輝け! イマケイレコード大賞2023
2023. 12. 26 (Tue.)
年末恒例のイマケイレコード大賞ですが、今年は中止でお願いします。アレで忙しかったせいもあるかと思うのですが、購入した新作CDが4枚か5枚しかないのに大賞も新人賞も買ってがっかりしたレコード大賞も選んでられないという切実な事情によるものです。
それはさておき、1年か2年おきぐらいで出るビートルズの編集盤とかのやつ。割と買うのを我慢して(たぶん)正解だったレコード大賞に選出することがよくあるのですが、今度のは買ってしまいました。たぶんYELLOW SUBMARINE以来。昔のより増量されてますが、その中にマイフェイヴァリットの「GLASS ONION」も準フェイヴァリットの「HEY! BULLDOG」も入っていたんで思い切って2つあわせて8,360円奮発しました。「OLD BROWN SHOE」がはずされててもよかったと思いますが、しっかり残ってました。
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あと、今年は音楽関係で訃報が多かった年でもありました。当欄で取り上げただけでも鮎川誠、岡田徹、高橋幸宏、テリー・ホール、ティナ・ターナー、マーク・スチュアート。合掌
everything is alive(slowdive)
2023. 11. 15 (Wed.)
22年ぶりの4枚目から約6年、スロウダイヴの5枚目が出まして日本盤は全8曲で2,500円+税。前作で初期の3枚よりかはかなりロック寄りの勢いのある楽曲比率上昇。苗場でのライブも2回見せてもらって迎えた本作、大きく期待し過ぎたかもしれません。
内省的で睡眠導入的な楽曲はつねにありがちですが、前半概ねそんな感じ。
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5曲目でようやくちょっとノリのいい楽曲が登場します。
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髭が抜けて弦楽器の演奏は若者に任せた末期ニューオーダーをさらに腑抜けにしたような楽曲。悪くないと思うのですが、多少体が動く楽曲はこれのみで終わってしまいました。
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スポーツの日 2023 10. 10 (Tue.)
いつの間にか10月10日は体育の日でなくなってしまっていまして、9日(月)はスポーツの日でした。
が、こんな日にスポーツをやったらメンバーのほとんどが風邪を引いただろう晩秋並の低温でかつ本降りの雨降りでしたが、皆さんのお住まいの地域はいかがだったでしょうか。
10月10日は晴れの特異日というのにまったくもったいないことだと思います。
夢中夢 DREAM IN DREAM(CORNELIUS)
2023 9. 30 (Sat.)
コーネリアスの新作は全10曲(歌入り7曲とインスト3曲)で3,300円。内2曲は騒動前の既発表曲のセルフカバー。そのうちの1曲でオープニングの「消える変わる」とアルバムタイトルから察して立ち現れては揺らいで消える音像の構築物を予想しましたが、2曲目にギターポップな楽曲が来て意表を突かれてご機嫌です。
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とは言えこの曲にあってさえギターリフが左右を行き来するように、3曲のインスト曲のみならず量子物理学が仏教的世界観と類似する歌詞が歌われる楽曲群の多くがそういう感じで、歌もの多めだった前作以上に浮遊感多めでした。
中盤に置かれた「環境と心理」はMETAFIVE版からシンセ差し替え。前の方がよかったような気がしないでもありませんが、3番に入る前の不可解な1小節のブレイクが適切に処理されてスッキリしました。
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馬骨号 2023 9. 21 (Thu.)
ラッピングカー。痛車とも言いますが、平沢師のそれがありました。ネットで調べてみたらすぐに見つかりまして、馬骨号と名付けてらっしゃるようです。仕事の納品などもこれで行ってらっしゃるようで、持ち主はたいへん骨のある馬骨の御仁とお見受けしました。
光栄なことに僭越ながら隣に停めさせてもらいました。
HYBRID PHONON 2566/平沢進+会人
(東京国際フォーラム) 2023 9. 20 (Wed.)
