを委託された石原真(元NHK)&松本篤彦(元ファンハウス)インタビュー。どちらも長い付き合いの方々でバンド解体からバンド回帰の変遷と現在の様子(メンバー全員が集まる時間が長く、録音は21時〜22時には終わるムーンライダーズの働き方改革)を簡潔に伝えてくださっています。
最後は本誌らしくレコーディングエンジニアインタビューで全47ページの巻頭特集完結。

特定の宗教団体  2022. 7. 14 (Thu.)

うそ、つかない戦後最も議会制民主主義憲政を挑戦的なまでに蔑ろにしてきた輩が誅殺されたのに対して、これが民主主義への挑戦みたいなパラドキシカルな言説が広く流布してますが、長きにわたる統一CIA政権の成果というか果実というか(hail to the thief)。命が惜しかったり左遷人事は避けたかったり、それが人情というものでしょう。表に出ているビッグブラザーは文も岸も笹川もいませんが、リトルブラザーが多く国家やマスメディア中枢に巣食っているのでしょう。


さらには統一協会(「統一教会」とも。アベ政権下で公安監視対象から外され「世界平和統一家庭連合」に改称ロンダリング)が支持団体のワンオブゼムということにしようと躍起になってる方々もいらっしゃるようです(2+2=5)。


高校にも少なくとも2人在学中に原理研にハメこまれた(あまり親しくない)級友がいました。その後の行方はようとしてわかりませんが、もし壺売りなどに邁進して出世などしてたら今頃古参の議員秘書か統一自民ネットサポーターズクラブの要職に就いてたりしてはしないかと陰ながら心配しております。
もちろん私刑は認められませんし、死刑も廃止した方がいいと考えますが、国家権力を笠に着て悪事を働く輩は例外。しかも外国勢力と結託して国民国富を毀損流出せしめた罪は重く、これはゼレンスキーにもあてはまると考えます。

BSP_ZCON  2022. 5. 31 (Tue.)

イベントごとがあるごとに生配信でその舞台裏などを話してくださる平沢進師のBack Space Passが29日(日)にありまして、拝聴しました。
今回は3つのインタラクティヴライヴ「ZCON」についての1時間。
主要登場キャラクター、ルビィとシトリンが生み出されるところから物語の元となったマインドマップを披露しながら語ってくださいました。

が、各ブロックのタイトル以外は文字が化かされていて何のこっちゃ?状態。しかしながら、「自滅する奴隷」やら「認知不協和」やら「嘲笑の領域」やら、ここ最近の作品のテーマとしておられる世界認識がうかがい知れます。ZCON世界を説明なさるなかで、提示された世界像の矛盾が矛盾に見えない、感受性さえ権威に預けてしまったのか?とZCONよりも現実世界に向けた問いかけを発しておられました。

休憩を挟んで1時間。最後は最新作「BEACON」と同タイトルのオープニングソングのMV初公開でお開き。ロングコートで回りまくる師匠に馬骨一同狂喜乱舞したのでした。


NO MUSIC, NO LIFE ?  2022. 5. 16 (Mon.)

老齢ロックの夜明け

月が満ち欠けするように
星が瞬くように
町の空気が動くように
わたしたちは音楽をつくり続ける

とのことだそうですが、タワーレコードのポスターやポストカードにムーンライダーズ登場です。
自然のあたりまえと同じように音楽をつくり続ける宣言、ここまで来たら、死ぬまで。ということでしょうか。
すっかりやりきった感をもって悠々自適だったり、旧作の演奏に徹してる大御所も多いなか、そうなりそうにありません。
貸しレコード屋も無かった昔は、学校でレコードの貸し借りが盛んにおこなわれていました。するとどうしても「担当」が生まれてきます。
たとえばローリングストーンズのレコードは『Let It Bleed』しか持ってませんが、ストーンズ担当の松尾君がいたおかげで海賊盤も含めてほとんどのストーンズ作品は聴くことができました。
松尾がストーンズならわたくしの担当はThe WHOであったり、パンク以降ならThe JAM、日本ならP-MODELとかヒカシューだったりしたわけであります。
で、さすがにここんとこThe WHOこそ新作発売はなくなりましたが、わたくし担当の皆さんは依然現役バリバリ。幸なことだろうとは思うのですが、財布的には痛しかゆしです。

It's the moooonriders  2022. 5. 15 (Sun.)

