中野記(2006/08/17-)
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明日の神話完成への道展 図録(川崎市岡本太郎美術館)
  
2006. 8. 31 (Thu.)

先日、岡本太郎美術館に行ったときに500円のお手ごろ価格で購入。刷色を減らしてコストを削り、ほとんどの原稿も館長と学芸員で執筆。たいへんお買い得感高い図録の完成に至りました。
それでも代表作「夜」「森の掟」に加え、明日の神話で完成に至る原水爆シリーズを構成する「燃える人」「瞬間」「死の灰」などは4色刷り。「明日の神話」に登場する原爆マグロ、第五福竜丸、キノコ雲連発などがすでに描かれていることがわかります。
さらに、明日の神話原画(11cm×77cm)が三つ折で綴じ込み。裏面には名古屋市美術館と富山県立近代美術館にある明日の神話原画が印刷されています。これで明日の神話を印刷したものは4つ集まりました。

殺すなテキストは、ここんとこ日テレ系から続出中のポップでキュートでアヴァンギャルドな太郎像とは違って、戦争と原水爆の時代を生きた太郎について綴られています。が、パリから帰ってきて徴兵検査を受けねばならないというときに、農家の屈強な若者が多そうな葛飾区で受検、甲種ではなく乙種合格を狙ったという、まだ「怖かったら怖いほどそこに飛び込むんだ」のような威勢のよい太郎語録が確立する前の若き太郎のエピソードも盛り込まれています。

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Be Taro! 岡本太郎に出合う本(Gakken)  2006. 8. 30 (Wed.)

太陽の塔ペーパークラフト全カラー80ページに豪華付録「太陽の塔ペーパークラフト」「TAROとカード」「明日の神話ポスター(といってもタテ8cmヨコ45cmの極小版)」がついて1,524円+税。
組み立てた太陽の塔ペーパークラフトを撮影して当欄に掲載しようともくろんでましたが、わたくしは真っ直ぐに紙を切ったり、真っ直ぐに線を引いたりすることができません。糊付けも苦手。ちなみにコンパスを使って満足できる円を描けたためしもありません。そんなわけで、本に載ってた完成写真でお届け。
TAROとカードは31枚のカードに「何だこれは? 醜悪だ!! それこそが感動だ!」などの太郎語録が書かれています。困難な事態に直面したとき、このTAROとカードを引けば、太郎から勇気がもらえる仕組みになっています。ただし、「上手くやる必要なんかない」「自分の夢を生かすために得意とか不得意とかを超えてやるんだ」みたいなのを引いてしまって、ペーパークラフトに挑戦しようものなら、収拾のつかない事態になりかねません。
本文は多数の作品図版も交えつつ、硬軟、緩急織り交ぜて子どもから年寄まで太郎化させんとする勢いに満ちた作り。しかしながら、当競輪人類学と始祖を同じくするパリ大学での研究対象についての記述はわずか数行で、しかも「バタイユとの交流を通じて、ヘーゲルの思想に触れる」と間違いではないですが、焦点のズレた記述。

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岡本太郎・誇らかなメッセージ
「明日の神話」完成への道展
  2006. 8. 29 (Tue.)

母の塔川崎市岡本太郎美術館の常設コーナーの半分弱を模様替えして「明日の神話」完成への道展実施中。入館料は特設とあわせて800円。

先日汐留で見てきた壁画の1/3サイズの原画をメインに、明日の神話に出てきた原爆マグロ、第五福竜丸、きのこ雲、動物たちのモチーフもしくはキャラたちが、明日の神話以前の作品のなかにいたことがわかり、原爆シリーズの集大成として明日の神話が位置づけられたととらえることでもできます。

また、制作経緯についても詳しく述べられ、発注しておいてホテル建設に行き詰ったメキシコ人スワレス氏も写真含め多数登場。
万博で忙しいにもかかわらず、ホテル設計変更で原画修正のためにメキシコに行く太郎のご苦労がしのばれたりもしますが、太郎がメキシコで撮影してきた写真も展示。

明日の神話左の画像上は、明日の神話ポストカード7枚つづりで945円。ハガキとして利用するには切り離さなければなりませんが、ミニ屏風として使い手があります。
下は、汐留で売ってた図録の観音開き中綴じ。


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ウルトラマン誕生40年の軌跡
ウルトラマン伝説展
  2006. 8. 28 (Mon.)

