金亀記(2005/03/01-)
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軟体親爺  2005. 3. 15 (Tue.)

80歳ぐらいの爺さんが鉄棒をぐるんぐるんとまわるテレビコマーシャルを見たときは、何もCGでそこまでせんでも、と思ったのですがホントに鉄棒でぐるんぐるんまわる爺さんだったと知ったときは驚いたものです。が、先ほど鉄棒でぐるんぐるんまわる爺さんに匹敵するぐらい凄い親爺を目撃しました。
鉄棒爺よりはひと世代ほど若め。2,000人ぐらいしか入ってないヒラ開催の競輪場にいるうちの1,200人ぐらいと同系統な親爺。両足を広く突っ張って開いたかと思うや、腰をぐぐぐっとまげて頭が地表すれすれ。手も頭も地面につけることなく、また膝を曲げることもなく、短い髪の毛が地面につくやつかぬかの微妙な位置で静止すること数秒。首を横に曲げて自動販売機の下に小銭が落ちてないかを確かめてらっしゃるようでありました。
残念ながら小銭は見つかりませんでしたが、もし小銭があったらどのようにして回収なさったのだろうかと気になります。回収方法によってはテレビコマーシャルに出て博打の元銭を稼げるかもしれません。

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献本  2005. 3. 14 (Mon.)

東京湾観音(昭和36年)古本屋で購入した「晴れた日は巨大仏を見に」ですが、「謹呈 白水社」と書いた短冊がはさまれていました。しかも白水社の印字にかかるように和久田さんのシャチハタ押印。和久田さんが関係者に献上した1冊が、古本屋に売られていたということであります。
これが、神田神保町や高田馬場にあるような都市型古書店街の古本屋で購入したものならあきらめもつきますが、郊外型チェーン店ですから、献本先リストを当たれば、古本屋に売り払った輩をある程度特定できるかもしれません。このことを白水社の和久田さんに伝えるべきかどうなのか、少し考えてしまわざるを得ませんが、面倒くさいのでどうでもいいです。

それはさておき、本書の記述の中に和久田さんは度々登場します。現代のフェノロサ&天心、スライダーズの「見仏記」において、みうらじゅん画伯のある意味難解な発言を機に、いとうせいこうが考察を深めるという記述が散見されますが、本書においてもこの方法が度々採り入れられています。取材旅行に同行する何でもエロに結びつける初代担当編集者のお姉さんと途中から引き継いだ和久田さんがみうら画伯の役をやってらっしゃるわけです。
和久田さんは黒いダウンジャケットの下に黒いプリントシャツ、黒いナイロンパンツを履いて指には蛇のリングという出で立ちで初登場。なのに、ヘビメタではなく昭和歌謡好き。昭和歌謡をレアグルーヴと評価し、巨大仏もレアグルーヴ、だってマニアックで腰に来る感じ、とその職責を果たしておられます。

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晴れた日は巨大仏を見に(宮田珠己/白水社)
  
2005. 3. 13 (Sun.)

東京湾観音(全長56.0m)「珍日本紀行」や「見仏記」の類似品に注意、と言いつつ自分が類似品なので注意して読むように!と巻頭言で注意を促される、珍な仏像を見てまわる紀行文。たまたま古本屋で見つけて定価1,600円+税のところを1,000円(内税)で購入。

ウルトラマンよりデカい40メートル以上の巨大仏を見てまわられるのですが、とくに日常のどこにでもある風景の中にヌっと立ち現れる光景がエキサイティングに描写されています。
一方、テーマパークをもくろんで作られたのに、そのテーマパークの脱力ぶり、また仏そのものや内部空間などはゆるゆるとグダグダっぷりを強調しておられます。
と、いうのも、坂口安吾の「日本文化私観」にある「生存それ自体にある絶対の孤独」的なものを強烈にむずむずと感じる光景こそ、著者にとっては日常に立ち現れる巨大仏なわけであります。なので、最終章の前に仏像ではない太陽の塔が出てきてもまったく違和感を感じず、太陽の塔自体の違和感もまた巨大仏に通底する宇宙と自己の存在の絶対的ないたたまれなさを現出していると深いところで感じることができるのです。
これは安吾にとっての「ふるさと」であり著者は「神や仏が生まれる前の世界があることのふしぎに立ち会うこと」と表現されています。そして、この不可解をおかしむ限りにおいては、痛みを測る尺度としての神は必要なくなると感じるのでありました。

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王と天皇(赤坂憲雄/ちくまライブラリー)  2005. 3. 12 (Sat.)