P-MODELと核P-MODELと平沢師ソロ作を織り交ぜて演奏なさるというHYBRID PHONON公演に参列してまいりました。全席指定7,480円。
長い出囃子のなかまず会人の2人が登場。スポットライトを回して会場を照らし出し最後にステージ奥の縦長スクリーンに光を当てると平沢師登場。オープニングは末期P-MODEL改訂期のちょっと面白い楽曲「DUSToidよ歩行は快適か?」。間奏のブレイクで平沢師が「はい」と言って早くも客席のヴォルテージは最高潮に。
凍結前のONE PATTERNから「おやすみDOG」、ファーストアルバムから「偉大なる頭脳」とP=MODELからの変化球を立て続けに連投されるオープニングで懐かしさに感涙するとともに笑いもこみあげてくる幸福感に包まれました。
3曲やってブリッジみたいな音楽に代わるとまた会人が照明操作。縦長スクリーンを赤く染めると最新曲「BEACON」。あらかじめP-MODELのピンク、核P-MODLの青、ソロの赤は公演前からアナウンスされてて限定グッズのデザインなどにも採り入れられてたのですが、会人の照明によってもこれからの楽曲群が予告される演出になっていることがわかりました。
「BEACON」に続いてはこれまた感涙を呼ぶ「ロケット」。平沢師とギター会人がアコギを奏でられましたが、間奏の難しいところは会人。戸川純どうしてるかなぁなどとその時は思わぬまま忘れかけてる歌詞を思い出しながら拝聴しました。
ファーストアルバムからの「偉大なる頭脳」にもおののかされましたが、4枚目Perspectiveからは「ゾンビ」。4枚目以前はほぼ完全に歌詞が頭に入ってますからサビのところの変なメロディーでは一緒に大いに謳わせていただきました。
苗場で急遽演奏回避された回=回の「HUMAN-LE」や、きわめてレアな「1778-1985」、「MONSTER A GO GO」なども聴かせていただき、最後はこれまた客席のヴォルテージが最高潮に達せずにはいられない「Another Day」で終演。
アンコールでのご挨拶、叱責 (やかましい! )等に続いて「パレード」で大団円とあいなりました。
HYBRID PHONON 2566 (9/17 TOKYO)
No.
song
LP
artist
1
DUSToidよ歩行は快適か?
12th「音楽産業廃棄物〜P-MODEL OR DIE」(1999)
P-MODEL
2
おやすみDOG
7th「ONE PATTERN」(1986)
P-MODEL
3
偉大なる頭脳
1st「IN A MODEL ROOM」(1979)
P-MODEL
4
BEACON
14th「BEACON」(2021)
平沢進
5
ロケット
2nd「サイエンスの幽霊」(1990)
平沢進
6
TIMELINEの終わり
14th「BEACON」(2021)
平沢進
7
時間等曲率漏斗館へようこそ
9th「big body」(1993)
P-MODEL
8
1778-1985
6th「KARKADOR」(1985)
P-MODEL
9
ゾンビ
4th「Perspective」(1982)
P-MODEL
10
LANDING
14th「BEACON」(2021)
平沢進
11
賢者のプロペラ-1
8th「賢者のプロペラ」(2000)
平沢進
12
HUMAN-LE
3rd「回=回」(2018)
核P-MODEL
13
暗黒πドゥアイ
1st「VISTORON」(2004)
核P-MODEL
14
白く巨大で
2nd「гипноза (Gipnoza)」(2013)
核P-MODEL
15
Monster A Go Go
未発表
16
Lotus
5th「Sim City」(1995)
平沢進
17
Another Day
(還弦主義Ver.)
7th「ONE PATTERN」(1986)
「突弦変異」(2010)
P-MODEL
平沢進
en
パレード
10th「白虎野」(2006)
平沢進
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1STST(TESTSET) 2023. 9. 13 (Tue.)
2021年のフジロック。METAFIVEメンバー6人中4人が何らかの事情で出演辞退という緊急事態を乗り切ったLEO今井とまりんとサポートの2人。この4人で結成されたTESTSETのファーストアルバムが出てまして、3,000円+税で10曲。
つねに何かに憤っておられるようなLEO今井の歌唱のその矛先が我々同様の新自由主義社会経済だと感じさせる楽曲が2曲目に登場します。
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概ね全編カッチョいい歌入りテクノ楽曲なのですが、メンバーにドラムの人がいてどこまでが生ドラムでどこからが打ち込みなのかよくわかりません。またベースはまりんの職人技が効いてるようで、ぐいぐいとうねって食い込む低音ベースがバランスよく配置されていてたいへん気持ちがよいです。
ラッパこそありませんが、ギターも入っててMETAFIVE後継として高橋会長も喜んでるだろう出来栄えと感じられるのですが、もう少し日本語詞が増えるともっとうれしいだろうなと思いました。
タコライス 2023. 7. 28 (Thu.)
