水都記(2006/05/01-)
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デジタルCATV  2006. 5. 15 (Mon.)

おもにケーブルテレビでテレビを見るようになってかれこれ10年。てっきりデジタル信号を受信してるものと思ってましたが、どうもそうではなくて、最近「デジタルに切替えろ」キャンペーンがしつこくなされて電話勧誘までありました。とは言え、これがためにテレビ局がニュースとかで政府の悪口を言わなくなってるくさい地上波完全デジタル化まではまだ4,5年あるしどうでもいいやと断ってました。
ところが福岡ドームの野球中継が見られないことに端を発してよくよく調べてみましたところ、デジタルCATVに切替えてたら見られたというケチくさいチャンネル構成。さらにオンデマンドで映画やらに加えアダルト番組もラインナップする気合の入れよう。このままではネット配信に取られてしまいかねない映像視聴者をつなぎとめる経営努力みたいなことが本気で行われている気配を察知しました。
こんなことなら工事費無料のキャンペーン期間中に切替えておく、もしくはCATV局が日本生命セパ交流戦の前後にキャンペーンをやっていればよかったのに、とも思いましたがその結果が井川8失点炎上だとか江草5回もたずにKOだとしたらどうでもよかった気がしています。

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全日本プロ選手権自転車競技大会記念競輪[F2]
スーパープロピストレーサー賞  
2006. 5. 14 (Sun.)

11R 当然群馬別線。大分も
選手 登録 脚質
1 1 金子 貴志 愛知 75 30 S1 逃捲 20
2 2 神山雄一郎 栃木 61 38 S1 追捲 0
3 3 大塚健一郎 大分 82 28 S1 追込 0
4 4 小野 俊之 大分 77 30 S1 追込 0
5 兵藤 一也 群馬 82 28 S1 追捲 0
5 6 阿部 康雄 新潟 68 39 S1 追込 0
7 佐藤慎太郎 福島 78 29 S1 追込 0
6 8 荒井 崇博 佐賀 82 28 S1 逃捲 12
9 後閑 信一 群馬 65 36 S1 追捲 1
推理


並び
13 金子大塚
29 神山後閑
7 慎太郎
8456 九州上越

スプリントで世界と戦う(1)金子はモンキーダッシュ温存基本。1kmタイムトライアルで表彰台狙える山嵐(8)荒井も持久力温存基本。ならばモンキーダッシュ(1)金子が引いて抑え返して先行勝負。眉剃失敗(3)大塚とこれに続く北関東。

 
2車単
 
3連単
3=2,3=9,9−2
 

結果
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(1)金子が前団を抑えにかかると山嵐(8)荒井がよもやのイン粘りで脚力温存。後方から若武者(7)慎太郎が追い上げマークに上昇するのに合わせて最終ホームから(1)金子が逃げる。
馬鹿武者(7)慎太郎は番手に追いつけず後退。眉剃失敗(3)大塚もバックで後退して番手は山嵐(8)荒井。
が、(8)荒井が直線勝負と脚力温存する気配を察した天下布武(4)小野が2センターでインをこじあけ山嵐(8)荒井を飛ばし、直線粘る(1)金子を追込む。小兵(5)兵藤が(1)小野に続いて2着。

 
2車単
 
3連単
4−5 1,330円 4−5−1 12,020円

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入場 3,283人 総入場 5,629人(対前年[松戸]39%)
売上 2,619,081,000円 総売上 4,685,291,700円
(対前年120%)

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阪急HD交渉人  2006. 5. 13 (Sat.)

12日のデイリースポーツ紙は、1面が藤川球児三者連続空振り三振ショーで、2面に先制&ダメ押し鳥谷劇場。ここまでは普通ですが、シーツ金本今岡全員打点や〜を4面に追いやって、阪急ホールディングス財務アドバイザー佐山先輩が3面に登場。「阪神ファン代表して交渉している」「村上Fは敵対買収だ!」などの見出しのもと、インタビューで「阪神ファンの方々にも阪急・阪神の統合を応援して」と呼びかけられておられます。
ニュースステーションでもおなじみの佐山先輩はわたくしの母校の野球部OB。おそらくは野球と勉強とオナニーしかしないほとんどの野球部員の一人だったと思われます。
それはさておき、京都の少年ならば京阪と阪神が合併して京阪神タイガースになって西京極で15試合ぐらいやる、というヴィジョンを思い描いていたはずです。が、阪急ブレーブスなき今となっては、西京極も阪急沿線ですから、佐山先輩に頑張っていただいて阪急ホールディングス傘下の阪神タイガースが西京極で15試合ぐらいやればよいのではなかろうかと思ったりもしますが、京都に住んでない今となっては西京極にはこだわりません。

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苔玉  2006. 5. 12 (Fri.)