川崎市岡本太郎美術館川崎市岡本太郎美術館にての9月24日までの特設展。入館料800円。
美術界からのウルトラマンへのアプローチというと圧倒的に成田亮による怪獣デザインに偏りがち。無論、成田の功績を確認するコーナーもありますが、それだけではありません。

特設展会場に入るや、まずは第8話「怪獣無法地帯」におけるウルトラマンとレッドキングの死闘が繰り広げられる多々良島巨大ジオラマを見せつけられます。岩の下敷きになって瀕死のピグモンもあり。

序論として、岡本太郎がヒトデ型宇宙人をデザインしたことでおなじみの「宇宙人東京に現わる」制作時の岡本太郎の言葉などで、芸術と社会や大衆との有機的なつながりを求める太郎の志に触れつつ、ウルトラマンの世界へ。
ブルトンほかウルトラマンとその時代を概観する1960年代年表を見て当時の日本社会を鑑みつつ、ウルトラマン誕生までのWOOやアンバランスゾーンのボツ企画とウルトラQに至るまでの制作者の熱意を感じるコーナーを経て、造形。
科学特捜隊日本支部1/33模型をはじめとするメカでもって男の子心をくすぐってもらえますが、いかんせんメカ的には飛躍的に向上したウルトラセブンのそれが入ってないのが惜しまれます。

成田の怪獣デザインについては言わずもがなですが、じつは成田は彫刻の人で、絵画の人だった高山良策という人が着ぐるみを造形したという案外知られていない事実にスポットが当てられ、高山の抽象絵画も展示されているのが当企画展のツボだったようにも思えます。

スペシウムラテまた、周知の事実かもしれませんが、沖縄戦を5,6歳で過ごした金城哲夫。実質的なプロデューサーであった金城について触れつつ、ウルトラマン作品のいくつかが紹介されているのですが、全39話のうち10作程度がピックアップされています。
シーボーズ、ジャミラ、ガヴァドン、高原竜ヒドラ、ウー、メフィラス星人といった単純な勧善懲悪に終わらず、なぜウルトラマンは戦うのかを考えさせられる作品が多く選出されていたのでした。

併設のタローカフェでは、期間限定でスペシウムラテが420円。

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久留米記念[第13回中野カップレース]決勝
  
2006. 8. 27 (Sun.)

11R 超細切れ戦
選手 登録 脚質
1 1 吉岡 稔真 福岡 65 36 S1 捲逃 2
2 2 坂本 英一 栃木 59 38 S1 追込 0
3 3 阿部 康雄 新潟 68 39 S1 追込 0
4 4 金山 栄治 滋賀 72 32 S1 先行 23
5 峠 祐介 埼玉 78 30 S1 逃捲 19
5 6 関根 幸夫 神奈川 59 38 S2 捲逃 13
7 井上 辰也 岡山 86 29 S1 捲逃 7
6 8 足達 重満 長崎 80 30 S2 追捲 0
9 坂本 勉 青森 57 44 S1 捲逃 8
推理


93 再びロス脚自慢
18 九州
4 金山が単騎でも
7 井上単騎
6 関根も単騎
52 関東

せっかく優秀競走に勝ちあがりながら先行できなかった(5)峠がここはきっちり主導権を取り、その3番手をめぐる攻防。が、後方となっても、不動心(1)吉岡のホーム発進で致し方なし。
波乱あるとすれば、自力型が(1)吉岡ライン追走からキッチリ差しきったら。

