麋城記(2005/05/01-)
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宇都宮競輪開設記念優秀  2005. 5. 15 (Sun.)

11R 東西両横綱に挑むスーパールーキー齋藤が十年近い歳月を経て
選手 登録 脚質
1 1 渡邉 晴智 静岡 73 31 S1 追込 0
2 2 山口 富生 岐阜 68 35 S1 追込 0
3 3 吉岡 稔真 福岡 65 34 S1 捲逃 3
4 4 齋藤登志信 山形 80 32 S1 自在 2
5 加倉 正義 福岡 68 33 S1 追込 0
5 6 内林 久徳 滋賀 62 41 S1 追込 0
7 森下 太志 千葉 61 37 S1 追込 0
6 8 中塚 記生 熊本 63 35 S1 追込 0
9 神山雄一郎 栃木 61 37 S1 自在 3
推理


並び
412 混成
6 好位狙い豊悦
358 九州
97 東

500バンクということもあり、先に動いた者がやられそうな一戦。さすればいつも動き出しが遅い不動心(3)吉岡が最後におっとりがたなで。
王者(9)神山の動きに惑わされての齋藤(4)登ス信による先行が見込めるだけに渡邉(1)晴智とのからみ。

 
2車単
 
3連単
1=3 1−2−3/6/9

結果
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前団を抑えた王者(9)神山がインをあけて齋藤(4)登ス信を呼び込み、不動心(3)吉岡を逃げさせようとするところ、インをこじあけ齋藤(4)登ス信が先行態勢に入って最終ホーム。そのまま流して2コーナーから踏み込む。位置取りしくじった王者(9)神山もほぼ同時に捲り発進、2センターから4コーナーで前団を捕らえる。
森下(7)ふとしを飛ばして(9)神山後位に切替えた渡邉(1)晴智が追込むところ、捲り追込んだ不動心(3)吉岡が大外強襲。
中割った山口弟(2)富生が2着に食い込み、久留米のジャンレノ(5)加倉にまで抜かれて(1)晴智4着。

 
2車単
 
3連単
3−2 7,390円 3−2−5 41,560円

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アイスクリームマン  2005. 5. 14 (Sat.)

岩松了、作・演出。荒川良々など出演で4,500円。於ザ・スズナリ。
驚いたことに舞台美術がテレビのセットのようにリアル。が、それだけ。荒川良々が出演者の一番最初に書いてあるので、つい主演かと思ってしまうのですが、端役。
教習所の合宿宿舎を舞台に様々なクレイジーたちが様々にクレイジーな愛情の発露を見せます。伏線のような台詞はほとんど焦点を結びません。唯一気に止まったのは、卒業前日にソープにムチを持っていった程度のまっとうな変態を演じる荒川良々が、女をとっかえひっかえするひどくまっとうなゆえに社会を乱す浮気男を演じる高橋一生と大喧嘩をするところぐらい。
椅子がよければ寝たい!という思いを抱いたまま、ギリシア時代でもはやらないような絶望的な絶叫によるクレイジーな愛情の発露で終幕。

調べてみましたところ、92年東京乾電池による初演。すでにキャラが立ってた俳優に合わせて書かれた作品で、まだクレイジーがそれだけで意味を持ってた時代だったような気がします。今は、単に痛いだけです。

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ゆっくり小便させろや  2005. 5. 13 (Fri.)