昨年、一昨年と3食タコライスを食したB級グルメフェスティバルが近づいてまいりました。そんなわけでしばらく更新を休ませてもらいます。
各位におかれましては名古屋記念決勝は各自で頑張ってください。
ところで今年の出店リストを見たところ、昨年、一昨年あわせて6食いただいたタコライス屋が出店していない模様。新店舗開拓という課題が現れました。
Fuji Rock Festival 2023
初日_パッションフルーツジュース 2023. 8. 1 (Tue.)
いつも初日の金曜朝10時台に飲む最初のビールが最高に美味いのですが、1杯飲み干すと命にかかわりそうな酷暑。そこで早々に切り上げて早速昼飯に向かいました。
最初に並んだ中華料理の列が一向に進まないので、店を替えて謎のブラジル料理店へ。後でわかったことですが、一昨年から始まったキャッシュレス決済。去年まではよかったのですが、客が増えた今年は各地で通信障害が発生。各飲食店の供給能力を下回る決済能力 のせいで列が長くなっていたのでした。
謎のブラジル料理 が美味かったのか不味かったのかはさっぱり思い出せませんが、いっしょに頼んだパッションフルーツジュース のおかげで水筒の麦茶だけでは補えない何かを補えたみたいで生きながらえることができました。
グリーンステージに戻って寝る態勢を整えたところでROUTE 17 Rock'n'Roll ORCHESTRA 登場。いつもは寝る態勢を整えても脚を這い上がる蟻が気になってなかなか寝付けませんが、蟻も酷暑で活動停滞の模様。4曲目ぐらいにトータスが出てきたあたりで意識を失いました。土屋アンナ登場でいったん意識を取り戻したもののその後ほどなくして寝落ち、終わってから奥田民生を完全に見逃したことに気づきました。
片道10分弱の喫煙所&便所への往復を果たしたのち、引き続きうとうとしながらIDLES を拝聴。そして皆さんがE.YAZAWA に備えられるころ合いにあわせて早めの夕食へ。
5,6年ぶりにmalca のボロネーゼ をいただきました。たいへん美味しくいただいたのですが、1,200円もしたか? このあとすぐに気づいたのですが今年は各店舗一斉値上げ 。飲み物ナシなら概ね千円弱だったメイン商品が概ね千円強になっていて6食とおやつ3食に飲み物3杯でおよそ3千円程度の出費増となりました。
それはともかく、夕食後の喫煙所&便所から戻ったらE.YAZAWA の終盤20分ぐらいは見られるだろうと計算していたのですが、なんとE.YAZAWA 35分で終演! 酷暑の中上下白スーツでキメてるコアな客への配慮か?自分への配慮か? いずれにしても流石の大御所です。完全に見逃してしまいました。
そんなわけでeastern youth をあきらめてフィールドオブへヴンのYO LA TANGO へ。
前衛ノイズコーナーも含めての1時間半はきついんで、中抜けしてルヴァンのパン をいただきました。
YO LA TENGO 終演後は奥の方の喫煙所&便所で時間をつぶして坂本慎太郎 。
サックス(たまにフルート、時折パーカッション)を加えた4人だけの伴奏なのですが、特殊なベースラインと細かく刻まれたドラム、ベース、ギターによるグルーヴにねちっとサックスとヴォーカル、コーラスがからまり夜の森にこだまするのに最もふさわしいと思える楽曲が奏でられていきました。
最終曲と思われた「ナマで踊ろう」を聴きながら撤収してしまって本当の最終曲でYO LA TENGO のギターの人との共演見逃し。
Fuji Rock Festival 2023
2日目_自家製コーラ 2023. 8. 2 (Wed.)