 
2車単
 
3連単
6−1,7−1,9−1
6−8,7−8,9−8
1−8−2/3/6/7/9

結果
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後方での周回となった不動心(1)吉岡が赤板ホームから上昇して前受けのロスの超特急(9)坂本を抑えて先行態勢で打鐘。不動心(1)吉岡はペースダウンして後方の動きを待つと、業を煮やした(7)井上がカマして先行。同時に踏み上げてた(5)峠の関東勢−逃げて何ぼの(4)金山が続く。
5番手となった不動心(1)吉岡動かぬまま、逃げて何ぼの(4)金山動けず、後方の(9)坂本の捲りも大不発。
3コーナーから4コーナー、各車アウトに車を持ち出すインを(8)足達が不動心(1)吉岡を捨てて進出。この後位に元素人脚自慢王(3)阿部坊主が続く。
直線、番手にハマった(5)峠が追込むところ、コースを見つけた(3)阿部坊主が僅差交わして1着。(8)足達と(5)峠マークの元スプリント代表(2)坂本が3着同着。

 
2車単
 
3連単
3−5 13,160円 3−5−2 26,350円
3−5−8 83,690円

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入場 4,682人 総入場 12,910人(対前年100%)
売上 3,316,022,500円 総売上 8,902,131,400円
(対前年106%)

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JR東日本ポケモンスタンプラリー2006  2006. 8. 26 (Sat.)

セレビィ今年は、ジュカイン(国分寺)−ミュウツー(三鷹)−ゴマゾウ(吉祥寺)−ウソハチ(西荻窪)−オオスバメ(荻窪)−サンダー(阿佐ヶ谷)−セレビィ(高円寺)と、中央線で7つ集めてゴール駅の一つ新宿へ。
プールバックみたいな「JR東日本オリジナルポケモンサマーバッグ」とスタンプ帳をゲット。さらに、紙製ピカチュウサンバイザーを頂戴しましたが、わたくしの頭には入りません。
ピカチュウサンバイザー
各駅ごとに改札を出てスタンプを押さねばならないのですが、東西線と総武中央緩行線が程よい間隔で交互に来るものですから、ものの1時間ほどで最初のミッションを達成。
昼飯を食べてから、ナマズン(板橋)−ニョロボン(十条)−マナフィ(赤羽)−タマンタ(秋葉原)−ホエルゴ(御茶ノ水)−ホウオウ(四谷)−ペラップ(信濃町)を経て、千駄ヶ谷へ。
グラードンがいたよ ここは、3つあるシークレット駅の一つ。行ってみないとどのポケモンがいるのかわかりません。ここでグラードンをゲットして、オタチ(代々木)−ハブネーグ(大久保)−テッポウオ(東中野)−チャーレム(中野)で終了。
中野駅では、列に割り込んだ小学生男子の頭をはたいて叱責、親爺参加者の威厳を示しました。

後日、仕事の合間や靖国潜入のついでなどにレジスチル(武蔵浦和)、サニーゴ(高田馬場)をゲット。
小田原記念は小田急で行ったので、南の方のスタンプは押せませんでした。また、チリタリスがいた北松戸方面も、松戸記念にスタンプ帳を持って出るのを忘れたためゲットできず。

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久留米記念優秀「久留米つつじ賞」  2006. 8. 25 (Fri.)

11R 社長、五右衛門欠場で
選手 登録 脚質
1 1 池尻 浩一 福岡 63 37 S1 追込 0
2 2 阿部 康雄 新潟 68 39 S1 追込 0
3 3 吉岡 稔真 福岡 65 36 S1 捲逃 1
4 4 坂本 勉 青森 57 44 S1 捲逃 8
5 紫原 政文 福岡 61 38 S1 追捲 0
5 6 峠 祐介 埼玉 78 30 S1 逃捲 19
7 浜口 高彰 岐阜 59 38 S1 追込 0
6 8 井上 辰也 岡山 86 29 S1 捲逃 6
9 坂本 英一 栃木 59 38 S1 追込 0
推理


351 九州
42 ロス脚自慢
87 臨時
69 関東

犬が電柱に小便をかけてマーキングするようにあたかも習性のように(6)峠が先行する。そして捲られる。
3番手発進のロスの超特急(4)坂本ラインを追えば、不動心(3)吉岡が初日同様、とはいかず、元素人脚自慢王(2)阿部に邪魔され届くか届かざるかの冷や冷やで、本命党の寿命を縮める。

