平成記(2018/04/16-)

[日報録に戻る] [イマケイTOP]
imakeiTop
line 1 2 3 4 5 6 7 8 9
前へ 次へ

至上の印象派展 ビュールレ・コレクション  2018. 4. 30 (Mon.)

武器商人で財を成したビュールレが金に糸目をつけずに収集した美術作品がスイスのビュールレ・コレクション。以降、死の商人は投機対象として美術作品の値を吊り上げるだけでなく、長澤まさみのドラマで先日やってたように、パトロンとなって価値を発掘し始めることになります。
そんな時代に印象派を持ち上げたビュールレコレクションがやってきたということで国立新美術館で見学してきました。入館料1,600円。
特筆すべきは入館の列10分待ちと同じぐらいの列の売店のレジの列。クリアファイルとかがばんばん売れまくっていました。
さらにはインスタ蠅を集める戦術も。モネの大作が飾られてる最終コーナーは撮影OKでコーナータイトルは「新たなる絵画の地平」と題されています。

19世紀末から20世紀初頭のコレクション中心のなか、「モダン・アート」と題された第9章には1941年のピカソ作品も登場するのですが、その後ろに1920年代の作品なのの撮影OKということで「新たなる地平」。著作権とは別に所有権が幅を利かす美術作品にまつわる権利関係のこれからが暗示されているのかもしれません。


line
函館記念[スターライトクラウン]決勝  2018. 4. 29 (Sun.)

12R 松岡が近畿3番手
選手 登録 脚質
1 1  南  潤 和歌山 111 20 S2 逃捲 17
2 2 小林 則之 静岡 85 42 S2 捲逃 5
3 3 鈴木 庸之 新潟 92 32 S1 捲逃 6
4 4 柴田 洋輔 東京 92 32 S1 追込 0
5 山本 伸一 京都 101 35 S1 逃捲 13
5 6 大矢 崇弘 東京 107 26 S2 逃捲 7
7 真崎新太郎 栃木 85 39 S2 追込 0
6 8 山下 渡 茨城 91 34 S1 追込 0
9 松岡 孔明 熊本 91 36 S1 自在 5
推理


64 東京
2 小林単騎
159 近畿松岡
387 関東

連日ワンランク上の脚を見せる(3)南が先行でも捲りでも。(9)松岡が少々早めに踏んでも前2人の頭争い

 
2車単
 
1=5

結果
line

赤板ホーム前の4コーナーで(6)大矢が前団抑える。前受けから7番手まで下げたスーパールーキー(3)南が打鐘カマシ。あわせて踏み上げた(1)鈴木が番手飛びつき。最終ホームでこれをかわした帰ってきた(5)山本だったが2コーナーで内をすくわれ外に浮いたのち3コーナーから後退。
(1)南が押し切り、(3)鈴木は追走一杯で(8)山下が2着。

 
賭式
 
車番
 
返戻金
 
人気
2車単 1−8 4,260円 (13)
3連単 1−8−3 17,590円 (45)

line

入場 2,673人  総入場 5,949人
(対前年93%)
売上 981,920,000円  総売上 3,203,917,200円(対前年64%)

line
朝生  2018. 4. 28 (Fri.)

21世紀になってから全部合わせても10分も見てない朝まで生テレビですが、87年の初回から90年代半ばぐらいまでの10年弱は必ず見るべき番組と意識していました。その後なぜ見るに値しなくなったのかは一考に値するかもしれませんが、面倒くさいのでカンサンジュンのスローなしゃべりの間に寝てしまうからということにしておきましょう。
そんなどうでもいい番組にノイホイ菅野完初登場。ルーリーをこてんぱんにいわすところを見てみたいですが、起きてられる自信はありません。

line
函館記念優秀「スターライトレース賞」  2018. 4. 27 (Fri.)

12R 日本選手権に出るような人はいないがGIII
選手 登録 脚質
1 1 鈴木 庸之 新潟 92 32 S1 捲逃 6
2 2  南  潤 和歌山 111 20 S2 逃捲 17
3 3 岩本 和也 石川 76 42 S2 追込 0
4 4 室井 健二 徳島 69 47 S2 追込 0
5 中野 彰人 和歌山 93 30 S2 追込 0
5 6 柴田 洋輔 東京 92 32 S1 追込 0
7  湊 聖二 徳島 86 41 S1 追込 0
6 8 吉村 和之 岐阜 80 40 S1 追込 1
9 山本 伸一 京都 101 35 S1 逃捲 13
推理


2574 紀州阿波
16 関東
938 近畿中部

ライン4車(2)南の逃走。近況の勝率からして別線苦戦。

 
2車単
 
5−2,5−7

結果
line

中団から(1)鈴木が上昇、赤板ホームを前に帰ってきた(9)山本を抑えると、後方になった(2)南が赤板ホームで踏み上げ、打鐘前に先行態勢。
これを追った(9)山本が打鐘カマシ。4番手になった(2)南が最終ホームからロング捲り。3コーナーで出切ってそのまんまライン前3車で決着。

 
賭式
 
車番
 
返戻金
 
人気
2車単 2−5 280円 (1)
3連単 2−5−7 570円 (1)
裏

line
猿人  2018. 4. 26 (Thu.)

