後閑記(2007/10/16-) [日報録に戻る] [イマケイTOP]

カネと暴力の系譜学（萱野稔人/ 河出書房新社　シリーズ|道徳の系譜）　　2007.　10.　31　(Wed.) ひょんなことから自分ひとりで着想したこととして人様に威張りがちなことが2つあります。一つは「ぎゃふんといわす」の語源。そしてもう一つが国家＝ヤクザ同根という国家論。 その後者と同じことを著書に著して、俺様をして先を越された感を満喫させてくれているのが萱野その人であります。 国家学の礎に暴力を置いた第一人者ホッブスはもとより、ウェーバー、ドウルーズ、フーコーらを参照しつつ、かつ港湾労働者や炭鉱労働者の組織化とヤクザの関与などを織り交ぜ、暴力の独占と法化が国家を成り立たしめるメカニズムをわかりやすく説いておられるので多くの皆さんにお勧めしたい一冊であります。 そこにカネをからめることで、人を働かせてその上前をはねる国家と資本の共通項にも言及。国家から資本が分離し、さらに分業が加速されつつある現代社会という近現代史観が読み取れます。 無論、マルクス経済学の下部構造、上部構造の世界観とは逆。 経済人類学をもってしても国家を超えられない柄谷にも読んでもらいたいと思うのですが、それはわたくしの仕事のような気もしますが少なくともあと500年ぐらいはかかりそうです。 千葉記念[秋桜杯]決勝　　2007.　10.　30　(Tue.) 11Ｒ　四国の前後逆 枠 車 選手 登録 期 齢 級 脚質 Ｂ 1 1 兵藤　一也 群馬 82 29 S1 追込 0 2 2 渡部　哲男 愛媛 84 27 S1 捲逃 7 3 3 井上　昌己 長崎 86 28 S1 捲逃 4 4 4 諸橋　愛 新潟 79 30 S1 追込 0 5 佐々木則幸 高知 79 31 S1 捲逃 4 5 6 谷津田将吾 福島 83 27 S1 自在 9 7 岩津　裕介 岡山 87 25 S1 追込 0 6 8 遠澤　健二 神奈川 57 42 S1 追込 0 9 西川　親幸 熊本 57 42 S1 追込 0 推理 　九州諸橋 　中四国 　　則後位競り 　南北 優秀戦2着に逃げ粘った(2)渡部ショージが後ろで(2)兵藤の敢闘精神と戦うということで混迷を深める四国互助会。 優秀戦の凡走が記憶に新しい佐世保の唐沢(3)井上だが、後ろが(9)西川入道ということでまたも後方からかもしくは飛びつきか。 ならば戦法に迷いない(6)谷津田の一発。 ２車単 ３連単 ６＝１，６−３，６−４ ６−５，６−８，６−９ １−６＝９ 結果 打鐘過ぎ2センター、後方の佐々木(5)則が黒潮カマシ。番手は敢闘精神で(1)兵藤。(7)岩津が迎え入れて(2)渡部ショージが3番手。 後方となった(6)谷津田がバックから捲るが大不発。 5番手の佐世保の唐沢(3)井上が2センターから捲り追込んで1着。4番手からゴール前中割って(7)岩津が2着。一杯の(1)兵藤を交わして(2)渡部ショージ3着。 ２車単 ３連単 ３−７　7,340円 ３−７−２　89,160円 入場　4,267人　総入場　14,280人（対前年82%） 売上　2,500,541,000円　総売上　8,701,429,600円（対前年91%） 千葉競輪に客が集まらない理由の一端　　2007.　10.　29　(Mon.) 透明アクリル板の掃除が手抜き（1コーナーから2コーナー）。 千葉記念優秀「千葉マリンカップ」　　2007.　10.　