 
2車単
 
3連単
2−4,2=3,3=4  

結果
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赤板ホームから上昇した(6)峠が中団5番手の不動心(3)吉岡にフタをするいらんことをしてから打鐘で踏み上げるが、前受けの(8)井上もスパート。(8)井上が逃げるとは思わない(6)峠が本気を出さないものだから(8)井上が逃げる意を固めてしまって先行争いの様相で最終ホーム通過。
そんな最終ホームから不動心(3)吉岡早くも発進。バックで前団に並ぶや一気に飲み込みそのまんまパンチ(5)紫原を抑えて1着。九州ラインに飲み込まれたなか、インコース突いて司令塔(7)浜口が3着。

 
2車単
 
3連単
3−5 410円 3−5−7 2,340円

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続・遊就館  2006. 8. 24 (Thu.)

ゼロ戦(8月19日から続く)明治維新期の内戦を終えると、週刊ビッグコミックスピリッツ連載「日露戦争物語」を飛ばし飛ばしでも読んでるおかげで飲み込みやすい日清戦争から日露戦争史。このへんは学研あたりが出してる爺さんとその孫の小学生男子の気をひきそうな歴史モノのノリで、軍人の戦果を中心としつつも開戦に至る政治的背景も詳しく記述されていますので、国民国家形成の事例研究として勉強になります。
が、「日露戦争物語」で江川が描くような、死んでもラッパを放さなかった兵隊さんの物語化や、日清戦争での大隊長級軍人による大本営無視の現場判断暴走をして政府の軍が天皇(神)の軍に改められたなど、第二次世界大戦泥沼化の要因には触れられていません。

日露戦争コーナーでは、当時の映像が昔の映画館であったようなニュース風にまとめられています。そのナレーションは明らかに最近吹き込まれたものなのですが、「激戦の末我が軍はナントカの会戦において勝利した」などの言い回し。来訪者の幾ばくかはここでちょっとしたマインドコントロールにハマっていよいよ満州国建国、ABCD包囲網から開戦、そして本土防衛作戦の大敗へ。
クライマックスは壁中の遺影に囲まれたなかの遺品とともに展示される遺書の数々。てっきり特攻兵の遺書は出撃の前日に書かかれたものだと思い込んでいましたが、注意深くデータを読むとそういう劇的なものはまったく見当たりません。45年に戦死した兵士の遺書にある日付は43年(昭和18年)だったりするのがほとんど。どうやら召集の際に遺書をしたためて駐屯地に赴く風習があったものと推察されます。文面も当時の流行だったと思われる忠孝の意の表明。
現代にたとえれば、入社式の新入社員代表挨拶のようなものでしょうか。同時に身辺雑記を自虐的に綴るブロガーも存在するはずですが、そういう系統の遺書があったとしても展示されることはあり得ないと考えられます。

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取材陣  2006. 8. 23 (Wed.)

取材陣先日、自宅最寄駅の駅前商店街に妙にテレビの取材陣が多かったのですが、高校野球報道のたいがいが皇室報道のほとんどとともに気にくわないわたくしは高校野球の決勝再試合などは意に介さず駅ビルの理髪店で総合調髪4,200円。散髪が終わって1階まで降りたところで、高校野球の結果を告げるアナウンスなどがありました。
そこで、街頭インタビューに挑戦。マイクを向けられたら、「自分も関西出身なんで北海道の方のチームを応援してたのに残念です」もしくは「極一部の例外を除いて高校野球で連投しまくったピッチャーは打者転向か道を踏み外すかのどっちかですよね。愛甲は両方でしたっけ」などの絶対に報道されないけれども編集の人とかの笑いを取れるかもしれないコメントを用意してうろつきましたが、底意地の悪さが顔に出ていたのかマイクは向けられずじまい。

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松戸記念[燦燦ダイヤモンドカップ争奪戦]決勝
  
2006. 8. 22 (Tue.)