二死三塁で三塁前セーフティバントという姑息な小技を2回も決めたのは誰あろう猿人、もとい鉄人衣笠ですが、2回とも決められたのは掛布でした。
池内のブラッシュボールに猿人、もとい鉄人衣笠が怒ってピッチャーズマウンドに歩み寄ったときは、池内猛ダッシュで三塁ベンチに退散。西田アナをして「衣笠が怒ったのにも驚きましたが、池内の逃げ足の速さにも驚かされました」と言わしめました。
以上が猿人、もとい鉄人衣笠の思い出なので、訃報に際し報じられる連続出場はいいとして、フルスイングとか紳士とかはちょっと違和感あります。
あと、知る人ぞ知る変態スラッシュメタルバンド・猛毒の「鉄人」だったか「アートネーチャーつけたサル」だったかにサンプリングされてた「僕は肉しか食べられないんですよ」発言が名言として後世に伝わることでしょう。合掌

line
無人直売所  2018. 4. 25 (Wed.)

掘り取り竹の子ふつう夕方までには売り切れたり売れ残ってても夜までには店じまいする農作物の無人直売所ですが、ファミレス駐車場のそばにあるせいか、夜遅くまでやってるところがあります。
無人直売所で代金をちょろまかしたり少々多めに持って帰るほどケツの穴の大きな御仁はそうはいないとは思いますが、貧困化の進む今日、夜はダイジョブかと少々心配になります。
とくに1回100円銀杏のつかみどり。不本意なつかみそこねを演じてしまってやり直したりしないか? 箱の外にこぼれた銀杏を箱に戻すか?袋に戻すか?など様々な葛藤模様があることでしょう。
つかみどりギンナン1回100円

line
レストランむさしの没  2018. 4. 24 (Tue.)

レストランむさしの入り口西武園競輪場の昼飯は、特観席内のカレーライスか、レストランむさしのの湯麺とか広東麺とか焼きそばとかの麺類がもっぱらでした。
今年の西武園記念は4月というのに7月並という季節外れの陽気で決勝の決着も高配当でしたが、こんなときこそビールと熱い麺類!というわけでレストランむさしのに向かったのでしたが、あえなく閉店。
西武系列の給食会社とは思えない湯麺とか広東麺とかがそこそこの値段と味で西武系列的にはましなとこだったのに残念です。引きはがされた痛々しいメニュー写真。引きはがすのをあきらめた糊付けがしっかりしてたところがますます寂寥感を高めていました。
レストランむさしのメニューレストランむさしののご案内
営業はしてなくても中には入れるようになってて、冷房の効いた無料休憩所の位置づけ。いったいいくつあるのか西武園の無料休憩所!の一つになってたのですが、西武園競輪サイトではまだまだ健在で依然営業中みたいなことになってるから謎です。


line
3番手から和田圭  2018. 4. 23 (Mon.)

和田圭めでたく和田圭選手(宮城)の記念初優勝で幕を閉じた西武園競輪開設68周年記念競輪でしたが、4−全ほど思いきれなくとも、2車複も利用して4=全ぐらいなぜいっとかなかったのか? 2車複でも152倍でしたが、穴狙いの抜目の高配当とか今に始まったことではないですし、これぐらいでへこんだりうちひしがれたり反省してる暇はありません。
とは言え、2着が井上昌己選手(長崎)。井上の連がらみはわりと獲らせてもらってるようないいイメージがあっただけに、ダブルショッーーーク!

line
西武園記念[ゴールド・ウイング賞]決勝  2018. 4. 22 (Sun.)