ショーウィンドウのトランペットを見つめる黒人少年のように、売ってるとこを見るたび高嶺の花だけどいつか買いたいと思ってた苔玉をゲット。
近隣の植木農園の無人店舗で300円。
無印良品とかで売ってる馬鹿高いのを我慢して正解。

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銀座ガス爆発  2006. 5. 11 (Thu.)

今はもう去年のことになるのですが、日本一地価の高そうな銀座四丁目交差点に向かって歩いていると、前方数メートル先で信号待ちのおっさんが数センチほどケツを突き出したかと思うと大音響の屁を一発ひねり出しました。甲子園の7回表で毎度ジェット風船を破裂させるやつがいて、その破裂音がテレビやラジオで聞くことができます。あんな破裂音のでかいのが目と鼻の先、それも日本一地価の高そうな銀座四丁目で聞けるとは思いもよらずちょっと感動しました。
そんな感動も忘れかけていた先日、今度は数十メートル有楽町駅寄りの数寄屋橋交差点で、たぶん前のとは別のおっさんが信号を待ちながらもケツは突き出さずに3ないし4秒におよぶ超長音屁をひねり出すところに遭遇する奇遇。いや、奇遇なのか? 何かの因果で銀座界隈のおっさんが特異な屁をこきまくっているのかもしれません。そんなわけで、とりあえず銀座方面に屁こき警報を発令しておきたいと思います。

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全プロ記念  2006. 5. 10 (Wed.)

競輪カレンダーを見て宇都宮記念の次の週末に特別(G1)前でもないのにビッグレースの開催がないのでおかしな感じをしていたのですが、全プロ記念が開催されるということにようやく気づきました。格付けがF2ですから見逃すのもむべなるかな。
それはともかく、地区プロで好成績をおさめたり、あるいはとりあえず地区プロに参加しといた競輪選手が一堂に会してトラック競技で競い合う全日本プロ選手権自転車競技大会。オリンピックを目指す人もいれば寛仁親王牌・世界選記念トーナメント出走あわよくば特選シード権を目指す人もいれば、遠足・同窓会気分で参加される人もいることでしょう。せっかく競輪選手のトップクラスが集うのだからと開催された全プロ記念。当初は1日だけだったのがいつの間にやら2日開催に。何か間違ってると思うのはわたくしだけではありますまい。目先の10円のために明日の100円を犠牲にしている気がしてたまりません。
一昨年あたりから、国際競輪とのマッチングになったのは評価しておりました。外国ラインが日本ラインを粉砕して力の差を見せつけるのもよいですし、実際には若武者佐藤慎太郎や小嶋社長が外国ラインを粉砕して穴をあけるという力道山時代のような構図もそれはそれで楽しめたのではないでしょうか。ゆくゆくは、わたくしがかねてから主張する寛仁親王牌・世界選記念トーナメントへの外国選手の斡旋という期待も高まっていました。
が、しかし。国際競輪の不評のあおりを受けたのか、全プロ記念が元の木阿弥となって、世界と戦いたい若き精鋭たちに、本番直前に2日も仕事をさせてる気の毒がたまりません。

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大垣記念[水都大垣杯]決勝  2006. 5. 9 (Tue.)

11R 地元VS遠征の二分戦。誘導は司令塔浜口
選手 登録 脚質
1 1 加藤 慎平 岐阜 81 27 S1 追捲 1
2 2 稲垣 裕之 京都 86 28 S1 逃捲 24
3 3 合志 正臣 熊本 81 28 S1 追込 0
4 4 永井 清史 岐阜 88 22 S1 逃捲 17
5 青木 佳辰 愛知 51 43 S2 追捲 0
5 6 佐藤 康紀 青森 73 31 S1 追込 0
7 山口 富生 岐阜 68 36 S1 追込 0
6 8 岩本 和也 石川 76 30 S2 追捲 0
9 荒井 崇博 佐賀 82 28 S1 逃捲 13
推理


並び
41758 中部
2936 遠征

馬面ダッシュ(4)永井が相手ではダッシュ勝負の主導権争いでかないそうにないセーラー(2)稲垣がどう出るか。
犬死覚悟でアウトから挑めば九州コンビが恵まれる。打鐘でペースを上げさせてからいったん引いての巻き返しならば、川崎の番手捲りで懲りてる自在ヘア加藤(1)慎平に迫らん。
累積事故点を忘れた(1)慎平の大立ち回りから山口弟(7)富生の抜け出しも一考。