11R 復活逃走
選手 登録 脚質
1 1 加藤 慎平 岐阜 81 28 S1 追捲 1
2 2 村上 義弘 京都 73 32 S1 逃捲 10
3 3 佐々木則幸 高知 79 29 S1 捲逃 12
4 4 木村 貴宏 茨城 80 29 S1 追込 0
5 室井 健一 徳島 69 35 S1 追込 0
5 6 立花 成泰 岡山 82 28 S2 自在 3
7 兵藤 一也 群馬 82 28 S1 追捲 0
6 8 萩原 操 三重 51 43 S1 追捲 1
9 加倉 正義 福岡 68 35 S1 追捲 1
推理


74 関東
218 中部近畿
356 中四国
   9 四国後位主張

よしんば自在ヘア加藤(1)慎平に競り勝っても、脚使っては蘇る偉大な日本一の先行野郎(2)村上の燦燦バンク逃走を差せないと見る伏兵(7)兵藤は3番手狙い。(1)慎平が佐々木(3)則の黒潮捲りを止める刹那のインを突く。イン締める(1)慎平との抗争激化すれば、他の伏兵台頭も。

 
2車単
 
3連単
2−1,2−7,2−5
2−4,2−6,2−9
1−2−3

結果
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後方から上昇した漁師系佐々木(3)則が青板バック過ぎに誘導を交わす反則走行で前受けの偉大な(2)村上を叩いて先行態勢。3番手の争いは久留米のジャンレノ(9)加倉。中団に小兵(7)兵藤。
偉大な(2)村上が巻き返して打鐘前からスパートしてプロ野球選手他の脱税事件に輪界から連座(8)萩原が千切れる。合わせて(2)則も踏み込み壮絶なもがき合いが最終バックまで続く。
バックから自在ヘア加藤(1)慎平発進。これにジャン(9)加倉−(7)兵藤が続き、ゴール前(9)加倉が中割強襲の(7)兵藤を抑えて差し切り3年ぶり(本人談)の優勝。

 
2車単
 
3連単
9−7 16,130円 9−7−1 84,440円

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入場 7,981人 総入場 27,706人(対前年99%)
売上 2,744,096,200円 総売上 9,476,065,200円
(対前年116%)

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KEIRIN FIELD WORKSプチ
「松戸大停電」
  2006. 8. 21 (Mon.)

サンバ競輪をはじめてからの3年間は、毎年小田原の稼ぎを松戸に吐き出すという夏を過ごしていたうえに、その直後、悪の帝王山田が中途半端な自在屋になる前の稲村に粘られて馬淵を見捨てたおかげで俺様の伊藤保文車券がパァという日本選手権準決勝を見せつけられたりしてわたくし的にはあまり相性のよくない松戸バンク。
でしたが、今回松戸記念2日目に参戦して初めて儲けさせてもらうことができました。開門とともに始まったサンバダンスのおかげと言えなくもない気がしますが、上画像が下手な写真になっているのは、ダンサーの皆さんを撮影するか、ダンサーの臀部を撮影するか、まるで逃げるのか捲るのか考えてるうちにインに詰まる中川誠一郎のような煮え切らない気持ちで撮影したからにほかなりません。

バックスタンド 小田原同様2階スタンドが閉鎖の憂き目に

特観席入口それはさておき、仕事のある日よりも早起きして、家を出るやポケモンスタンプラリー帳を忘れたことに気づいても取りに引き返さずに開門前に到着してゲットした特別観覧席で事件は起こりました。なんと第1レース選手紹介前に停電。空調が止まるやみるみる室温は上昇し、あわや騒擾事件勃発かと言う雲行きに。
第1レースは首振り先行・乾が逃げ切って本命サイドで手堅く決まったからいいようなものの、乾が飛んでたら火の手が上がったり、流血の惨事に発展していたことでしょう。
特別観覧席引換券その後、「特別観覧席料金返金」の報が入り、また空調も復旧して事なきを得ましたが、「返金」だったはずの特別観覧席料金はいつのまにやら「無料引換券」に変更。主催者からの詫びも場内アナウンスと守衛まかせという有様で、小さな騒ぎがそこかしこで起こり続けたのでした。
帰り際に特観席券と引き換えに引換券を頂戴したのですが、やはり最終レースで偉大な村上が逃げて自在ヘア加藤慎平とワンツーを決める本命サイドで手堅く決まったからよかったものの、別線とくに太田真一のイン抜き先行とか年に一度の大捲りとかにやられていたら火の手が上がったり流血の惨事を招く騒擾事件に発展していたかもしれません。

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松戸記念優秀「チバテレビ賞」  2006. 8. 20 (Sun.)