2日目も酷暑でとくに早く行って見たい演目もなかったんで昼前入場の重役出勤で臨みました。この日も決済のための通信不調でどこも行列。どうせならとバルながおか屋のラムチョップ の列に並ぶこと1時間。ラムリゾットに ラムチョップ乗せ と自家製コーラ をたいへん美味しくいただきました。
ラムチョップは1本だけ乗せるつもりが、言い間違えか?聞き間違えか?受け渡しのお姉さんの暑さ呆けか?2本乗っているではありませんか!
レシートとか残ってないんで得したのか損したのかわかりませんが、またバルながおか屋さんに食べに行かねばならないと思わせる味とサービスでした。
奥の喫煙所と便所の後、グリーンステージに戻って羊文学 の冒頭を拝聴。空間アルペジオのギター楽曲に期待していたのでしたが、後半にとっておかれた模様。後ろ髪を引かれつつホワイトステージへ。
一昨年の緊急事態中METAFIVE と同じメンバーで結成されたTESTSET(砂原良徳×LEO今井×白根賢一×永井聖一) の登場。METAFIVE の楽曲もやってくれるかなと期待していたのですが、先日発売の新作中心にオリジナル曲の連発でした。ここんとこの歌いっぷり同様、時代か何かに苛つくかのようなLEO今井の歌唱。METAFIVE(緊急事態中)とは違って高橋会長パートやコーネリアスパートを歌うこともないので、「まりんもちょっとは歌えや」とは思わず聴き入ることができました。まりんのうねるシンセベースがぐいぐい来ました。
またグリーンステージに戻ったあとは、手前の喫煙所と便所のついでに白姫豚ロースカツサンド 。噴飯もの級の食パンにはさまれてはいますが、ロースかつは揚げたてでたいへんおいしゅうございました(岸朝子です)。
ELLEGARDEN が半分ぐらい終わったところでロースカツサンドも食べ終わり、結局今回1回しか行かなかったレッドマーキーへ。
最前列(付近)を目指しましたが、時すでに遅く中ほどPAブース前でSLOWDIVE を拝聴。トリだったせいか映像、照明などの舞台演出も凝っていたうえ、再結成後あまり間もなかった前回以上の迫力の演奏。ほぼ全曲1回はシューゲイザーならではなノイジーな間奏で音と光の大洪水を浴びせられまして大盛り上がり。惜しむらくはお姉さんの方の歌声がかつてのウィスパーヴォイスからおばはん声に若干シフトしていたことでしょうか。
FOO FIGHTERS にALANIS MORISETTE が加わって一緒にやってるところを拝聴しながら撤収。
今年はゲート外になったイエロークリフというエリアで横浜野毛のソウルフード、スペシャル焼きそばを頂戴して退散しました。
Fuji Rock Festival 2023
3日目_しそジュース/アイスコーヒー
2023. 8. 5 (Sat.)
3日目はnever young beach からスタート。「男はつらいよ」のテーマがワンフレーズ丸々流れてから5人のメンバー一同寅さんユニフォームで登場。
ギター2人が替わってますが、痩身と眼鏡という前メンバーと変わらぬ見た目でメンバーチェンジをまったく感じさせない最大ギター3本のアンサンブルと楽しい歌声で和ませてもらいました。
この日も酷暑だったんでYARD ACT とかをあきらめて昼飯へ。謎のスリランカ料理チキン&ポークコットゥロティ 。
チキン入りでも香辛料でなんとかなるだろうと食してみましたが、チキンどころか何でできているのかまったくわかりません 。食えるものすべてみじん切りにして香辛料であえた代物。正直不味かったんで最後まで食べられずもったいないことをしましたが、いっしょに頼んだラムコークは自家製コーラ使用で美味かったです。
昼食後はこの日のメイン、アトミックカフェトークday3【社会とテクノロジー】 津田大介、宮台真司 、ジョー横溝。事件後ますます無双化する宮台事件後初登場を拝見してきました。最近、湯之上隆とかから仕入れた半導体業界の話などをからめて没落する日本とそこでの未来社会の在り方について元気にまくし立てておられました。
その後は奥地まで足を延ばして喫煙所&便所。トイレの列を水道の列と誤認して約10人抜きの失態を演じて用を足してから気づいてお詫びしながら戻る一生の不覚を経て、昼飯が少なかった分、ルヴァンのキャラメルラスク としそジュース 。これで気を取り直してから、またグリーンステージに戻ってラスクを食い尽くしたり、YUKI を聴いたり、喫煙所散歩のついでにアイスコーヒー を買いに出たり。
昼飯が少なかった分、アイスコーヒー屋ACID COFFEEが薦めるどら焼きも買ってしまいました。
この日も幾分マシになったものの決済のための通信は不調で、同店においては注文の列、決済の列、受け渡しの列という画期的な3列構成。ペーパーフィルターを伝票に転用する斬新なアイデアで客を捌いておられました。
まもなく解散というBAD HOP の皆さんが豪華ゲストを迎えてグリーンステージでの演奏が始まって3曲ほどで早くも撤収。まだWEEZER まで3時間近くあるんで、後ろ髪を惹かれつつ場外で仙台牛ガーリックライス をいただいて帰りました。
Fuji Rock Festival 2023
4日目_保よし 2023. 8. 7 (Mon.)