践祚とかの読めない熟語や旧字がたくさん出てくる本はふつう読めませんが、時節柄そうも言ってられないので、以前にご報告した赤坂著「象徴天皇という物語」を図書館に返したときに同じ棚にあったんで拝借。自粛ブームが盛り上がる直前の88年5月発行。
巻末のシリーズ広告では、本書のショルダーコピーに「ニューウェーヴの発想と論理」とあります。いったい何が言いたいのか? このショルダーコピー同様、非常に読みづらい作品でありました。

前半は王権論。王殺しとか王子の受難とか超能力とか、古今東西の王に通底するいわば王の性格を歴史書や古典文芸から集めてこられます。共同体の過剰としての王もしくは外部から招聘され危機が去るもしくは失態によって殺害され遺棄される王など。
そんな前半を読めば、いかにして民族主義的国家主義に悪用され続ける文化を簒奪して伝説を捏造してしまった我が国の王を消費し尽くすかの展望に期待して後半に読み進めるのですが、まだるっこしくて眠くなってしまって、図書館の返却期限をひと月ほど過ぎてしまいました。
幼童天皇と稚児ホモ文化、被差別職能民の直接支配、暦法決定権と王家などところどころにおもしろい話がないではないですが、「不親政が自然」とする一部の古い学説に対抗するなどのあまり、「自然だと作為」されたところへのこだわりが強すぎるわりには明快に著述されておらず、もっぱら学者研究論文でして、我々が活用できるところを見つけるには難解すぎたという次第。

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男のマロンズ  2005. 3. 11 (Fri.)

男のマロンズ今年に入って既に2回もご紹介している男のマロンズ(キコリレコード所属)3発目のライブ公演。対バンが5つもあって、その中にはオノヨーコの最高傑作キスキスキスをカヴァーするシーナ&ザ・ロケッツのご子息バンドもという豪華ラインナップで1ドリンクつき2,000円。東高円寺UFOクラブ。

男のマロンズ的には、今回初めて大音量のライブハウスでまともなドラムセット。8ビートがノリノリなグレコギターの歌でオープニング。のりのりサウンドに悪乗りしたヴォーカル&ギターの宇宙ダコ先生はいきなりギターの弦を切ってしまわれます。

弦はりかえ中 「寺内タケシは10秒でギターの弦を張り替えた」などという大法螺伝説を挟みながら5分ぐらいかけてじっくり弦を張りなおした後、3曲。いつもより楽曲数は少なめでしたが、その分アドリブコーナーを長めにせっかくの本格ライブハウス大音量を楽しませていただきました。

恒例の前のライブの録音CD無料配布にありつき、さっそく拝聴したのですが、宇宙ダコ先生の長すぎるMCが削られていたのはもったいなく思いました。

ところで、以前から気になっていたのですが、いつの間にやらかのライブにおけるヴォーカル音量のレベルアップ。歌詞が聞き取りやすいという点で評価できるのですが、一部若造楽団のニューミュージック化やハード歌謡の混入という悪しき弊害も気になるところ。
それが、当ライブ会場にはなく、歌詞が聞き取りにくいものの昔みたいでよかったかも。

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参議院憲法調査会  2005. 3. 10 (Thu.)

この齢ですから「なりたい職業は?」と尋ねられることなどありませんが、心の第一志望は参議院議員と言っても過言ではないでしょう。6年保証の税金泥棒。
とくに末広まきこに騙された愛知県民のような個別の恨みは持ってませんが、何故、二院制が現在において機能するのかまったく理解に苦しみます。
共和制発足当初の欧州の国々においては、旧体制融和策などの効果があったのやもしれません。単にその名残か。
それはともかく、そんな参議院議員の皆さんが国の予算で海外旅行などをして外国の政治事情なども見聞しつつ、憲法について広く調査するという調査会の「二院制と参院の在り方に関する小委員会」(委員長は舛添)による報告が発表されました。
衆議院に予算をまかせるから参議院には決算をまかせなさい!みたいな一見もっともそうなご意見もなきにしもあらずに見えますが、実質的に同じ穴の狢の比率が変わらない人々による議論ではまったく何の効果が見込めるのかわかりません。
そもそも、その本質がヤクザと考えるとわかりやすい政府の政治権力をコントロールするために高い金を払って雇っているのが国会議員というわけでありまして、参議院議員を雇うのとその運営や海外旅行にかかる費用などで何回国民投票ができるかを村上龍に計算してもらいたいと思います。