2011年の「Ciao!」発売後に無期限活動休止を宣言したムーンライダーズ。以後、2.3回「休止の休止」でちょっとしたライブ演奏をしたり、かしぶち哲郎逝去を経たりして11年ぶりの新作発売。全12曲で3,000円+税。
前作は最後らしくメンバーそれぞれの個性際立つ作品だったように記憶しているのですが、本作は3曲ほどの例外を除いて混然一体化したバンドサウンド。帯のキャッチコピーにある通り、これぞ、老齢ロックの夜明け!
3曲ほどの例外の1曲が冒頭1曲目『monorail』、よりによって鈴木弟しかやらないような変調音楽を背景にした朗読詠唱モノローグ。


2曲目以降は老齢ロックの夜明けを告げる変体ポップス群で、とくに歳とって増えてきたワイガヤ系多く、リードヴォーカルも混然としがちな楽曲が続きます。その集大成が白井良明色強い7曲目『親より偉い子供はいない』で、鈴木弟作詞による春風亭昇太師匠の語り入り。語りのおかげで白井良明渾身のベタなギターソロとそれに続くヘタウマ大サビが泣かせます。



後半は多少落ち着きを見せつつ、ここんとこいつも終盤に入る鈴木兄の昭和エレジー曲『彷徨う場所がないバス停』。全体的に集団的老人性躁状態「老齢ロックの夜明け」の喧騒にある本作において、冒頭の鈴木弟曲とともにバランスを取ろうと配慮されているかのようです。


あと、気のせいかもしれませんが、メインヴォーカル混在状態でそのように感じるのか、ヴォーカルがややオフ気味に聴こえてくるところに好感を禁じ得ません。耳が遠くなってそれぞれが自分のパートの楽器の音量を上げるせいでこうなったのだとしたら、これも老齢ロックの特質と言えましょう。


BRUTUS特別編集
完本 音楽と酒。  2022. 4. 30 (sat.)

先日あいみょんと岡本太郎の特集号でCASAブルータスを初めて買ったのですが、三十何年ぶりで2冊目か3冊目のブルータス購入となったのが本冊。A4変型200ページを超える全4色刷が中綴じ。うち32ページ×3はA5版の付録「ピーター・バラカンのプレイリスト」で32ページずつの2つは中綴じ、一つは糊どめという狂気の製本形態で1,300円+税。
一部例外はあるもののアナログ盤レコードをいい音でかけてる日本じゅうの音楽酒場が網羅されています。膨大過ぎてもはや図鑑の粋。
こんな店は全国に30軒ぐらいだろうという認識は吹き飛びました。みんな知ってる下北沢のジャズ喫茶マサコですが、店長が下北の他の店の店長とともに登場するものの2軒あわせてわずか三分の一ページ。また神保町のジャズ喫茶響は、湘南の方に移転した後すでに閉店されたからかどこにも見つかりませんでした。さらにロック酒場といえばもっとも有名と思われる下北沢トラブルピーチもどこにも見つからず、これは逆にその存在感を高めているように感じました。
そんなわけでほとんど知らない店ばかり数百軒をざっと拝見したのですが、遠方とか敷居が高そうとか他の用事がありそうにない街とかで今後行くだろう店は1軒もなかった、という結論です。

INTERACTIVE LIVE SHOW 2022
ZCON SUSUMU HIRASAWA   
2022. 3. 27 (Sun.)

平沢師約7年ぶりのインタラクティヴライヴ「ZCON」に行ってまいりました。7,700円で前から13列目ぐらいの中央やや左寄り。
観客のの反応によって物語が分岐する今回のテーマは、ZCON支配からの解放。

アヨカヨと呼ばれる支配層の欺瞞によって、そうとは知らずに搾取、抑圧される被支配層アンバニ。さらに認識や思考、想像力を分断するZCONITEという概念的な石を脳内に埋め込まれ、生来持つ力であるBEACONの旋律を聞こえなくされています。
21世紀初頭、アンバニの永久的隷属を企図したアヨカヨによる物理的大破壊を伴う社会工学的現実改訂が頻繁に行われたそうです。
そのときに生まれたタイムラインの隙間から現実を見る男が、偶然ZCONITEを制御するZCONを見つけた姉妹と出会い、ZCONの再起動による現実改訂を試みます。

と、ここまでが予告のあらすじ。
アヨカヨとアンバニが何を指すかについてはわたくしなりの答えを持っているつもりですが、具体的に何をすればいいかよくわからないまま会場へ向かい、開場の2時間ほど前に到着したのでした。

INTERACTIVE LIVE SHOW 2022
ZCON SUSUMU HIRASAWA_2_Ariake Garden
  
2022. 3. 28 (Mon.)