11R 偉大な村上が復活
選手 登録 脚質
1 1 加藤 慎平 岐阜 81 28 S1 追捲 1
2 2 兵藤 一也 群馬 82 28 S1 追逃 0
3 3 伏見 俊昭 福島 75 30 S1 捲逃 6
4 4 三宅 達也 岡山 79 29 S1 捲逃 4
5 村上 義弘 京都 73 32 S1 逃捲 8
5 6 太田 真一 埼玉 75 30 S1 逃捲 10
7 佐々木則幸 高知 79 29 S1 捲逃 11
6 8 木村 貴宏 茨城 80 29 S1 追込 0
9 室井 健一 徳島 69 35 S1 追込 0
推理


794 中四国
628 関東
51 中部近畿
3 単騎ゴージャス

カマシか捲りで勝負したい佐々木(7)則を後方に置いて、偉大な日本一の先行野郎(5)村上のペース駆け。
佐々木(7)則のロング捲りがいいとこまで行ったら、偉大な(5)村上ライン追走っぽいゴージャス(3)伏見の発進。(6)太田中団キープから伏兵(2)兵藤の差し脚にも警戒。

 
2車単
 
3連単
1=3,5−2 5−1−2/3/4/7/8

結果
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後方で周回の漁師系佐々木(7)則が上昇、中団の偉大な(5)村上にフタをしてから赤板ホームで前受けの(6)太田を抑えると、(5)村上ライン3番手にいたゴージャス(3)伏見が中四国ラインに切替え
すかさず踏み上げた偉大な日本一の先行野郎(5)村上が打鐘で無抵抗の佐々木(7)則を抑えるや流してから最終ホームで全開。
3番手をせしめたつもりになっていた(7)則だったが、ゴージャス(3)伏見が再度切替え、追い上げてバックで偉大な(5)村上ライン3番手に再結合。これに阻まれ(7)則は黒潮捲りを放てず。
バックから年に一度の大捲り炸裂か?の勢いで(6)太田が前団に迫るが、2センター自在ヘア加藤(1)慎平のブロックを避けてアウトに振るや失速して直線、(1)慎平が偉大な(5)村上をチョイ差し。(6)太田に乗った小兵(2)兵藤が伸びて3着。

 
2車単
 
3連単
1−5 580円 1−5−2 2,600円
裏

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遊就館  2006. 8. 19 (Sat.)

靖国1年半ほど勤め先が九段にあったこともあり、靖国神社の参拝客のほとんどが戦争を知ってる世代とはいえ、そこそこ本物も混じってると知ってるわけで、文字通り恐れながら、知らぬ間にたいそう立派になって反・戦勝国史観の精神的支柱にならんとする軍事資料館・遊就館見学。

のっけから本物に遭遇。画像に見える赤い傘のところに4人家族がいます。極フツーの奥さんと小学生姉弟を引き連れて参拝するおっさん(推定43歳)にまずびびらされました。
一見、いかつい風貌の体育教師風ではありますが、今風アイロンパーマや渋い洋品店で定価でしか売ってない夏物ニットシャツといういでたちに加え、たたずまいと目つきから本物と断定。おそらくは体に絵を描かれていたりすると見受けましたが、指の揃い具合などを確認する心の余裕は完全に喪失。

大村それはさておき、境内入口に立つ帝国陸軍の父、大村益次郎像ですが、昔勤め先が九段だったころは毎日のように見てましたが、十中八九頭に鳩を乗せています。
この日も至極当たり前のように、鳩が益次郎のちょんまげを勤め、平和の象徴ぶりを存分にアッピールしていました。