飲み屋でのこと。酔っ払って機嫌よく用を足していますと、ドアをガチャガチャさせるやつがいました。頑丈な鍵がかかっているので放っておいてもいいのですが、背後に手を伸ばせばドアに届きますから、内側からノックしてやりましたよ。にもかかわらず、ガチャガチャやってますが、今度は放っておきました。しばらく静かになったのですが、おそらくもう一つある方に行って、そこも満室だったようで、またガチャガチャ野郎が帰ってきました。
今度は威勢のいいノック。すでに手を洗う段階に進んでいたわたくしは、「もうほんのしばらく待ちたまえ」という気持ちを込めてやさしくノック。にもかかわらず、チャガチャ野郎はドアが破れんばかり、力一杯の一発ドン。たとえ余程切羽詰っていてもこれはいけません。本来ならば開扉とともにパチキ&みぞおちめがけて膝蹴り一閃!のところですが、こっちも大人ですし、そんなことより「タイガー&ドラゴン」の録画予約の成否を確かめることのほうが最重要課題。膝蹴りのお見舞いは中止して、開扉とともに標記の暴言を一応浴びせておきました。
本来ならば、文末に「ボケ」「ボケがぁ」「このボケぐゎ」などを付加するべきところですが、そんなことよりも「タイガー&ドラゴン」の方が最重要課題ですので、止めておきました。
先方の反応が気になるところでしたが、開錠を察知したのか、開扉の瞬間には戸口から2メートルほど離れ、明らかに接近戦を回避している模様の若造が、標記の暴言を聞きながらそそくさと個室に駆け込んだのでした。
幸いなことにすでに会計を済ませていたわたくしが、若造が個室から出てくる前に飲み屋を後にしたことは言うまでもありません。

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知識創造企業(野中郁次郎+竹内弘高/東洋経済/1996)
  2005. 5. 12 (Thu.)

企業活動における知識創造の理論と実例と実践についての学術書。人から借りて購読。多少図表があったりしますが、読者を遠ざける学術書の体裁なのに、2001年の版で12刷と増刷を重ねに重ねていますからよほど版元が部数決定に慎重なのか、脅迫観念的に読んだかどうかはともかく買ってしまった経営者というよりホワイトカラー管理職が大勢いらっしゃるのはでないかと拝察します。

一応、「知識創造」のスパイラルを生み出す実例と実践アドバイスみたいなものに参考になるところはないとも言えませんが、松下の自動パン焼き器の実例のなかのパン生地の「ひねり」をどのように開発マネジャーが体得して開発メンバーに共有させたかのクダリとか、日産の高級車開発のために社員工員テストドライバー諸々を欧州に住まわせたりとか、その実例は成功事例の一エピソードに過ぎないので笑っちゃいますが、こういうのが随所に織り込まれていると口コミに乗って売れやすくなったり、海外出張や教育研修費を会社に出させる口実に使えるかもしれないので売れるのかと思ったり。

それはともかくいつのころか暗黙知という言葉が経営・ビジネス書やなんかに使われるようになってしまっています。
出版時は平成不況下ですが、本書はジャパンアズナンバーワン的なバブル期に着手された研究なので、ジャパンアズナンバーワンとは言わないまでも西洋・東洋という何じゃそれ?な経営管理の対比がなされています。その前提として「知識と経営」と題された第2章においえはプラトン以来の西洋哲学を概観されたうえ日本の知の伝統を「主客一体」「心身一如」「自他統一」というこりゃまた何じゃそれ?な3つのキーワードによる5ページぐらいの論考で総括されています。
そんななか、わたくしの師の師の師の弟にあたるマイケルポランニーの実名入りで「暗黙知」が紹介されています。
たんに言語化されていない、表出されていない知識、知恵、技法などを他にこれといった言葉が見当たらないので「暗黙知」と言ってしまってもしょうがない気もしますし、そういうのがビジネス書に出てくるみたいなのですが、ポランニーのそれとはだいぶ違います。
受精卵の分割や進化についても一気にそれで語っちゃおうというレベルの体内の奥底にある(かもしれない)力で、英語ではtacit knowingと訳されknowledgeとは違うところがミソです。なので、利用する際は慎重に取り扱わないと、後期栗本作品のようにトンデモ本にノミネートされかねない危険な術語なのです。

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別府競輪開設記念
[別府八湯ゆけむりカップ]決勝  
2005. 5. 11 (Wed.)