 
2車単
 
3連単
1=2,1−9,1−3
7=9,7=3,7−5
9−3=1,3−9=1

結果
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馬面ダッシュ(4)永井が上昇するもセーラー(2)稲垣はこれを出さず、赤板ホームで誘導を交わして早くももがきあいの様相。いったん踏み遅れたかに見えた(2)稲垣が自在ヘア加藤(1)慎平をどかして再度踏み上げた瞬間、(4)永井が斜行して(2)稲垣の前輪を払い(2)稲垣落車。乗り上げた山口弟(7)富生と(8)岩本も落車したところで打鐘。((4)永井失格)
最終ホームまで流して(4)永井が馬面先行。5番手につけた山嵐(9)荒井がバックから捲ると、川崎で懲りてる(1)慎平が2センターから番手捲りを放つが、(9)荒井−(3)合志でワンツー。2センター発進にもかかわらず(5)青木にも微差差され(1)慎平4着の大失態

 
2車単
 
3連単
9−3 1,360円 9−3−5 23,820円

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入場 3,805人 総入場 15,788人(対前年77%)
売上 2,582,998,300円 総売上 8,034,608,800円
(対前年112%)

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競輪人類学  2006. 5. 8 (Mon.)

わたくしが知る限りですが、各開催の入場者数と売上金額をネット上に掲載しているところは当サイト>競輪人類学>競輪日報をおいてほかにありません。G3以上のビッグレース開催終了時に、入場者数と売上金額が対前年(度)比どうだったかをお知らせする使命(対目標比はコンドル参照)を全うするよう心がけているのですが、前年の開催がいつだったかすぐにわからないときがあってたまに困ります。
そんなわけで連休の自由時間の多くをさいて競輪人類学コーナーのトップページを改訂しました。
ちなみに、当サイトにおいてKEIRINグランプリ03(京王閣)はゴージャス伏見の三味線先行のためになかったことになっています。

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大垣記念優秀「麋城賞」  2006. 5. 7 (Sun.)

11R 特選、自力型が沈んでこんなことに
選手 登録 脚質
1 1 加藤 慎平 岐阜 81 27 S1 追捲 0
2 2 合志 正臣 熊本 81 28 S1 追込 0
3 3 山田 裕仁 岐阜 61 37 S1 捲逃 3
4 4 黒木 誠一 兵庫 60 38 S2 捲追 0
5 山口 富生 岐阜 68 36 S1 追込 0
5 6 友定 祐己 岡山 82 27 S1 捲逃 6
7 諸橋 愛 新潟 79 28 S1 追捲 1
6 8 青木 佳辰 愛知 51 43 S2 追込 0
9 後閑 信一 群馬 65 36 S1 追捲 0
推理


並び
1358 中部
62 西
794 関東黒木

自在ヘア加藤(1)慎平が男気先行を見せるか否か。別線の先導役もなかなかの男気揃い。ライン4車ゆえの油断と番手が悪の帝王(3)山田である分割り引いて、(6)友定のカマシ逃げから(2)合志。

 
2車単
 
3連単
2−6,2=4,2=1
2−3,2−9
 

結果
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(7)諸橋が上昇して前団を抑えにかかると前受けの自在ヘア加藤(1)慎平は引き、続いた(6)友定が(7)諸橋を叩いて打鐘。
引いた(1)慎平が巻き返すと、別線は中団獲りの動き。流してこれを確かめての最終ホームから(1)慎平が踏み上げ男気先行。
(6)友定は捌かれ後退。(7)諸橋はイン上昇で4番手をうかがい、そこまで。
直線、前3車の争いとなり悪の帝王(3)山田がチョイ差し。

 
2車単
 
3連単
3−1 990円 3−1−5 1,850円

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サントリーウィスキー博物館  2006. 5. 6 (Sat.)

連休の大渋滞にもかかわらずうっかり遠出した先にあったのがサントリー白州工場(山梨県)。工場見学する気もないので、涼しげなウィスキー博物館のみ参拝しました。
とは言え、そもそも洋酒にあまり興味はないし、そのうえ大渋滞のグロッキー状態なので、ウィスキーの製法、創業者鳥井某、ウィスキーとスコットランド文化、ウィスキーと明治期以降の日本大衆文化など、学ぶ気ゼロ。
レーザーカラオケ方式で映像が見られる装置で山崎工場と大山崎(京都府)の歴史約20分、小林亜星メロディが懐かしいウィスキーCF集約15分、「若さだよ、山ちゃん」の掛け声が懐かしいビールCF集約15分をうつらうつら視聴するにとどまりました。
合成写真
ウィスキーCF集を見て、まったくドメスティックな洋酒ブランドであるにもかかわらず、世界中の人々(とくに白人)が飲んでるかのようなネスカフェチックなブランドイメージ構築が80年ごろまで目論まれていたことに気づきました。これを受け継いだのが、まったくドメスティックな新製品であるにもかかわらず、世界中の人々(とくに白人)がフォークで食べてるCFをじゃんじゃん放映した日清カップヌードル新発売時のイメージ戦略である、と思いました。

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岸和田記念[岸和田キング争覇戦]決勝  2006. 5. 5 (Fri.)