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松山競輪開設記念[金亀杯争覇戦]決勝   2005. 3. 9 (Wed.)

11R 四国作戦?
選手 登録 脚質
1 1 渡部 哲男 愛媛 84 25 S1 逃捲 15
2 2 荒井 崇博 佐賀 82 26 S1 逃捲 22
3 3 小倉 竜二 徳島 77 28 S1 追込 0
4 4 浜口 高彰 岐阜 59 37 S1 追込 0
5 星島 太 岡山 66 34 S1 追込 0
5 6 中塚 記生 熊本 63 35 S1 追込 0
7 佐々木則幸 高知 79 28 S1 捲逃 14
6 8 和田 誠吾 広島 55 39 S1 追捲 1
9 新藤 敦 神奈川 62 37 S1 追込 0
推理


並び
158 瀬戸内
734 四国浜口
269 九州新藤

普通に考えたら押さえ先行が山嵐(2)荒井で、黒潮カマシ(7)佐々木、捲り勝負の(1)渡部というとこなれど。新築松山競輪最初の記念優勝は四国から出したい四国勢。
漁師系の心意気(7)佐々木がここんとこの行きっぷりの悪さを払拭するかのごとく、早めに駆けて渡部(1)哲男よ俺についてきて捲れるもんなら捲るぜよ!と。

 
2車単
 
3連単
3−7,3−4,1−3 3−1=5
押さえ;普通の展開 6−2,6=7,6=9

結果
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打鐘前に中団で周回の(1)渡部が前受けの山嵐(2)荒井を叩くとすぐさま後方から漁師系(7)佐々木が踏み上げて先行態勢。(9)新藤が(7)佐々木ラインに切替える。
最終ホーム手前から気風よく(7)佐々木が逃げる。8番手になった山嵐が2コーナーから捲り上げるが、合わせてバックから(1)渡部が捲らせてもらうぞなもし!と発進。
(7)佐々木後位からあまり仕事せず遠慮がちに追込む(3)小倉竜を直線、(1)渡部が交わして1着。(7)佐々木が3着に残り四国作戦大成功。

 
2車単
 
3連単
1−3 2,290円 1−3−7 8,650円
的中

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入場 2,769人 総入場 11,558人(対前年度68%)
売上 3,145,221,900円 総売上 
10,336,349,600(対前年114%)

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騒擾事件  2005. 3. 8 (Tue.)

審議昔の競輪場だったら怪我人続出のうえ、火事になったに違いない武田豊樹失格判定。
それで思い出した話があります。70歳近くまで現役だったお父さんの方の黄金井選手の思い出話。村山競輪場(現西武園)でド本命が飛んで客が騒ぎ出しました。当然、火事も起こります。そんな騒ぎに乗じて、払戻所の現金を奪う輩も当然いましたが、一部の客は食堂襲撃。職員を追い払うや、厨房に入り込み食い物を食しはじめました。それを見た別の客の集団が石つぶてを投げて、火事場食い逃げ犯を追い出すや、今度は追い出した集団が飲み食い。追い出された方が黙って退却するはずもなく、やはり石つぶてで逆襲するという、仁義なき火事場食い逃げ合戦。
昭和25年、朝鮮戦争が始まった2日後のことだそうですから、極一部のメニューを除いてたいがいまずい西武系列の給食会社はまだなかったと思われます。

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松山競輪開設記念[金亀杯争覇戦]
優秀「マドンナカップ」   
2005. 3. 7 (Mon.)