11R 微妙な味わい
選手 登録 脚質
1 1 小野 俊之 大分 77 29 S1 追込 0
2 2 海老根恵太 千葉 86 27 S1 捲逃 17
3 3 紫原 政文 福岡 61 37 S1 追捲 0
4 4 川口 秀人 徳島 57 39 S2 追込 0
5 大熊正太郎 宮城 78 32 S2 自在 4
5 6 湊崎 裕次 福岡 67 33 S1 自在 4
7 平沼 由充 福島 83 29 S1 追込 0
6 8 馬渕 紀明 愛知 68 33 S1 逃捲 6
9 鈴木 誠 千葉 55 40 S1 追込 0
推理


並び
2957 千葉北
613 九州
84 その他

びっくり仰天な好調で調子に乗ってる(2)海老根が西の自在ヒゲ(6)湊崎を出さしてそろそろ叩こうかと悠長に構えてたら、そのまんま西の自在ヒゲ(6)湊崎が行っちゃう、または(8)馬渕が健在をアッピール。さすれば、大きな体で小さな競走(5)大熊の切替えも考えられるところ。
好位から出る自在ヒゲ(6)湊崎に乗る天下布武が結局混戦に断を下すか、別線の巻き返しで発進することになればパンチ(3)紫原。

 
2車単
 
3連単
1−6,1=3,1−2
1−5,3−5,3−7
 

結果
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九州ラインが前団を抑え、(8)馬渕が続いて打鐘。巨体を持て余す(5)大熊に動きなく、(2)海老根は6番手で最終ホームから早々に西の自在ヒゲ(6)湊崎が先行。
2コーナー過ぎたところから(2)海老根捲り発進。3コーナー、別府温泉観光大使(1)小野が番手から発進して4コーナーまで捲り合戦。直線、(2)海老根が捲りきり猛追する切替大魔王(9)鈴誠を振り切り記念初優勝。3着は天下布武大使(1)小野。

 
2車単
 
3連単
2−9 690円 2−9−1 1,960円

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入場 2,544人 総入場 9,664人
売上 2,865,543,500円 総売上 9,209,191,700円
(対前年108%)

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ハッスルMAGAZINE vol.1  2005. 5. 10 (Tue.)

放浪の旅に出てしまったチキン小川が来るか来ないかはあまりどうでもいいのですが、どうせ肩透かしなことになるだろうとは思いつつもインリン様対Ericaことアジャコング戦に俄然注目せずにいられないハッスル9を前に、出た。ハッスルのすべてがわかる公式読本。1,524円+税。
しかし、巻頭の写真マンガでわかるように、アン・ジョー司令長官ら高田総統の命を受けたモンスター軍により、印刷工場の工員さんを脅かして印刷中に全面差し替え! モンスター軍中心の構成となっています。
脱力フォト漫画のあと目次をはさんで、高田総統の巻頭言、高田総統と高田PRIDE統括本部長との対談、高田総統と綾小路翔との対談、高田総統の優雅な休日がわかる合成グラビア、といった按配。
その後、ようやくインリン様グラビアをはさんで、また「高田総統全仕事」という具合にアホほど高田総統にどっぷり浸かれるうえに、高田総統のありがたいお言葉CDつき!
写真もふんだんでデザインも凝ってるのに、発色はイマイチな安い用紙を使って、我々暇で暇でしょうがない下々のプロレスファンのために1,500円台の販売価格に抑えてくださっているのは、とてもありがたいことです。

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別府競輪開設記念優秀「いで湯賞」  2005. 5. 9 (Mon.)

11R 三分戦
選手 登録 脚質
1 1 伏見 俊昭 福島 75 29 S1 捲逃 16
2 2 小橋 正義 新潟 59 37 S1 追込 0
3 3 紫原 政文 福岡 61 37 S1 追捲 0
4 4 平沼 由充 福島 83 29 S1 追込 0
5 大塚健一郎 大分 82 27 S1 追込 0
5 6 内海 雅夫 群馬 83 26 S2 追捲 1
7 海老根恵太 千葉 86 27 S1 捲逃 16
6 8 落合 豊 茨城 69 34 S2 捲追 0
9 荒井 崇博 佐賀 82 27 S1 逃捲 17
推理


並び
726 東
148 福島落合
953 九州

初日、先行で勝ち上がったゴージャス(1)伏見は「逃げてもいいや」と考えつつも捲り主体で脚力温存の消極策。一方、初日中団捌いてからの捲りを決めた山嵐(9)荒井は九州3車の先頭だけに積極策。
中団確保がゴージャス(1)伏見か(7)海老根の両面で考えつつも、ゴージャス(1)伏見が早く行ったときの3番手(8)落合の強襲も一考。