11R 誘導は前田新
選手 登録 脚質
1 1 前田 拓也 大阪 71 32 S1 追込 0
2 2 一丸 安貴 愛知 70 34 S1 追捲 1
3 3 山崎 芳仁 福島 88 26 S1 逃捲 13
4 4 金田健一郎 大阪 60 39 S1 追込 0
5 小嶋 敬二 石川 74 36 S1 捲逃 6
5 6 矢口啓一郎 群馬 86 25 S1 捲逃 13
7 大塚健一郎 大分 82 28 S1 追込 1
6 8 郡山 久二 大阪 55 41 S1 追込 0
9 高城 信雄 兵庫 77 31 S1 捲逃 17
推理


並び
9148 近畿
52 中部
37 臨時
6 矢口単騎

地元3車を引きつれ髭付剃込坊主(9)高城が逃げる。2日目とんだ先行争いをした(5)小嶋社長と五右衛門(3)山崎だったがここは争わず、(5)小嶋社長が豪脚にモノを言わせて怒涛の捲りを見せ、五右衛門(3)山崎は捲り追込みのスピード勝負で。
鼻血(6)矢口の中部追走にも備える。

 
2車単
 
3連単
5=2,5=3,2=3
5=6,2=6
 

結果
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後ろ攻めとなった(1)小嶋社長が青板バックから上昇。最後方の(6)矢口はこれを追わず。
赤板ホームで引いた前受けの五右衛門(3)山崎が打鐘で上昇して先行態勢。後方となった地元3車を引っ張る髭付剃込坊主(9)高城が2センターからカマすが、五右衛門(3)山崎ツッパリ先行。
(9)高城はアウトに浮き、3番手で(1)小嶋社長はイン詰まり
我慢しきれず3コーナーから(1)小嶋社長が慣れないインを突くが眉剃失敗(7)大塚に当てられ失速。
直線、ギャンブルレーサー関優勝牌落車後ピクリとも動かないんで評価を下げた眉剃失敗(7)大塚が追込み、しんがりから鼻血ダッシュで大外捲り追込んだ(6)矢口が2着。

 
2車単
 
3連単
7−6 4,040円 7−6−3 40,360円

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入場 9,476人 総入場 32,712人(前年は全日本選抜[G1]で記念開催なし)
売上 4,403,544,700円 総売上 
14,898,638,700

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交通渋滞  2006. 5. 4 (Thu.)

例年、この時期は平塚記念に電車か自動車で行きます。自動車でも、厚木の国道246号線バイパス数キロの渋滞を覚悟するだけで何とかなるので、この時期に激しい交通渋滞があることを失念したまま遠出してひどい目に遭いました。ちなみに、来年春の日本選手権開催のため今年度は平塚記念がありません。

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岸和田記念優秀「ちきり賞」  2006. 5. 3 (Wed.)

11R 各ライン互角の三分戦
選手 登録 脚質
1 1 小嶋 敬二 石川 74 36 S1 捲逃 6
2 2 岡部 芳幸 福島 66 35 S1 捲追 6
3 3 手島 慶介 群馬 75 31 S1 捲追 3
4 4 郡山 久二 大阪 55 41 S1 追込 0
5 山崎 芳仁 福島 88 26 S1 逃捲 13
5 6 金古 将人 福島 67 34 S1 追捲 0
7 前田 拓也 大阪 71 32 S1 追込 0
6 8 矢口啓一郎 群馬 86 25 S1 捲逃 11
9 小橋 正義 新潟 59 38 S1 追込 0
推理