12R 中団争い
選手 登録 脚質
1 1 浅井 康太 三重 90 33 SS 自在 2
2 2 平原 康多 埼玉 87 35 SS 自在 5
3 3 三谷 竜生 奈良 101 30 SS 捲逃 10
4 4 和田 圭 宮城 92 32 S1 追込 0
5 吉田 敏洋 愛知 85 38 S1 捲逃 6
5 6 新山 響平 青森 107 24 S1 逃捲 12
7 井上 昌己 長崎 86 38 S1 自在 0
6 8 芦澤 大輔 茨城 90 36 S1 追込 0
9 成田 和也 福島 88 39 S1 追込 0
推理


15 中部
37 三谷井上
28 関東
694 北日本

りゅうちぇる(6)新山が実質逃げ一の利を活かしての遅仕掛け。各ライン一斉に踏み上げ中団ごちゃついてからの捲り勝負は力車券。もしくは先行ライン3番手で脚溜めてる(4)和田圭の伸び脚。

 
2車単
 
2=3,4−6,4−9
4=1,4=2,4=3

結果
line

スタートでりゅうちぇる(6)新山が3番手取って後方となった(3)三谷末弟が赤板ホーム手前から(6)新山にフタをしてから打鐘で前受けのジグザグ(1)浅井を抑える。
(3)三谷ラインに続くセンター(2)平原を押しのけ(6)新山が最終ホーム手前で(3)三谷を叩いて逃げる。
(2)平原は後方8番手に追いやられ、6番手から(1)浅井が捲り上げるが、3コーナーで(3)三谷にあわされ不発。(3)三谷も一息で直線、粘る(6)新山を3番手(4)和田圭が追込み1着
(3)三谷不発とみていい声で内行った(7)井上が自衛隊カット(9)成田と(4)和田の中割りで内の2人を交わして2着

 
賭式
 
車番
 
返戻金
 
人気
2車単 4−7 44,330円 (69)
3連単 4−7−6 555,710円 (481)
抜目

line

入場 6,257人  総入場 17,031人
(対前年151%)
売上 1,890,210,500円  総売上 5,499,014,400円(対前年99%)

line
2017年度全国競輪場車券売上高および入場者数
  
2018. 4. 21 (Sat.)

重賞開催だけ見てると堅調に1割弱ずつ客も売り上げも減らしてる気になってましたが、売上は近年微増です。ミッドナイトとかモーニングとかですかね。
項目 実績 対前年度
総車券売上高 6,400,620,900円 100.9%
1日平均売上高 293,850,400円 100.6%
本場入場者数 2,710,818人 91.9%

[2016年度]
項目 実績 対前年度
総車券売上高 634,598,214,600円 100.6%
1日平均売上高 292,172,300円 101.7%
場外車券売上高 442,919,933,400円 100.5%
本場車券売上高 32,429,945,500円 86.4%
本場入場者数 2,949,466人 89.3%
電話投票車券売上高 157,428,517,700円 104.6%
重勝式車券売上高 1,819,818,000円 110.9%

[2010年度]
項目 実績 対前年
総車券売上高 634,988,196,600円 87.3%
1日平均車券売上高 253,084,200円 94.6%
場外車券売上高 422,123,906,000円 86.7%
本場入場者総数 5,352,023人 82.6%
電話投票売上高 131,495,622,300円 95.2%
電話投票利用者数 22,103,274人 96.4%

西武園記念優秀「ギャンブルレーサー関優勝牌」
  
2018. 4. 20 (Fri.)

12R 仕掛け合い
選手 登録 脚質
1 1 武田 豊樹 茨城 88 44 SS 自在 1
2 2 三谷 竜生 奈良 101 30 SS 捲逃 10
3 3 平原 康多 埼玉 87 35 SS 自在 5
4 4 成田 和也 福島 88 39 S1 追込 0
5 中村 浩士 千葉 79 40 S1 追込 0
5 6 新山 響平 青森 107 24 S1 逃捲 12
7 桑原 大志 山口 80 42 SS 追込 0
6 8 和田 圭 宮城 92 32 S1 追込 0
9 木暮 安由 群馬 92 33 S1 自在 6
推理


27 三谷桑原
391 関東
5 中村位置決めず
648 北日本

先行有利な西武園バンクだけに各ライン先行含みなれど、それは承知とりゅうちぇる(6)新山が打鐘前から。センター(3)平原が中団獲って位置獲り小僧(9)木暮が今度はきっちり差す。

 
2車単
 
9−1,9−3,9=2

結果
line

りゅうちぇる(6)新山が赤板1センターまで我慢して打鐘カマシの遅仕掛け。中団からあわせて踏み上げたセンター(3)平原が中団4番手せしめて、(2)三谷末弟は後方8番手。
最終2コーナーから捲った(3)平原が位置獲り小僧(9)木暮の猛追を振り切って押し切る。ちぎれながら弱くない(1)武田が3着。

 
賭式
 
車番
 
返戻金
 
人気
2車単 3−9 380円 (1)
3連単 3−9−1 750円 (1)
裏

line
八国山緑地  2018. 4. 19 (Thu.)