 
2車単
 
3連単
7−5,7−2
1−5,1−4,1−8
8−1=4

結果
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後方で周回の山嵐(9)荒井の上昇に合わせ、中団からゴージャス(1)伏見が踏み上げ、前受けの(7)海老根を抑える。そこを、山嵐(9)荒井が叩いて打鐘で先行態勢。が、どうしてもゴージャス(1)伏見より先着したかったか、ペースを落として流すところを、(7)海老根が最終ホーム手前から早々にカマす。
叩かれた山嵐(9)荒井を捨ててバックから(5)大塚が捲るが不発。(5)大塚に合わされる形になったゴージャス(1)伏見の捲りも一息で、いつの間にやら(7)海老根が押し切り、存在感なく続いた平成の鬼脚(2)小橋−(6)内海が2,3着。

 
2車単
 
3連単
7−2 1,070円 7−2−6 3,500円
的中

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なぜ会社は変われないのか
危機突破の企業風土改革(柴田昌治/日本経済新聞社/1998)
  
2005. 5. 8 (Sun.)

数年前に「チーズはどこに消えた」みたいな「一杯のかけそば」級馬鹿話を社員に配布した会社や経営者がいたという人を小馬鹿にしたブームがあって、わたくしもついうっかり当時勤めてたところの経営者からもらってしまって読んでしまって非常に不愉快な思いをしたことがあります。が、しかし。ドラッカーの言葉を借りれば顧客の創造やら組織のイノベーションやらにとんと無関心で十年一日のごとく情況対応(その場しのぎ)で滅私奉公(ただし、権限の範囲内で私物化)してる人々が大半という組織も現実にあり、そんな人々にアホでも読めるチーズでも読んで少しは己を見よ!という気持ちになりかねない職場というものもあるということを最近知りました。

そんなわけで、ビジネス書部門は基本的にとんと関心がないのですが、昔少し売れた本書をたまたま図書館で見つけたので。
要するにオフサイトミーティングと呼ばれる気楽にまじめな話しをする場をしかけまくることで、組織の風土改革に結びつけるという方法がドラマ仕立てで語られます。ナレッジマネジメントという言葉を使わず、また機械化部分を除いたナレッジマネジメントがいかに実現され成果に結びつけられるか。
ただ、問題は数多いる登場人物の2人をのぞいて全員男。コンサル会社のお姉さんと岩城という古臭い工場長の嫁はんを除いて、ほぼ年功制で黙ってサッポロビールを飲んでる男社会の物語と言わざるを得ません。堤や三菱自動車やカネボウやJR西もおそらくは男社会の物語だったと思ったりする今日この頃です。
つまるところ腐り行くプレモダンな男社会をいかにして生産的に破壊するかが多くの旧体質組織の課題と言えるのかもしれません。

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大垣競輪開設記念
[開場53周年記念麋城賞]決勝  
2005. 5. 7 (Sat.)

11R 中部作戦失敗続きで
選手 登録 脚質
1 1 山口 幸二 岐阜 62 36 S1 追込 0
2 2 山崎 芳仁 福島 88 25 S1 逃捲 23
3 3 小倉 竜二 徳島 77 29 S1 追込 0
4 4 布居 寛幸 和歌山 72 31 S2 捲逃 14
5 加藤 慎平 岐阜 81 26 S1 自在 6
5 6 土岐 幹多 岐阜 83 25 S2 追捲 0
7 兵藤 一也 群馬 82 27 S1 追捲 0
6 8 藤野 光吉 佐賀 75 32 S2 追込 0
9 佐藤慎太郎 福島 78 28 S1 追込 0
推理