並び
174 中部近畿
526 福島
839 関東

(1)小嶋社長が前受けから(7)前拓のアシストで中団せしめて捲りごろを演出するか早めに行ってしまおう。地元に勝たせてやるぐらいの気風のいいところを発揮して。

 
2車単
 
3連単
1=7,7=2,7=3
1=2,1=3
 

結果
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後ろ攻めとなった(1)小嶋社長が赤板ホームから上昇。前受けの(8)矢口はすぐに引いて打鐘。
中団アウトに並んだ五右衛門(5)山崎が上昇すると(1)小嶋社長も踏み上げ打鐘からもがきあい。
なんで俺たちこんなところでもがきあってるの?という疑問を抱いた二人が顔を見合わせゆるめた最終ホーム、(8)矢口が鼻血ダッシュでカマしてガマクジラ(3)手島も千切れる。
踏みなおした(1)小嶋社長を叩いた(8)矢口後位に(3)手島が追いついたところに(7)前拓が切替えようとするが、3番手で粘る(1)小嶋社長と競り合って共倒れ
(8)矢口が鼻血の勢いで押し切り、中団から巻き返して直線大外伸びた五右衛門(5)山崎を東大顔王(2)岡部が差して2着。

 
2車単
 
3連単
8−2 11,030円 8−2−5 66,120円

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客層  2006. 5. 2 (Tue.)

日比谷公園ムーンライダーズ野音続報。
ゲストで書き忘れた人のなかに細すぎる野宮真貴もいて、91年ごろに日清パワーステーションかどっかでやった「マイネームイズジャック」をまたやってました。
それはともかく、この10年近く新しい客を補充すべき活動をしてこなかったツケと言うべきか。広めなかったわたくしたちの責もあると思うのですが、客のほとんどがおっさん、おばちゃん及びその子達という事実。
数か月前にNHKで重松清がルポしていた永ちゃんの番組を想起せずにはいられませんでした。四十を超えたコアな永ちゃんファンがせちがらい世の中を生きながらえる姿。
齢四十を超えて土着ヤンキーと文化系スノビズムの見分けがつかなくなる厳しい現実を見せつけられたような気がしないでもありません。
が、しかし。Don't Trust Anyone over Thirtyをリフレインごとにforty,fifty,sixtyと歌いかえる自己言及のアイロニーにおいて決定的に違う世界観や生き様があると思い込みたい気分なのですが、それを知性と一言で言ってしまうのはもったいない気がします。

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ムーンライダーズ
Vintage Moon Festival(日比谷野外音楽堂)   2006. 5. 1 (Mon.)

ムーンライダーズ結成30周年コンサート。入場料6,500円。さらに開場前に購入してしまった豪華パンフ「30周年記念BOOK」が4,000円。Tシャツ3,000円に缶バッジ3種全部買うと1,300円。これもマニアの受難。
天気予報が暖かいというもんだから前日から相当な遠足気分で臨みました。もちろん開場1時間前には現地到着。ビールとお好み焼きでリハーサルを聴きます。カラオケにあれば必ず歌う「BEATITUDE」と「Don't Trust Anyone over Thirty」でいったんリハは終わった模様でしたが、しばしの沈黙の後、みうらじゅん画伯みたいなダミ声で「鬼火」。
開場するや否や入場いたしますと結成28周年を迎えたコピーバンド架空楽団による演奏が迎えてくれます。グッズ売り場の列に並びながら拝聴しているうちに最後の曲「くれない埠頭」になるといつの間にやらリードヴォーカルに鈴木慶一登場。そして、オープニングゲストはみうらじゅん画伯。ソロでみうら画伯が多くを「鬼火」からパクったという「大人の悩みに子供の涙」をダミ声で熱唱されます。そのまんまメドレーで「鬼火」を熱唱されて終了。
みうら画伯と入れ替わってムーンライダーズの皆さんが出てきて1曲目は「FrouFrou」。「30」をやってから青山陽一を迎えて「BTOF(森へ帰ろう〜絶頂のコツ)」とか。概ね中期の名曲を中心とした構成のなか、入れ替わり立ち代りゲストが登場。カーネーションで博文がフロントに出て「ボクハナク」、ポカスカジャンはコントの後また「大人の悩みに子供の涙」、曽我部恵一はソロで「スカンピン」、「赤色エレジー」もやったあがた森魚、エンケン、PANTAの「くれない埠頭」は2番の歌詞が出てこなくて3番だらけ、原田知世、サエキけんぞうはやっぱり「青空のマリー」、高橋幸宏の「9月の海はクラゲの海」はキーが低かった。
数少ない最近作からの「夢ギドラ85'」ではサポートドラムの人とかしぶちのドラム合戦。「冷えたビールがないなんて」は、ベースの博文以外の5人全員がギターでそれぞれ4小節ほどのソロありなどのフェスティバルの名にふさわしい趣向を盛り込んで最後はゲスト総登場で「Don't Trust Anyone over Thirty」で大団円。

アンコールは名作「アニマルインデックス」A面最後のヴァイオリンだけのインスト「Acid Moonlight」だけという、クソッタレな大御所には成り得ないヒネリを利かせて後味悪く終了。

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