28　(Sun.) 11Ｒ　スローペースで300m勝負 枠 車 選手 登録 期 齢 級 脚質 Ｂ 1 1 佐々木則幸 高知 79 31 S1 捲逃 4 2 2 兵藤　一也 群馬 82 29 S1 追込 0 3 3 西川　親幸 熊本 57 42 S1 追込 0 4 4 山口　富生 岐阜 68 37 S1 追込 0 5 渡部　哲男 愛媛 84 27 S1 捲逃 7 5 6 友定　祐己 岡山 82 28 S1 自在 4 7 諸橋　愛 新潟 79 30 S1 追込 0 6 8 米澤　大輔 徳島 73 32 S1 追込 0 9 井上　昌己 長崎 86 28 S1 捲逃 4 推理 　中四国 　　渡部後位競り 　切れ目から兵藤 　九州富生 500バンクで仕掛けづらいまま最終ホームまで誘導（伊勢崎）が働かされてからはスローペースに。結局自力2人のスプリント。 ２車単 ３連単 ５＝９   結果 仕掛けどころで最後方の(6)友定が上昇、脱育児疲労佐々木(1)則のアウトに張り付く(7)諸橋をアンコにする作戦だったが、打鐘過ぎあろうことか(1)則落車。 直後に踏み上げて前団を抑える(5)渡部ショージに後位は(7)諸橋。インから(8)米澤が逆襲するが、捌かれる。 最終ホーム過ぎから(5)渡部がペース駆け。捌かれた(8)米澤が遅れて車間が開くが佐世保の唐沢(9)井上は仕掛けどころを逸してバック過ぎから捲り不発。 直線、前2車の争いとなって(7)諸橋が追込む。インのコースを突いて(3)西川入道が3着。 ２車単 ３連単 ７−５　4,540円 ７−５−３　46,040円 スリッツ　　2007.　10.　27　(Sat.) 牛久大仏続報。登れるのは胸のとこまで。 お金を入れる穴みたいなとこからしか展望できません。したがって右画像のような縦パノラマで我慢せざるを得ません。 仏足　　2007.　10.　26　(Fri.) 右足親指実物大模型に踏み潰されてみました。 ピンチ！　　2007.　10.　25　(Thu.) あと2週間ちょいしかない！ 遠近法　　2007.　10.　24　(Wed.) 高校の同級生にＡ藤という男がいました。見かけからは想像できなかったのですが、硬式テニスの名人。ダブルスで全国大会級の活躍をしていました。 Ａ藤の特徴はとにかく頭がデカいというところにありました。さらにアイパーで頭髪のボリュームアップ。そのため、見る人に実際よりずいぶん近くにいるように感じさせることができます。 その威力を発揮するのがテニスのようなスポーツ。相手は後方に落としたはずのロビングを何度もはじき返されたことでしょう。 そんなことを牛久大仏前の二千分の一スケール仏頭を見て思い起こさせられました。 京王閣記念[ゴールドカップレース]決勝　　2007.　10.　23　(Tue.) 11Ｒ　京王閣の後閑（と大作）だ！ 枠 車 選手 登録 期 齢 級 脚質 Ｂ 1 1 後閑　信一 東京 65 37 S1 追捲 0 2 2 松岡　健介 兵庫 87 29 S1 捲逃 13 3 3 高橋　大作 東京 83 32 S1 追込 0 4 4 長塚　智広 茨城 81 28 S1 捲逃 5 5 斎藤登志信 宮城 80 34 S1 自在 0 5 6 吉永　好宏 広島 80 32 S1 捲追 1 7 平原　康多 埼玉 87 25 S1 捲逃 10 6 8 坂本　英一 栃木 59 39 S1 追込 0 9 山口　幸二 岐阜 62 39 S1 追込 0 推理 　西 　埼京 　栃茨 　単騎登ス信 京王閣と言えば恩田繁雄も今は昔。しかしながら地元勢2車引き連れて絶好のメンバー構成となっても過労したくない伸び悩み(7)平原の先行意欲は疑問。一泡ふかせたい(2)松岡とどっこいどっこいの先行力となって、燃え尽きロマンス(4)長塚が世界のダッシュで漁夫の利をせしめよう。 ２車単 ３連単 ４−８，４＝９，４−６ ４＝１，４−３   結果 後方7番手で周回の燃え尽きロマンス(4)長塚が赤板ホームから上昇、何も考えずに単騎(5)登ス信が続く。 前受けの(2)松岡は突っ張る構えで誘導を交わすと、(4)長塚はすごすごと後退。(2)松岡が緩めた打鐘から過労先行(7)平原が叩いて先行態勢。(4)長塚が中団獲りに動いて一泡ふかすどころか一杯食わされ(2)松岡は後方へ。 