並び
516 岐阜微妙
48 西
297 福島兵藤
3 オグリュー

岐阜の並び微妙。とは言え(6)土岐が先導しての二段駆けでも(2)山崎に適うわけなく、(1)山幸の前回りはあり得ず、自在ヘア加藤(5)慎平の自在戦が順当なところ。
(2)山崎が前団を抑えて流すところにインから飛びつき。記念に弱い若武者(9)慎太郎と骨折明けで調子冴えない(5)慎平の番手戦長引けば、(2)山崎の逃げ切り、もしくは脚溜めた(3)小倉竜の捲り追込みからのハンドル投げ。

 
2車単
 
3連単
2=5,2−9,2=7
2=3,3−5,3=7
 

結果
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岐阜は想定外の(6)土岐前回りで前受け。青板バックから早々に上昇した(2)山崎は、赤板ホーム過ぎに誘導を交わす反則走行で岐阜二段駆けを阻んで先行態勢。
致し方なく引いた(6)土岐はずるずると後方まで引いて中団4番手を自在ヘア加藤(5)慎平に譲る不可解な岐阜作戦。(5)慎平−(1)山幸には(3)小倉竜が続く。
(2)山崎がペースを上げかけた最終ホーム、自在ヘア加藤(5)慎平が一気にカマシ先行。(2)山崎は突っ張らずに、叩かれたまま4番手まで引くが、その後一生巻き返せずに終わる。 後方から(4)布居が捲って存在をアッピールするが4番手付近までで、直線前3車の争い。
よく逃げた自在ヘア加藤(5)慎平を交わす(1)山幸をハンドル投げた(3)小倉竜が交わしの交わし。

 
2車単
 
3連単
3−1 3,050円 3−1−5 7,440円
抜目

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入場 5,630人 総入場 20,482人(前年は全日本選抜で記念開催なし)
売上 2,548,635,700円 総売上 7,197,554,500


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「日本」とは何か(日本の歴史00/網野善彦/講談社/2000)
 
2005. 5. 6 (Fri.)

国旗国歌法盗聴法可決の翌2000年に刊行された講談社「日本の歴史」シリーズの第0巻。読めない漢字がたくさん出てくる本はふつう読みませんが時節柄そうも言ってられなくて地元の図書館から借出。

網野氏が編集委員を務めた歴史書シリーズですから、これまでの政治史と言う名のヤクザ抗争史中心の記述とは違うものになってるとは思いますが、その第0巻として、これまでの怠惰な歴史学にあった思い違いを払拭することに力点を置いて記述されています。

まずは国号としての「日本」の位置づけ。西暦600年代後半に対唐帝国に対する小帝国指向を顕著にしたヤマト朝廷。ゆえに「東の地」という意味での「日本」が選ばれます。小帝国指向は、街道と稲作による支配形態からうかがわるようです。が、実質のところ、百年もたずに挫折。
かような「日本」の成り立ちについて定めることなく、たとえば「石器時代の日本」という使いまわしがなされるがゆえ、アイヌ、琉球はもとより蝦夷、熊襲はもちろんのこと、内海などを中心にした各地のヤクザ勢力や地域の文化のあり方、余談ながら対馬、北九州のみならず済州島や半島南部の人々も大いに混ざってた倭寇のあり方などが取っ払われ、数千年前から日本列島が均一な社会だったかのような錯覚をあまねく撒き散らして困った事態になってしまっている現況。歴史学の怠惰と言っても過言ではないでしょう。
蝦夷、熊襲はもとより、東日本と西日本を統一する国家(ヤクザ)はようやく、太閤検地と刀狩で形ができかけ、これがいわゆる今につながる国民国家形成の萌芽だったことがわかります。東国と西国の違いは武家(ヤクザ)の契約形態や職能民への差別のあり方などからうかがわれます。とくにうどんの出汁など食文化についての記述はなし。

もう一つの大きな誤解は農業社会という捕らえ方。明治期の戸籍により、都市部の商人職人以外の百姓はすべて「農」と書かれてしまったことにより、江戸期の人々の8割がたが農民だったかのような欺瞞がはびこり、7世紀にヤマト朝廷が目指して挫折した「瑞穂の国」があたかも一時期実現していたかのような民族主義的国家主義者の精神的基盤を強く形成していると言えるかもしれません。

他に、ヘーゲル由来の進歩史観による誤謬、これまでの歴史に出てこない女と資本主義、「水呑」に分類されてる豪商など。
帯にあります「歴史が変わる、生き方が変わる」ための「いま、「日本」を問い直す」必要に迫られているのは東京都の教職員だけではありますまい。

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大垣競輪開設記念優秀「麋城賞」  2005. 5. 5 (Thu.)