八国山緑地ちょっとした用事で東村山方面に行く用事があったものの西武園競輪は非開催日。そこで八国山緑地に入ってみました。
日和のいい土曜日にもかかわらず人影まばら、というより数十分の間に一人見ただけ。近隣住民が憩いに集うところにおっさん一人で場違い感を醸し出してしまわぬかと心配したのですが、とんだ杞憂に終わりました。




広い林の中に道がしつらえられてるのですが、地図が僅少。山中の分かれ道なのに案内表示がないとことか初めて見ました。
幸いなことに高い木が少なかったり、木と木の間が離れていて鬱蒼度がたいしたことなく、どうにか気が狂うこともなくいられましたが、深緑色の池は異様な存在感を放っており、ここに落ちたらメイちゃんも助かるまいと感じた次第です。
西の西武園側から入って三分の一ぐらいで引き返すつもりでしたが、丘を3つ4つ乗り越えてるうちに軽く道に迷った結果、東村山駅まで歩いた方が早いところまで出てきてしまいました。結局1時間半かけて一駅歩かされたのは今にして思えば死んだ人にしか見えないというトトロの呪いだったのかもしれませんね。


line
窓際の席  2018. 4. 18 (Wed.)

写真ではちょっとわかりづらいのですが、窓際の席のテーブルがかなりの角度で傾いてました。
小1時間ねばったのですが、ここに着席する客は訪れずじまい。
コースター無しで冷たい飲み物を置いたらポルターガイストが見られたのにと惜しまれます。


line
HDMI  2018. 4. 17 (Tue.)

HDMIプラグ川崎記念が夜間開催2年目に突入しましたが、後に続く競輪場は未だ出てきていません。だいたいSPEEDチャンネル21時台のスピード記念展望をナマか録画したのを見てから明日のレースの予想にいそしむのですが、夜間開催ですとそうはいきません。
ケーブルテレビに追加料金月額540円を払ってSPEEDチャンネルのメインチャンネルだけ見られるようにしているのですが、川崎記念ではスピード記念展望が24時台で、これを見ていたのでは明日の仕事に差し支えます。
そこで、毎月2,217円も払ってるのにこういうときしか見ないスカパー!で23時台からのを見るのですが、わが家の古いテレビにはHDMI端子が1個しかないので手でプラグを抜き差しするという今どき珍しい接続法で楽しんでいます。

line
平成デモクラシー史(清水真人/ちくま新書)
  2018. 4. 16 (Mon.)

平成デモクラシー史東向日駅で向日町競輪場帰りの乗車マナーの悪い客に向かって、電車のドアが閉まる直前に「お前ら人間のくずじゃ」と叫んで逃走した武勇伝の持ち主ですが、日経新聞政治部記者で出世してるみたいなんで「お前こそ人間のくずじゃ」が言い過ぎでも国民の敵による近年日本政治史。帯にアベの写真なんかを使ってしまったばかりに相当部数を落としてると察するのですが、本体1100円+税を高校同窓のよしみで読ませていただきました。
400ページを超える大著ですが、「ぎりぎりの交渉」とか「喝破した」などの陳腐な新聞用語体言止め多用で読むのにそんなに時間はかかりません。要するに小選挙区制導入による政策立案ヘゲモニーをめぐる攻防史。
おもに主要閣僚と高級(天下り後も含めるととても高給)官僚、与党役員と派閥領袖、諮問会議のメンバーらが登場して攻防を繰り返すのですが、宗主国や法案、予算案などの意味するところは極力言及を避けて政争に焦点がしぼられています。
登場人物のなかで違和感を禁じ得ないのが、巻末の人名索引によると11回出てくる小泉(四代目)。首相経験者と小沢一郎をのぞいて小泉を上回っている人を数えると、フランケン岡田の18回、諸悪の根源竹中の16回、役人から国会議員に転じて一貫して「政治主導」を画策した松井孝治高校先輩の14回、官邸主導を確立したスガと両政権で入閣した与謝野馨の13回、あと小渕後継を森に決めた青木と枝野と山拓の12回。
タイ記録の11回に石破、鹿野、谷垣がいて野中が10回ということから小泉の突出ぶりがご理解いただけると思います。小泉発言を盛んに引用するところから察して、近い将来官房機密費がおいしい御用コメンテーターを狙っている節がうかがわれるのですが、どうでしょう?