会場に隣接してるというか同じ敷地内の商業施設では全館BGMが平沢師最新作「BEACON」。子供たちが騒ぐフードコートにも微かにBEACONが鳴り響きます。喫煙所はたいへんよく聴こえました。
ちょいちょい館内アナウンスで寸断されるのが気持ち悪く、BGMが平沢師を打ち出すドイツ料理屋へ。
チーズハンバーグはイマイチで、過去2回昼どきに来たときにも空いていた理由が理解できましたが、それはともかく、こちらは初期ベスト盤「魂のふる里」ランダム再生。「ヴァーチャル・ラビット」で意気揚々と会場へ。




INTERACTIVE LIVE SHOW 2022
ZCON SUSUMU HIRASAWA_3_setlist
  
2022. 3. 30 (Wed.)

開演時刻を迎え場内が暗転すると出囃子ではなくイントロムービーが始まりました。特設サイトで予告されていた「ストーリー」が若干改訂され、平沢師自身によって語られます。
予告が終わり主たる登場人物である姉妹の一方がZCONによる業火の幻影を見て騒ぐが他方には何も見えない状況が起こり、幻影を生み出すZCONITEを消し去るという今回のゲームの趣旨やそのための天候を操作する在宅オーディエンスの役割などが説明され、ようやくオープニング曲、フジロック21と同じ「COLD SONG」のオペラ唱でスタート。今回は金魚鉢ヘルメット(スペースヘルメット)なしで。
以降、おもに最新作「BEACON」を中心に3曲ほどのメドレーと合間のストーリー展開で進行。楽曲中も長めの間奏の合間に平沢師演じるnGIAPなるタイムラインの亀裂から覗く男の説明台詞などが入ります。
この日はギター多めでレーザーハープ少な目。ギターの方の会人とともに流麗なギターアンサンブルも多く楽しめました。終盤に入って「タイムラインの終わり」では最近のプロもビデオで採り入れられた太極拳振り付け付き。



結局のところ「BEACON」の楽曲以外からは3曲。
ひょっとしてやるかなと思ってた感涙の「ASHURA CLOCK」は、「保護者」なるラスボス的存在を倒しながら始まりまして、最後の敵はJASRACやったんかい!という脱臼的感慨も禁じ得ませんでしたが、矮小なだけで構造は同じかも、福間氏追悼の心を込めて最終章へ。



最終的にLP「BEACON」のオープニング曲とエンディング曲でフィナーレを迎えるのですが、いつもライブの終わりは「〜で大団円」と書くところがそうはいかないのがインタラクティヴライヴのインタラクティヴライヴたる所以。ZCONITEを消し切れず、最悪(初日)ではないもののあまりよろしくないバッドエンドだったと、エンドロールの後舞台袖で水をこぼされて上着の裾や袖口を拭いながら再登場挨拶の平沢師のお言葉を頂戴して終演。


ZCON
No. pix
song
LP pix
artist
1 COLD SONG 14th「BEACON」(2021) 平沢進
2 TRAVELATOR 3rd「回=回」(2018) 核P-MODEL
3 LANDING 14th「BEACON」(2021) 平沢進
4 燃える花の隊列 14th「BEACON」(2021) 平沢進
5 転倒する男 14th「BEACON」(2021) 平沢進
6 アート・ブラインド

(還弦主義Ver.)
1st「Living in a Model Room」(1979)
re「突弦変異」(2010)
P-MODEL

平沢進
7 消えるTOPIA 14th「BEACON」(2021) 平沢進
8 幽霊列車 14th「BEACON」(2021) 平沢進
9 論理的同人の認知的別世界 14th「BEACON」(2021) 平沢進
10 TIMELINEの終わり 14th「BEACON」(2021) 平沢進
11 BEACON(強制終了) 14th「BEACON」(2021) 平沢進
12 ASHURA CLOCK

(還弦主義Ver.)
11th「電子悲劇~ENOLA」(1997)
re「突弦変異」(2010)
P-MODEL

平沢進
13 BEACON 14th「BEACON」(2021) 平沢進
14 記憶のBEACON 14th「BEACON」(2021) 平沢進
★CAST
nGIAP:平沢進
長(改訂評議会):平沢進
シトリン:オリモマサミ
ルビィ:ナカムラルビィ
天候技師:会人 在宅オーディエンス
改訂評議会:会場オーディエンス
Σ-12,Astro-Ho!,ピエロ男:CG

INTERACTIVE LIVE SHOW 2022
ZCON SUSUMU HIRASAWA_4_改訂評議会
  
2022. 3. 31 (Thu.)