これまでだいたい日曜の夜、年とってからの近年は月曜朝から帰っていましたが、今年は月曜の昼どきまで越後湯沢駅で土産を買ったりしてから帰りました。
で、昼飯を駅近辺でいただこうとして酷暑の中徒歩10分弱。保よしなる和食屋を見つけまして、天ざる的なランチセットAを注文しました。
そばは新潟風で海藻が練りこまれたへぎそばで若干残念でしたが、つけ汁に鰹が効いててたいへん美味。さらに当所名物、舞茸てんぷらが絶品の味わいでたいへんおいしゅうございました(岸朝子です)。てんぷらに海老とかなくても納得の1,200円です。
Fuji Rock Festival 2023 2023. 7. 31 (Mon.)
おかげさまで無事帰ってきました。
今年も昨年同様、雨は10分ぐらいしか降りませんでしたが、猛暑にさいなまれることに。つねに日射病または熱中症対策を心がけねばならない3日間でした。
ビールも初日最初の一杯だけ。
まったく何をしに来たのか?と終始自問自答してるうちに終わった気がします。
追悼マーク・スチュアート 2023 7. 19 (Wed.)
「ミュージック・マガジン」7月号税込930円はコーネリアス特集。インタビューと新作レビューにコーネリアスになってからの6枚しかない「コーネリアス・アルバム・ガイド」がほとんどというやや薄目の巻頭特集でした。
新作をもう少し聴きこんでから改めてご紹介しようと思いますが、第二特集が追悼マーク・スチュアート。
ほんの2,3か月前に高橋幸宏会長特集号を購入した際にスペシャルズのテリー・ホールの訃報を知るということがありましたが、今度はTHE POP GROUPのマーク・スチュアートです。合掌
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21世紀になってからも一層磨きがかかったうえに時代が追いついたところもあって、ますますの活躍を期待していただけにたいへん残念に思います。
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Acid Queen 2023 5. 26 (Fri.)
何年かに一度拝見してはその美脚と首から上の迫力とのギャップにおののかされるティナ・ターナー逝去の報です。合掌
あまりよく聴く音楽ではないので、わたくし的にはTOMMYのAcid Queenの印象がほぼすべてです。
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その後もレパートリーにされてるとは知らず、亡くなられてから気づいてそこはかとなく感涙させられました。
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私飽きぬ私(キュウソネコカミ) 2023 5. 15 (Mon.)
キュウソネコカミの新作が3月に出てました。この前に聴いてた「ギリ平成」が2018年。前作では拙速というか練りこみが足りない、とくにヴォーカルが、みたいな感想を抱いたのですが、本作は久々のせいかそういった不安を一掃するまあまあの快作に仕上がったと言えましょう。
という感想を抱いてから調べてみたら、コロナ禍下の2020年から21年にかけてミニアルバム1枚とLP1枚出しておられました。コロナ禍下のために気づかずにいたのでした。
で、インタビュー記事などによると最近になって収録前にパソコンを利用されるようになったとのこと。プリプロダクションの精度が上がっての品質向上だったようです。
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Happenings(moonriders) 2023 4. 29 (Sat.)