中団争いを尻目に(7)平原が最終ホーム過ぎからペース駆け。中団せしめた(4)長塚だったが、切替えた(6)吉永に終始からまれ動けず、直線前3車の争い。ゴール前黒チン(1)後閑がチョイ差しで前橋ではチャンスの少ない地元記念を引っ越し早々に制する。 ２車単 ３連単 １−７　440円 １−７−３　1,170円 入場　7,482人　総入場　26,535人（対前年102%） 売上　2,591,202,600円　総売上　9,451,288,200円（対前年102%） 牛久大仏　　2007.　10.　22　(Mon.) ギネスブックに載ってるらしい巨大仏の第一人者。真宗大谷派をバックに霊園経営も順調そうなところが、内装に加え秋ならばコスモスの花畑に立つという演出からも察せられます。 800円で猿回しもやってるふれあい動物公園にも入園可能。 京王閣記念優秀「東京オーヴァル賞」　　2007.　10.　21　(Sun.) 11Ｒ　東京の後閑だ 枠 車 選手 登録 期 齢 級 脚質 Ｂ 1 1 後閑　信一 東京 65 37 S1 追捲 0 2 2 武田　豊樹 茨城 88 33 S1 逃捲 19 3 3 佐藤　友和 岩手 88 24 S1 捲逃 8 4 4 高橋　大作 東京 83 32 S1 追込 0 5 山口　幸二 岐阜 62 39 S1 追込 0 5 6 坂本　英一 栃木 59 39 S1 追込 0 7 平原　康多 埼玉 87 25 S1 逃捲 10 6 8 長塚　智広 茨城 81 28 S1 捲逃 5 9 合志　正臣 熊本 81 30 S1 追込 0 推理 　遠征 　埼京 　栃茨 88期対決と埼京アシストの両面から弱くない(2)武豊が顎キューピー(3)佐藤を出させない。(3)佐藤が強引に立ち向かえば埼京捲りごろの展開。 ２車単 ３連単 １−７，１−４，１＝２ １−３   結果 後方となった顎キューピー(3)佐藤が前受けの弱くない(2)武豊を抑えて打鐘で先行態勢。すぐさま伸び悩み(7)平原が叩きに上がるが、(3)佐藤が踏んで突っ張る構えを見せるとすぐさま後退して客の期待を裏切る。 あっさり(7)平原が引いて(3)佐藤が流すところを弱くない(2)武豊がカマして叩いて先行。あわせて踏んだ(3)佐藤は最終ホームでバックを踏んで中団4番手に入り、バック捲り。が、燃え尽きロマンス(8)長塚の牽制で不発。 直線、強くない(2)武豊がタレるところを、(8)長塚と(8)長塚に切替えた富生の兄(5)山幸で交わす大外を(7)平原が客の期待を裏切って一気。 ２車単 ３連単 ７−８　10,970円 ７−８−５　130,920円 牛久大仏出現　　2007.　10.　20　(Sat.) ノーベル賞　　2007.　10.　19　(Fri.) 不都合な真実のゴアを信用してよいものかどうか非常に微妙に評価が定まらなかったのですが、どうやらまわしものであるような疑いが高まってきました。だまされるなよ。 フットサル　　2007.　10.　18　(Thu.) 歳とってからのスポーツは体に悪い、が持論のわたくしですが、誘われてフットサル参戦。開始2分で右肩甲骨付近に激痛。右手が動かなくなりリタイア。足腰やられる覚悟はできてましたがそんなとこをやられるとは！という衝撃もあいまって息をするのも苦しい臨死体験を味わうことができました。 20分ほどで痛みが引いたので再参戦。股抜きを（偶然）決めたり、スルーパスを（たまたま）通したり、シュートも数本放つなど、俺的には大活躍したつもりでしたが、ゴールが1本も決まらず決定力不足という課題を今後に残したのでした。 話しのタネにと参戦したのですが、冥土の土産になるほど死にました。 ロンドン・コーリング ザ・ライフ・オブ・ジョー・ストラマー　　2007.　10.　17　(Wed.) 「地下鉄カードは使わない。