11R 恒例中部作戦で山口兄弟
選手 登録 脚質
1 1 山口 幸二 岐阜 62 36 S1 追込 0
2 2 佐藤慎太郎 福島 78 28 S1 追込 0
3 3 小倉 竜二 徳島 77 29 S1 追込 0
4 4 永井 清史 岐阜 88 21 S2 逃捲 17
5 合志 正臣 熊本 81 27 S1 追捲 0
5 6 萩原 操 三重 51 41 S1 追捲 0
7 山口 富生 岐阜 68 35 S1 追込 0
6 8 三宅 達也 岡山 79 27 S1 捲逃 8
9 吉田 敏洋 愛知 85 25 S1 逃捲 18
推理


並び
417 岐阜
835 西
962 中部慎太郎

めでたく山口兄弟同乗。(9)吉田がムキムキっと西ラインを抑え、(4)永井の馬面ダッシュを引き出しての直線兄弟対決といくかどうか。
(8)三宅の奇襲や若武者(2)慎太郎の切替えも考慮させられるところだが、むしろ(9)吉田が捲ってしまって(1)山幸の「そりゃないよ」なボヤキが聞こえてきそう。

 
2車単
 
3連単
1−7,1=9
9−7,9−2
 

結果
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打鐘前、中団で周回の(9)吉田がムキムキっと前受けの西ラインを抑えたところ、後方から馬面ダッシュで(4)永井が飛び出し打鐘先行。
中団4番手の(9)吉田が5,6車身離れて最終ホーム通過で中部作戦大成功の雲行き。
が、バックから捲った(8)三宅がゴール前タレる岐阜ラインをとらえ、マークの(3)小倉竜を引き連れ中四国でワンツーフィニッシュ。2センターで岐阜ラインにようやく追いついた(9)吉田がそのままの勢いで3着。

 
2車単
 
3連単
8−3 3,540円 8−3−9 50,050円

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竹山  2005. 5. 4 (Wed)

京浜東北線とかでよく見る花月園競輪場の中吊り広告は「出口が地元の意地を見せる!」みたいな選手中心のもので、しかも出走予定選手のうちの10人ぐらいが一言ずつぐらい写真入りで取り上げられてますから、競輪客以外にはまったく見苦しいものになっている気がしないでもないです。一方、対照的に平塚競輪場はイメージ広告中心で、ぱっと見競輪場の広告とはわかりません。
今回の平塚記念の広告ポスターもキャッチが「竹山に聞け」とかで、写真はがなるカンニング竹山をいつもの赤と青のお姉さんが囲んでる図。
そんなわけで、竹山が何を言うか楽しみに行ってきました、平塚競輪場。が、8R特選競走を見ているうちに竹山のログステージ(数年前に快獣ブースカの教条劇を見せられた)の出番を見逃してしまいました。
それは、まぁ別にどうでもいいのですが、その後のアナウンスで驚いたことに竹山が平塚競輪場広報委員長だかに就任したそうです。ギター侍とかよりかはマシかもしれませんが、年末にはグランプリをやるという勝負の年だというのに竹山でいいのでしょうか! 竹山をキレさせるツッコミを誰がやるのでしょうか? キャイ〜ン?

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平塚競輪開設記念「湘南ダービー」決勝  2005. 5. 3 (Tue.)