前作「It's the moooonriders」の最終曲。4分ぐらいの歌が終わった後、5分ぐらい謎の無調即興音楽がおまけ的に入ってたのですが、そんな楽曲ばかり6曲60分超でできた新作が3,000円+税でリリースされました。大御所大ベテランでないと出せない異色作というか変な意欲作。買ってがっかりさせられる覚悟で拝聴しました。
時折詠唱も入る亡霊の奏でる音楽。
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概ね誰かがリズムキープしてくれてるので聴くに堪えられなくはないうえに、6曲それぞれ、あるいは1曲中に雰囲気が変わる楽曲群をたった2日で作られるとはさすがです。
最終曲は最後まで頑張って聴いたご褒美かのようなわりとフツーのジャムセッション。
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とは言え、起きて最終曲までたどり着くのが難しいつくりなのが難点です。
ラムチョップ 2023 4. 28 (Fri.)
ラムチョップを食べに神田神保町まで行ってきました。フジロックはフィールドオブヘヴンによく出店してらっしゃる下町バルながおか屋の神保町店。
行列なんで2回しか食べたことはありませんが、その小ささに目を疑うものの他の肉では味わえない独特の美味。
ポテトサラダ的なものとかを前菜にしてラムチョップが焼けるのを待ちます。ラムチョップ後はパエリアを美味しくいただきました。
あいにく今週初めで神保町店は閉店。上野本店かフジロックに行かないと味わえません。
テリー・ホール 2023 4. 18 (Tue.)
先日ご紹介したミュージックマガジン誌高橋幸宏追悼号ですが、鮎川誠の訃報も掲載されてて、さらにテリー・ホール追悼小特集。
スペシャルズ最初期にちょっと聴いた後は、どこかで調達したポストカードをず〜っと部屋に貼ったままとは言え、滅多に聴くことはありませんでして、1980年ごろのマッドネスに黒人が入ったらスペシャルズになって、そこに女が入ったらセレクターになるという認識からさして理解は深まっていませんでしたが、2012年のフジロックでは相も変わらず無表情のリードヴォーカルを務めておられました。合掌
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with In Phase 2023 4. 15 (Sat.)
ミュージックマガジン誌3月号は高橋幸宏追悼特集号。
ミカバンドからMETAFIVEまでの長い長い歴史をざっと振り返ってしみじみさせられました。
が、しかし。2014年のフジロックと、そこで購入したTシャツ着用で臨んだワールドハピネスで拝聴した高橋幸宏 with In Phase に関する記載が1字も見当たらなかったのが不可解で心残りです。
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小山田圭吾の「いじめ」はいかにつくられたか
現代の災い「インフォデミック」を考える
(片岡大右/集英社新書) 2023 3. 31 (Fri.)
2021年夏の小山田騒動の真相は早くに、ツイッターをフォローしといてよかった、外山恒一の「小山田圭吾問題の最終的解決 」や百万年書房サイトで、自分がおぼろげに覚えてる読後感との相違も含め完全解決していました。が、その後も念入りに追跡調査なされてる見上げた方々もいらっしゃったようです。そのIfYouAreHere委員会 やkobeniの日記 などの成果も引き受けつつ、社会思想史の観点から総括なされたのが本書。980円+税。
話題のロッキングオンジャパン(ROJ)とクイックジャパン(QJ)だけでなく、それに先立つ月刊カドカワにあったインタビュー記事にまでさかのぼり、インタビューの経緯や取り上げられ方、その後の悪意ある改ざん編集サイト、そしてメジャーどころで真っ先に取り上げた毎日新聞での扱いからの「インフォでミック」について検証されていて、毎日新聞はじめ糾弾する側の誰もが原典をちゃんと読んでないのが明らかになります。
また、「いじめ」なる語に持たされた社会的意味について90年代初頭と現在の相違をその経緯とともに全5章中の1章弱をさいて系譜学的に詳述されていたりして、本題とは別のようでいて相通ずる問題について気づかされまして、オマケの付録的にお得に思いました。
それはともかく、高橋幸宏会長の病状がいかほどだったかはわかりませんが、騒動のおかげで俺様的には、2021年フジロックでのMETAFIVE6人が2人になってしまって結局一生「環境と心理」のヴォーカル3人たらいまわし歌唱を一生一度も聴けず仕舞いにおわってしまったわけで、毎日新聞をはじめ糾弾に加担した方々におかれては、本書一読後の感想文と反省文を頂戴したく思う次第です。
京の観察日記 2023 3. 28 (Tue.)