どこで何をしてるかわかっちゃうもん」というミック・ジョーンズの名言などをちりばめた、グラストンベリーでは昨今の監視社会ぶりにキレてカメラを壊してしまっていたジョー・ストラマーの伝記映画。監督はこの手のではもうおなじみ、ジュリアン・テンプル。ちなみに原題はJOE STRUMMER:The Future Is Unwritten 焚き火を囲みながら、ロンドンから遠くの街々に届けられるラジオの音楽とストラマーの声を聴きながら、関係者がストラマーを語るという構成。関係者は親戚、友人、クラッシュのメンバー、フォロワー、元恋人（多数！）のほかにハリウッドスターも登場。 プライマルスクリームのギレスピーが「ストラマーのいいとこは徹底して反権力、反体制、反労働だったことだ」と言った「反労働」のところで一人外人が爆笑。 ところで、一昨日ご報告した上野の本では唐突に語られがちなスクワット（不法占拠）についてその背景や具体的な占拠物件の広まり方などがよくわかります。ストラマー自身、スクワッターだったからであります。（ちなみに、上野の本で唐突に語られがちなトラベラー（非定住部族）は、先日報告した映画「グラストンベリー」に登場） それはさておき、ストラマーがパンクムーヴメントで出てきた偉人たちのなかでは、歳くってる、中産階級出、モッズじゃない、ミックジョーンズの歌の方がいい、政治色が短絡的、女癖悪そう（実際は想像以上だった）、音楽の方向性に先がない、などの理由でわたくし的にはやや評価低めだったのでした。が、レイブやテクノで蘇って国家でも民族でもない共同体を一時的に実現し続けた現代のアナーキストとしてわたくしたちの前に道を作ってくださった先達として改めて評価せずにいられません。 防府記念[周防国府杯争奪戦]決勝　　2007.　10.　16　(Tue.) 11Ｒ　中四国分かれて三分戦 枠 車 選手 登録 期 齢 級 脚質 Ｂ 1 1 武田　豊樹 茨城 88 33 S1 逃捲 16 2 2 加倉　正義 福岡 68 36 S1 追込 0 3 3 海老根恵太 千葉 86 30 S1 捲逃 6 4 4 山根　義弘 山口 47 45 S1 追込 0 5 白戸淳太郎 神奈川 74 34 S1 捲追 2 5 6 小川　勇介 福岡 90 22 S1 逃捲 3 7 兵藤　一也 群馬 82 29 S1 追込 0 6 8 廣川　泰昭 愛媛 90 24 S2 捲逃 4 9 松坂　英司 神奈川 82 32 S1 追込 0 推理 　南関東 　関東山根 　福岡廣川 準決逃げ切れてしまった不動会(6)小川が一応先行勝負で見せ場は作る。4番手と決めてかかりたい弱くない(1)武豊だが、そこは信頼より位置(3)海老根も狙うところ。ならば、外併走で(3)海老根を封じてからの発進で裏もおさえる。 ２車単 ３連単 １＝７   結果 後方で周回の(3)海老根が信頼より位置獲り、青板周回から上昇するが、前受けの弱くない(1)武豊が牽制、赤板ホーム手前で誘導を交わしてツッパリ先行態勢。するとするすると不動会(6)小川がインから上昇、(1)武豊が締めると番手で粘る競走を見せる。 打鐘前から加速した(1)武豊がいったん流して最終ホーム手前から逃げる。 (7)兵藤が敢闘精神で(6)小川を捌くが、久留米のジャンレノ(2)加倉がフグ差し(4)山根を飛ばして3番手に(6)小川を迎える。 (3)海老根の捲りを敢闘精神で牽制して止めた(7)兵藤と逃げ粘る(1)武豊の直線勝負と思いきや、中割ってレノ(2)加倉。 ２車単 ３連単 ２−１　4,430円 ２−１−７　14,010円 入場　1,840人　総入場　7,445人（前年はふるダビで記念開催なし） 売上　2,522,665,800円　総売上　8,532,879,500円（対前々年101%）

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