11R 黒潮カマシ
選手 登録 脚質
1 1 小野 俊之 大分 77 29 S1 追込 0
2 2 高木 隆弘 神奈川 64 35 S1 追込 0
3 3 岡部 芳幸 福島 66 34 S1 捲追 3
4 4 森田 進 埼玉 57 39 S1 追込 0
5 海老根恵太 千葉 86 27 S1 捲逃 16
5 6 山内 卓也 愛知 77 28 S1 自在 3
7 佐々木則幸 高知 79 28 S1 捲逃 14
6 8 岩津 祐介 岡山 87 23 S2 捲追 1
9 出口 真浩 神奈川 63 35 S1 追込 0
推理


並び
34 東
61 77期
529 南関東
78 中四国

(5)海老根が、なるべく遅めに、漁師系佐々木(7)則だけ警戒して逃げたいところ。漁師系(7)佐々木則にいい位置獲らしておけば、中団争い誘って(5)海老根ペース駆けか。
いい位置獲れなかったら佐々木(7)則の黒潮カマシから8流し。

 
2車単
 
3連単
2−5,7=8
8−1/2/3/5/6/9
 

結果
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後方での周回となった東王座王(3)岡部が上昇して5番手での(5)海老根の外併走といらんことをして赤板ホーム。2,3回やりあったあと冷静さを取り戻した(5)海老根が引いて巻き返し。打鐘で前団を抑え、先行態勢へ。
再度、後方となった(3)岡部は南関ラインに続かず、前受けの77期ラインが中団4,5番手。佐々木(7)則は漁師系の男気を出さず6番手のまま。
佐々木(6)則の男気への期待が外れた(3)岡部が最終ホーム手前から追い上げ、6番手を佐々木(7)則から奪取。
そんな後方での無意味な争いを尻目に最終ホームから(5)海老根がペース駆け。
2コーナーから番手の資格微妙な(6)山内が捲るが、トカ(2)高木が番手の仕事をしてから直線追込み地元優勝。トカ(2)高木に切替えた天下布武(1)小野が2着で、(5)海老根粘れず(9)出口が3着。

 
2車単
 
3連単
2−1 2,290円 2−1−9 9,090円

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入場 14,484人 総入場 41,509人(対前年96%)
売上 4,510,658,800円 総売上 
13,558,672,500(対前年103%)

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GW  2005. 5. 2 (Mon)

平日に用もないのに仕事を休みました。これは盆と正月を除けば無職期以来のような気がしたのですが、よく考えれば体もしくは気分がよくないときにちょくちょくやってましたがな。そういう1日はあっという間に過ぎてしまう気がして得したのか損したのか、財布を落としたような拾ったような気分にさせられてしまいます。

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平塚競輪開設記念
優秀「湘南グランプリ」  
2005. 5. 1 (Sun.)

11R 捲り(不発)合戦
選手 登録 脚質
1 1 小野 俊之 大分 77 29 S1 追込 0
2 2 武田 豊樹 茨城 88 31 S1 逃捲 18
3 3 小嶋 敬二 石川 74 35 S1 捲逃 16
4 4 森田 進 埼玉 57 39 S1 追込 0
5 中川誠一郎 熊本 85 25 S1 捲逃 13
5 6 和田健太郎 千葉 87 23 S2 逃捲 15
7 神山雄一郎 栃木 61 37 S1 自在 4
6 8 山内 卓也 愛知 77 28 S1 自在 3
9 佐々木則幸 高知 79 28 S1 捲逃 14
推理


並び
38 中部
51 九州
9 則
274 関東
6 和田

自力型溢れるなか、関東ラインがほぼ磐石の布陣。(3)小嶋社長とかのツッパリに遭ってアウトに浮いても王者(7)神山が何とか位置獲ってラピスタ(2)武豊再発進。

 
2車単
 
3連単
2−7  

結果
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ラピスタ(2)武豊が前団を抑えにかかると、(3)小嶋社長があっさり引いて、後方となった(5)中川が反撃。さらに(3)小嶋社長が叩いて打鐘から流すところをインから(5)中川が主導権取り。天下布武(1)小野が離れて番手に(3)小嶋社長という混戦の最終ホームをラピスタ(2)武豊が一気のカマシ。2コーナーで前団を捕らえる。
番手の資格微妙な(8)山内がバックから社長を捨てて捲るところを王者(7)神山が牽制してから直線チョイ差し。3番手固めた(4)森田が3着流れ込み。

 
2車単
 
3連単
7−2 540円 7−2−4 2,000円
裏

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