いつの間にか毎週月曜夜はテレビ神奈川でやってる『岡崎体育の京の観察日記』を見るようになってます。火曜夜は古くからテレビ埼玉の『いろはに千鳥』ですから、2日続けて緩いロケ番組を見てるわけです。
真冬というのにここんとこ薄着で出てくる岡崎体育とその連れ。調べてみましたところ半年以上前にKBS京都で放映されたやつを今頃見させてもらってることがわかりました。
日曜夕方MXテレビの『探偵ナイトスクープ』も結構古いやつみたいですが、『いろはに千鳥』だけは制作局から直接見てるはずなんでこれだけは最近の出来事だと思います。
METAATEM(METAFIVE) 2023 3. 15 (Wed.)
METAFIVEのラストアルバムを購入してからかれこれ半年、おまけについてたBlue-rayをようやく見ることができました。見てみて気づいたのですが、収録されているのは2016年冬のライブ映像。およそ6年も前のものだったとは。よく見るとCDジャケットの裏表紙に書いてありましたが、そんな細かい字は読めません。
活動開始が2014年。当初は「高橋幸宏とクール・ファイブ」という仮の名前でしたが、2015年に「クール・ファイブ」のところを「メタファイヴ」に改め、2016年にオリジナルアルバム発売。その年の冬のライブということで、ファーストアルバム中心。終演少し前の「Don't Move」のところがいちばんの盛り上がりです。
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アンコールの最後はyMOの「CUE」のカバーで、これは活動当初のメイン楽曲でファーストアルバム発売前のライブ盤「TECHNO RECITAL」にも収録されてました。
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その後、渋い「CUE」から幾分派手な「KEY」が演じられるようになって、2016年夏のワールドハピネスでは楽しみにしてたのですが、やってもらえませんでした。
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そのときのエンディングは「君に、胸キュン。」だったのですが、そんなふうにYMOのカバーを1曲程度交えるというのが活動前半のお約束状態でした。
LP2枚出したこの先はその必要もないかもしれませんが、Deee-Liteやコーネリアスまたはフリッパーズギターや電気グルーヴのカバーもこのメンバーでやったらよかったのになとも思うのですが、そればかりではグループサウンズの残党の人々がやってるアレと変わりませんがなという話になってしまいます。
A-1 2023. 2. 28 (Tue.)
ムーンライダーズから橿渕哲郎に続いて2人目、岡田徹逝去の報です。4月29日に入間で久々に全員集まって演奏なさるが入場料1万2千円をどうしようかと考え中なのですが、ここは香典代わり、参列した方がいいでしょうか。まだ三分の二がご健在な今の内に。合掌
岡田徹というと詞を滅多に担当しない代わりに「さよならは夜明けの夢に」や「涙は悲しさだけで、出来てるんじゃない」などアレンジと併せてビートルズ由来の物凄い天才メロディをちょいちょい生み出される才能の持ち主。それゆえ、LPではA面の1曲目に来ることが多い気がするですが、本当にそうか? 数えてみました。
LP
A-1
岡田
鈴木兄
武川
鈴木弟
白井
橿渕
他
火の玉ボーイ
(1976)
あの娘のラブレター
詞曲
詞
MOON RIDERS
(1977)
紅いの翼
詞曲
Istanbul Manbo
(1977)
ジェラシー
曲
詞
NOUVELLES
VAGUES
(1978)
スイマー
詞曲
MODERN MUSIC
(1979)
ヴィデオ・ボーイ
詞曲
カメラ=万年筆
(1980)
彼女について知っている二、三の事柄
曲
詞
マニア・マニエラ
(1982)
Kのトランク
曲
詞
青空百景
(1982)
僕はスーパーフライ
詞曲
アマチュア・
アカデミー
(1984)
Y.B.J
曲
曲
詞曲
アニマル・
インデックス
(1985)
悲しいしらせ
詞曲
DON'T TRUST OVER THIRTY
(1986)
CLINIKA
曲
無
最後の晩餐
(1991)
Who's gonna cry?