それはともかく、官僚に対する「政治主導」だったはずの政治改革だったと思うのですが、本書においては与党および族議員からの「官邸主導」をテーマに論じられておられます。そのへんのからくりというかすりかえというか松井孝治の本意に気づかないと政治史が塗り替えられてしまうので注意が必要です。
英独両国を比較するなかで、政権与党がまんま政府を支配してマニフェストを実行する英国型デモクラシーを志向した政治改革だったとする政治学的見解をところどころに挟んではいますが、松井孝治がめざしたものが結局のところ統一CIA反知性内閣で5年も熟成されれば膿だらけの国難が到来するのも致し方なし。独立した裁判所や適度に騒ぐ国民があったり、国防・諜報などの例外をのぞいて政府の情報はすべて公開される、御用メディアの割合が少ないなどの要件を満たした近代民主国家でなければ成り立たないという前提を見過ごしていた松井孝治には猛省を促したいと思います。
そんなわけでデモクラシーではなくヘゲモニー記述に過ぎないのですが、間接民主主義における統治権力の意思決定プロセスをわが国にあてはめて考察する笑止は東大の佐々木という政治学者の論をベースにしてるみたいなのですが、教え子に豊田真由子がいます。

解毒剤としておすすめするのが福山と宮台の対談集「民主主義が一度もなかった国・日本(幻冬舎新書)」。以下に宮台の発言抜粋を再掲しときます。

「経済成長ですべてが良くなるという竹中ビジョンはポンチ絵だ」と分かってきた。(58頁)
朝日新聞にもそう書いてありましたね。大爆笑しましたよ。(71頁)
こういう反応を許す
マスコミの低水準ぶりは問題です。(78頁)
馬鹿マスコミが多いので繰り返します。(81頁)
ところが大新聞の政治部記者って実に頭が悪そうなのです。(84頁)
愚昧なマスコミの「万年野党」的な思考停止が問題なのです。(85頁)
舛添発言は仕方ないとして、
舛添発言を垂れ流すマスコミも愚かすぎます。(94ページ)
逆に言えば、自民党の政治家は、首相を含めて、指示を出したことがなかったということです(笑)。何という
デクノボーでしょう。(122頁)
自民党がマニフェスト選挙だと言っている時点で大爆笑です。(125頁)
そんな
糞みたいな政治が長期間にわたって自明なものだったので〜(126頁)
無原則が横行するとは
自民党時代の糞政治と同じになるということです。(129頁)
ところが、マスコミは相変わらず「地元はこんなに反対している」ですからね。
オツムはあるのか。(129頁)
ただ、日本のマスコミは
水準が低いので、「交渉の結論はいろいろあり得る」と当たり前のことを言えばどう反応するかは事前に読めます。(135頁)
他の先進国はいざ知らず、
マスコミの水準が低い日本では、「国内向けメッセージ」として不適当でした。(136頁)
問題はマスコミです(笑)。(138頁)
それが必要以上に難しい問題になるのは、
国内のマスコミが低水準すぎるからなのですね。その意味で日本のマスコミは明白に国益を侵害しています。僕に言わせれば、日本のマスコミは国賊メディアです。(142頁)
結局は自明視された大枠から逃れられないクセに、些細なことで鬼の首でも取ったかのごとくギャアギャアと騒ぎ立てるのが日本のマスコミ。(154頁)
「2ちゃん系ウヨ豚」みたいな、せせこましさにおいても国益損壊においても右翼の風上にも置けないような、
感情的なラウド・マジョリティの声に右顧左眄するような自民党政治家たちが、長く日本の国益を毀損してきました。(155頁)
馬鹿マスコミがそれをなぞって報道したでしょう。報道番組のあまりの
レベルの低さに腰を抜かしました。(178頁)
インチキ・シミュレーションですらちゃんと経済成長するのに、
馬鹿マスコミの報道だと、所得が減るかのような話になってしまっていたわけです。(180頁)
結局、木を見て森を見ない
マスコミが問題です。(201頁)
これは
マスコミの馬鹿騒ぎの典型で、無意味です。(204頁)
まさに「他者性の欠如」ですよ。従来の自民党と財界幹部とマスコミ。その「
クズ同然ぶり」がよくわかる話ですね。(224頁)
マスコミは、想像力だけでなく表現力も硬直している(笑)。(231頁)
先ほどから、あえて「
馬鹿マスコミ」と呼んできたように、日本のマスコミは「慣れ親しみ」に媚びるだけで、少しも責務を果たしていません。(242頁)

line
前へ 次へ
line 1 2 3 4 5 6 7 8 9
[日報録に戻る] [イマケイTOP]