インタラクティヴライヴ「ZCON」の続きですが、会場オーディエンスは「改訂評議会」という大役を仰せつかっております。地上に存する大量の書物(もちろんCG)の中から3か所の改訂をせねばなりません。
選択肢が2個提示され、評議会の声量の大きい方が選ばれ、改訂されるのですが、ZCONITE(頭部にある概念的な石で精神活動を混乱させたり停滞させたりする)を消去できるのはどちらか一方だけ。その結果によって以降のストーリーが変わります。
公演初日はエンドロール後の平沢師挨拶が「一番最悪なルートを選んだ皆さま、誠にお疲れさまでした」なる結果に終わったようです。

わたくしが臨んだのは2日目昼の部。3曲ほど終えた後に最初のホットポイントがやってまいりました。
改訂前
空を飛ぶものは全て墜落という代償を払うという噂に根拠はない。
L
空を飛ぶものが墜落しないという根拠は墜落する根拠を無効にしない。
R
無知は感情に従うゆえに空を飛ぶものに墜落の恐怖を投影する。

ちんぷんかんぷんです。あえて正解は書きませんが、評議会の皆さんのおかげでZCONITEを消滅させることができました。が、なんとなくわかったような気がしました。
が、それもぬか喜び。数曲後の2問目も難問。
改訂前
炎の谷を前にしたタフィラスは声を荒げた識者たちの助言に従い引き返し、英断の英雄となった。
L
炎の谷を前にしたタフィラスは声を荒げた識者たちの助言を無視し、迂回して谷底へ落ちた。
R
炎の谷を前にしたタフィラスは声を荒げた識者たちの助言をよそに難なく炎の谷底を渡った。彼は耳が聞こえず、そこには炎の谷もなかった。

タフィラスて誰やねん?とは思うものの細部にこだわらず1問目の傾向から俺様的には雰囲気で正解を導き出したのですが、評議会では少数派。ZCONITE消滅に失敗しまして一同ため息。
それでも次なる最後のホットポイントはやってきます。
改訂前
歴史は繰り返す。それはヒト科成長の限界と堕落の宿命にまつわるエピソードである。
L
歴史は繰り返す。それは歴史作家の想像力の枯渇と大衆の鈍化エピソードである。
R
歴史は作られている。それは矛盾を好まない大衆の先入観に依拠した詐欺的創作物である。

今度は結構自信をもって正解を導き出し、評議会でも多数派。見事ZCONITEを消滅させてやりました。
が、結局のところすべてのZCONITE消滅には至らず、Astro-Ho!やΣ-12らの助けも借りて「保護者」なるラスボスを倒したものの、「やや悪い」エンディングに至ったのでした。
フツーこれだけならもう一度やり直したい気分になりそうなところですが、頭を使いながらたっぷり平沢師楽曲を浴びてヘトヘト。あとは2日目夜の部の改訂評議会に託して帰宅の途に就いたのですが、見事最良のグッドエンドに到達されたとの朗報が届きました。

INTERACTIVE LIVE SHOW 2022
ZCON SUSUMU HIRASAWA_5_論理空軍
  
2022. 4. 1 (Fri.)

インタラクティヴライヴ「ZCON」の続きですが、いつもは歓声で選択が決められるホットポイント(分岐点)ですが、今回はマスク着用のうえ発声不可。拍手の他に録音機の使用が許可されてました。
そこでP-MODEL「論理空軍」の「あ゛〜〜〜〜〜〜」というところをスマホに録って持参しました。



どこの馬の骨だかわからない周囲のお客さんにも和んでもらえるかと思ったのですが、会場では完全に音量不足。拍手にかき消されてやっと自分が聞こえるかどうかというていたらくの企画倒れに終わったのでした。

FILTER 02  2022. 3. 15 (Tue.)

昨年夏の創刊号からおよそ半年、シンセサイザー専門誌「フィルター」第2号が「多様化する音楽とシンセサイザーの時代」なるタイトルのもと、出ました。もう出ないかも、と思ってましたが、出ました。カレンダー付で1,800円+税。
今回も平沢進師登場ゆえ買ってしまったのですが、4ページです。
「ミュージシャンの愛用シンセサイザー」なる凡庸すぎるタイトルの巻頭特集のトリとしての取材記事4ページ。ちなみに第二特集のタイトルも「ミュージシャン/クリエイターに聞く、今お気に入りのシンセサイザー」ということでド直球連投です。
一応全ページほぼすべて拝読しましたが、わりとかなりチンプンカンプン。それでも製品写真やそこはかと醸し出る近現代人気音楽の雰囲気とともに楽しく読ませてもらいました。

弦(バラ)  2022. 2. 11 (Fri.)