最初の大鳥居をくぐって数分で遊就館着。参拝は省略。800円の入館料は私費で。

ゼロ戦入館するやゼロ戦が見え、戦闘機や軍艦に多少なりとも燃える男の子心をくすぐります。が、結果から述べますが、そういう期待にはこのあとほとんど応えてはもらえず、人間魚雷回天という造形的にも戦略的にも戦果においても、またネーミングもたぶん史上最悪にカッチョ悪い乗り物がメインディッシュ。開発者も含め数十人の兵士がその乗り物に乗って死んでますが、そのほとんどが訓練中というていたらく。まったく浮かばれません。

館内展示は、冒頭神武期からのいわゆる皇国史観に基づきつつ大和朝廷(とされている)王朝による本州征服から大坂夏の陣あたりまでの内戦を武具などともに概観。ただし、王朝内部の対立による内戦は省略。
その後、靖国建立の契機となった明治維新の内戦をたっぷり。靖国的には敵軍であるはずの榎本の軍服がきらびやかに飾られています。函館陥落後、転向して明治政府で働いた榎本ではありますが、榎本指揮下の「賊軍」によって戦死せしめられた「神」も祀られてる靖国においてきらびやかに飾られてることに対する違和感を禁じ得ません。(つづく)

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雷警報  2006. 8. 18 (Fri.)

夏休みの思い出や読んだ本の感想文、靖国神社潜入ルポなどお届けしたいネタはたくさんあるのですが、近くに雷が落ちると大変なことになりかねないのでまた今度。

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函館記念[いさり火杯争奪戦]決勝  2006. 8. 17 (Thu.)

11R 村上が武田後位で粘る方が金子的には捲りやすかったか
選手 登録 脚質
1 1 佐藤慎太郎 福島 78 29 S1 追込 0
2 2 金子 貴志 愛知 75 30 S1 捲逃 7
3 3 武田 豊樹 茨城 88 32 S1 逃捲 12
4 4 山口 幸二 岐阜 62 38 S1 追込 0
5 手島 慶介 群馬 75 31 S1 追捲 0
5 6 藤井 孝則 兵庫 82 28 S2 自在 12
7 神山雄一郎 栃木 61 38 S1 追捲 0
6 8 村上 博幸 京都 86 27 S2 自在 4
9 渡部 哲男 愛媛 84 26 S1 逃捲 14
推理


2486 中部近畿
91 臨時
375 関東

王者(7)神山に仕事させて逃げ切りたいラピスタ(3)武豊が別線引きつけて逃げる。さすればモンキーダッシュ(2)金子が本気でカマし、関東ラインを叩いてしまおう。王者(7)神山がアウトに振ったり、ガマクジラ(5)手島が前々に踏み込む混戦となれば、(9)渡部ショージ浮上のチャンス。

 
2車単
 
3連単
2=4,9−4,9−1
9−7,9−5
 

結果
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中団3番手で周回する(2)金子にフタをしてからラピスタ(3)武豊が打鐘で前受けの(9)渡部ショージを抑え先行態勢。すぐさま、(2)金子がモンキーダッシュでカマす。合わせて(3)武豊も踏み上げるが、(2)金子が最終ホーム過ぎに出切る。
叩かれたラピスタ(3)武豊は富生の兄(4)山幸を押し上げ番手に粘る。飛ばされた富生の兄(4)山幸は王者(7)神山に競りこむが、(7)神山が押し上げたところ両者落車。後続乗り上げ、モンキーダッシュ(2)金子−ラピスタ(3)武豊後位は難を逃れたガマクジラ(5)手島と(6)藤井のみ。
バックから(3)武豊発進も不発。直線、(5)手島−(6)藤井が追込む。

 
2車単
 
3連単
5−6 47,360円 5−6−2 772,610円

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入場 2,263人 総入場 8,697人(対前年102%)
売上 2,628,332,000円 総売上 9,479,418,900円
(対前年114%)

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