詞曲
A.O.R
(1992)
幸せの洪水の前で
詞
曲
ムーンライダーズの夜
(1995)
PRELUDE TO HIJACKER
詞
曲
Bizarre Music For You
(1996)
BEATITUDE
詞曲
月面賛歌
(1998)
Sweet Bitter Candy
詞
詞曲
dis-covered
(1999)
Sweet Bitter Candy
詞
詞曲
Six musicians on their way to the last exit
(2000)
he last picnicat hanging rock
曲
詞
Dire Morons TRIBUNE
(2001)
Headline
詞曲
P.W Babies Paperback
(2005)
Waltz For Postwar.B
曲
無
MOONOVER the ROSEBUD
(2006)
Cool Dynamo, Right on
曲
詞
Tokyo 7
(2009)
タブラ・ラサ 〜when rock was young〜
詞曲
Ciao!
(2011)
who's gonna be reborn first?
詞曲
It's the moooonriders
(2022)
monorail
詞曲
計
曲
8
9
0
2
4
3
0
詞
3
13
0
4
3
1
1
結果、鈴木兄についでの2位でしたが、『Don't Trust over Thirty』のA面1曲目はプロローグみたいなインストでしたから、2曲目「9月の海はクラゲの海」をカウントして実質的に同率1位と言ってもいい気がしてきました。
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VIDEO
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Everybody Rock'n Roll SHEENA & the Rokkets
Since 1978 2023. 1. 31 (Tue.)
たぶん2015年のフジロックだと思うのですが、キュウソネコカミとかぶってたんで見られませんでしたが、Tシャツだけは買ってたのでした。
とは言えもっぱら部屋着だったのですが、赤いTシャツを外で着てもいいものかと考え始めました。で、コロナ延期後の2021年のフジロックで赤いTシャツを探したのですが、見事に一人もいらっしゃいませんでした。
2022年は2人いらっしゃいました。どちらも歳の頃同じぐらいのベテラン客。うち一人は自分も似たの持ってるギャングオブフォーEntertainment!Tシャツでした。
そんなわけでアラウンド還暦ということでそろそろ赤いTシャツもありかなと思い始めるに至りました。
それはさておき、大学に通う乗換駅が下北沢だったので乗り換えのついでに南口商店街をふらついているうちに結局大学にたどりつかなかったということが何度もありました。そんなときに商店街で何度かすれ違った有名人が子連れの鮎川誠でした。合掌
当時まだ王将が出店してなかった下北沢に熊本ラーメンは進出してましたが、博多ラーメンはなかったと思います。
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アボカド食堂 2023 1. 18 (Wed.)
夏に行ったときには夏フェス出店中で休業していた高円寺アボカド食堂に行ってきました。
フジロック2022と2023あわせて6食頂戴したあのタコライスをまた食えると胸を膨らませた期待通りの同じ味。お値段若干高めでしたが、その分増量。
全品、それだけだと無くてもよいと思わざるを得ないアボカドが付いてくるのですが、すりおろしたうえに塩味を効かせて全体をいい塩梅の風味に仕立ててらっしゃいます。
コロナビールとともにたいへんおいしくいただきました(岸朝子です)。
METAATEM(METAFIVE) 2023 1. 16 (Mon.)
METAFIVEのラストアルバムにはBlue-rayが付いていたのですが、家と自動車にDVDは再生できてもBlue-rayにはお手上げという機械が3台。未だ見られぬまま高橋会長逝去の報です。
最後まで熟成の老境に達することなく新たな取り組みを続けてこられて大いに見習わせていただきたく思います。合掌
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3番になってやっと高橋会長の歌声が出てくる『環境と心理』ですが、2021年は全編LEO今井、2022年は全編コーネリアスの生歌で聴かせてもらいましたが、高橋会長の生歌は聴けずじまいに終わってしまいました。
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活動最末期のMETAFIVEにおいて「会長」の称号を得られた高橋会長ですが、バンドを作った数は鈴木慶一に及ばないかもしれませんが、誘われて入ったやつも含めて数えると世界中でもトップクラスに入るのではないでしょうか。
数多あるバンドの中でいちばんよく聴いたのはYMOでもビートニクスでもスケッチショウでもなく第2期サディスティックミカバンドだったような気がします。
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