ギターの弦を張り替えてすぐ1弦を切ってしまいました。最初のギターを買って四十何年になりますが、弦を切ったのはたぶん2回目。
バラ売りの弦を130円で買ってきて張り替えたのですが、張り替えてから前のときにどうしたのかを思い出しました。
前回は6本セット売りの1弦だけを張り替えて、次の張り替えのときには1弦だけ張り替えずに延長使用したのでした。
それで何の問題もなかったので130円もったいないことをした気が否めません。

20周年のうた  2022. 2. 2 (Wed.)



20周年  2022. 2. 1 (Tue.)

2002年2月1日を期して当サイトを開設して以来ちょうど20年となりました。
その設立趣旨には、失業者無職者だらけでも平穏にポルトガル化するという脱速度資本主義志向が日本ポルトガル化計画と題して謳われていました。
旧先進国化はほぼ達成されましたが、その実態を見るとワーキングプア増大や深刻な不公正化など、至極対極的でまったく平穏とは言えない状況になってしまっていて、まだまだ闘争は終われそうにありません。


An Orchestrated Songbook(Paul Weller with Jules Buckley & the BBC Symphony Orchestra)
  
2022. 1. 31 (Mon.)

最新スタジオ録音盤「Fat Pop」を昨年リリースされたころにすでに録音されてた企画作で無観客ライブ盤。全18曲79分のヴォリュームで2,500円+税。
オーケストラ演奏付きライブ盤は2019年に出てますがそのときはバンド+オーケストラだったのに対し、本作はウェラー師とスティーブクラドックのアコギかピアノだけ。あとオーケストラに加え女声コーラス入り。
40年のキャリアの中から概ね渋い選曲で、忘れていた名曲を思い出させてもらえたりもしました。とくにスタイルカウンシル終盤の「コンフェッション・オブ・ア・ポップ・グループ」からのやつとか。
7曲目12曲目15曲目にはゲストヴォーカルを招いて多少休憩なさってて、代わりにボーイジョージの歌声などが聴けます。とくにボーイジョージが出てくる13曲目「You're the Best Thing」ではイントロにエレキギターがやっと出てきて目が覚めます。そんな風に概ね眠たいほど耳あたり良すぎるオーケストラアレンジとなってしまいました。



CD1 songs LP
1 Andromeda PW 10th "Wake up the nation"(2010)
2 English Rose The Jam 3rd "All Mod Cons"(1978)
3 My Ever Changing Moods TSC 1st "Cafe Bleu"(1984)
4 On Sunset PW 15th "On Sunset"(2020)
5 Carnation The Jam 6th"The Gift"(1982)
6 Glad Times PW 16th "Fat Pop"(2021)
7 Broken Stone
featuring James Morrison
PW 3rd "Stanley Road"(1995)
8 Gravity PW 14th "True Meanings"(2018)
9 It's a Very Deep Sea TSC 4th "Confession of a Pop Group"(1988)
10 Bowie PW 14th "True Meanings"(2018)
11 Equanimity PW 15th "On Sunset"(2020)
12 You're the Best Thing
featuring Boy George
TSC 1st "Cafe Bleu"(1984)
13 Still Glides the Stream PW 16th "Fat Pop"(2021)
14 Movin on PW 14th "True Meanings"(2018)
15 Wild Wood
featuring Celeste
PW 2nd "Wild Wood"(1993)
16 Rockets PW 15th "On Sunset"(2020)
17 You Do Something to Me PW 3rd "Stanley Road"(1995)
18 White Horses PW 14th "True Meanings"(2018)

そんなわけで前のオーケストラ付きライブ盤のときにも感じたのですが、せっかく弦楽団がいるのでスタイルカウンシル期のノーザンソウル系の楽曲が聴きたくなるところです。最近は動画投稿サイトで見ることができます。


system-1  2022. 1. 11 (Tue.)

改訂期P-MODELメンバーでsystem-1を務められていた福間創氏(納豆王子)逝去の報です。一番若いP-MODLといわれていて、昨年FILTER誌創刊号にsystem-2を務められていた小西氏(スキンヘッド)および平沢師と表紙とインタビューで登場されてたばかりという正月の悲報でした。合掌
わたくし的にも改訂期初期のころは平沢師ソロ作の方にどっぷり浸かってたり、直後初期三部作から難解化の兆しを見せて、また改訂期末の「音楽産業廃棄物」の頃にあたってはP-MODEL初期ライブ再発売などの方に気を取られていてP-MODLについてはあまり熱心に聴いておらず、むしろここ1,2年の方がたいへんよく聴いているのでした。福間創氏作曲代表作は、やはりASHRA CLOCK。


もう1曲アンコールはCLORS。


-
line 1 2 3 4 5 6 7 8 9