12R 新400走路で微妙な三分戦
選手 登録 脚質
1 1 武田 豊樹 茨城 88 31 S1 逃捲 16
2 2 吉岡 稔真 福岡 65 34 S1 捲逃 3
3 3 渡部 哲男 愛媛 84 25 S1 逃捲 14
4 4 内林 久徳 滋賀 62 41 S1 追込 0
5 新藤 敦 神奈川 62 37 S1 追込 0
5 6 村本 大輔 静岡 77 29 S2 追捲 0
7 小橋 正義 新潟 59 37 S1 追込 0
6 8 佐々木龍也 神奈川 57 39 S1 追込 0
9 加藤 慎平 岐阜 81 26 S1 自在 8
推理


並び
175 関東新藤
986 慎平南関
324 西

不動心(2)吉岡に師事して長くもがくようになって勝てなくなった(3)渡部が地元で師と仰ぐ(2)吉岡を連れて逃げる。が、持たないので緩めるところをラピスタ(1)武豊がカマして続く自在ヘア加藤(9)慎平が捲り追込みでどこまで迫れるか?
ラピスタ(1)武豊が中団獲ってのんびりしてたら自在ヘア加藤(9)慎平のカマしてからのダマシ逃げも一考。

 
2車単
 
3連単
9−8,9−6,9−4
9−5,9=2
1−7=9

結果
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何を思ったか(3)渡部がS取って前受け。前もしくは中団狙ったゴルゴ(6)村本だったが、(3)渡部に続く不動心(2)吉岡をぼんやり通してるうちに続くラピスタ(1)武豊にもインから交わされ、自在ヘア加藤(9)慎平ラインは後方。
青板ホームから(9)加藤が上昇して(1)武豊にかぶせると(1)武豊は引いて7番手から巻き返し。打鐘で先行態勢に入ると、何を思ったか(3)渡部は中団4番手で粘り、アウトの(9)慎平と並走。
最終ホームからペース駆けのラピスタ(1)武豊が悠々逃げ切り、平成の鬼脚(7)小橋−蟹股(5)新藤とラインで入線。が、しかし。初周の内側追い抜きにより、法の精神を鑑みない杓子定規な判定でラピスタ(1)武豊失格。3着は、(3)渡部をキメた4番手から2センター捲り追込み不発の自在ヘア加藤(9)慎平より、前団追走で先着した(8)佐々木が繰り上がり。

 
2車単
 
3連単
7−5 3,980円 7−5−8 70,110円

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ホテルターナー  2005. 3. 6 (Sun.)

炎上するローマ市街しばらく欄外でご紹介していたローマの一番よい三流のホテル、ホテルターナーでしたが、偽者サイトがあることがわかりました。
偽者の方がサービス内容とかがわかりやすいのですが、おもしろくないので見る人は少ないと思います。

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雪の進軍  2005. 3. 5 (Sat.)

地球滅亡まであと5日!ぐらいの勢いの大雪予報でしたが、実際のところは数センチ積もった程度。とは言え、たったの数センチでも雪道を歩くと軍歌「雪の進軍」が頭の中で繰り返しパワープレイされてしまって困ってしまいます。
それと言うのも、若いときに見た映画「八甲田山」がたいして面白くもなかったのに、テレビでやるたびに何度も見てしまったからにほかなりません。

原作である新田次郎著「八甲田山 死の彷徨」のほうは、滅多に小説を最後まで読まないわたくしをして二度も三度も読み返させたりするほどの名作ですが、映画はいけません。この手の馬鹿男集団の映画に、原作でほとんど出てこない女を出してしまっては馬鹿男がただの哀れなやつ(北大路)になってしまってお涙頂戴のていたらく。
ただし、秋吉久美子の案内人はのぞく。が、しかし、原作では隊列が人里に近づくごとに案内人を最後尾にまわして帝国陸軍の威厳、体面をつくろう仕事人徳島大尉(高倉)でしたが、映画の中では敬礼なんぞをして労をねぎらったりしてしまって国民に愛される帝国陸軍みたいなことになってしまっています。
そんなケチをつけながらも、テレビでやるたびに見てしまう諸要因の一つは当作のハイライトシーン。小便満タンの兵隊が立ちションを試みるもチャック凍結! 開かぬまま失禁してしまったところ一瞬のぬくもりの後に小便凍結! そして、悶死。
かような残酷シーンをぬくぬくとこたつに入って見られる機会は、ほかにあまりありません。

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天気予報  2005. 3. 4 (Fri.)

ぬらりひょん寝て起きたら雪が積もってるぞ!ということなので、地球滅亡まであと5日!と宣告されたような気分なので今日はこれぐらいにしといてやるっ!

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選手別応援歌  2005. 3. 3 (Thu.)

中村中間管理職監督のときにマイク仲田が先発して球団ワースト新記録の10連敗を達成した神宮の試合を最後にかれこれ10年以上野球の応援に行ってません。
入場料が高い、何時に終わるかわからん、贔屓チームが滅多に勝たないなど様々な理由があるのですが、その一つに応援歌が違うやろ!ということがあげられます。
大昔は立教のコンバットマーチだかヒッティングマーチだかに合わせて「かっとばせー誰それ」と言うだけ。その後、選手別の応援歌が開発されましたが、「かっとばせー」か「ホームラン」か「男前」に選手名をつける程度のシンプルなものでありました。ですから、誰もレコードにして売ろうなどとは思いません。
それが今や、
いざ行かんや/萌え立つ大地に/さあ八木裕が/勝利を目指して
ってどういうことやねん?「萌え立つ大地」て何やねん? 勝利とか余計なこと考えるからあかんのじゃ、打ったらええねん!と川藤幸三は嘆かないのか。
そんななか、片岡の「実家は檜風呂」のクダリは多少イケてたのですが、片岡選手ご本人の「実家は檜風呂やない」というクレームで改変されたのが残念です。

かつて、以下のような逆応援歌を唄った日本のフーリガンの心意気はどこへ行ったのかと問いたい。
おーまえの名前はヘンタイおおくぼ(下の名前は敵方に言わせる)女子高生、女子大生、薮で押し倒せ
東海大学裏口入学、親父がいなけりゃ何にもできない
黒光りして部屋の隅駆け回る(中略)青いごきぶり

あと、「山倉はいてるパンパース」も付け加えておきます。

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実名報道  2005. 3. 2 (Wed.)

犯罪報道について。堤もあびるもはらたいらも基本的には匿名報道でいいと考えます。判決が確定するまでは無罪と推定する法の精神もさることながら、罪状からあぶりだされる社会構造上の諸問題が一個人の文学的葛藤に矮小化されると考えるからでもあります。
すると関係者に伝わらないかもとか我々の好奇心が満たされないという新たな問題が生じますが、マスコミと口コミしかない昔ならともかく、今や大小アホほどのメディアがあるから心配無用。
プロレスも競輪もほとんどあるいはまったく報道しない根拠不明な権威主義的マスメディア(警察発表垂れ流し)にこそ、この匿名報道の姿勢を求めたいと思うのですが、北海道日本ハムファイターズともプロ契約を結んで練習に勤しむ東北高校在校生のパチンコ屋喫煙事件を実名でデカデカと報じているようでは期待できません。

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ミルクホール「サカエヤ」  2005. 3. 1 (Tue.)

サカエヤ神田小川町にある取引先付近の古風な大衆食堂。気になってたのですが、アド街でなぎら健壱が選ぶ下町B級グルメベスト3に出てきてたんでどんなものかと偵察。
開きづらい引き戸を開けますと、4人掛けのテーブルが6つばかしの狭い店内。無論テレビがありますが、雑誌とかはなし。
なぎらが推奨していた、今年になって550円に値上がりした旨の張り紙があるラーメンを注文すると、妙に声のいいおばちゃんがおそばとひと声発声されます。
待つこと数分。京王閣競輪場でよく食する、古っちい東スタンド2階だったか3階だったかで500円か600円で売ってるのとそっくりのラーメンが出てきました。ただし、のりなし。
味もそっくりですが、焼豚が若干上等のような気がしないでもないです。あと、京王閣より若干薄味のだしが効いてる気がして汁がたくさん飲めるのですが、京王閣同様白いねぎをよけながら飲まなくてはなりませんでした。
その他のメニューは概ね大衆食堂のそれですが、ミルクコーヒー350円にその昔の往時はハイカラだった面影が無きにしも非ず。

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