壇尻記(2009/03/01-)
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松山記念優秀「マドンナカップ」  2009. 3. 15 (Sun.)

11R 先行マニア対四国二段駆け
選手 登録 脚質
1 1 小倉 竜二 徳島 77 32 S1 追込 0
2 2 飯嶋 則之 栃木 81 30 S1 追込 0
3 3 渡部 哲男 愛媛 84 29 S1 捲逃 0
4 4 濱田 浩司 愛媛 81 30 S1 逃捲 13
5 前田 拓也 大阪 71 35 S1 追込 0
5 6 富永 益生 愛知 66 37 S1 追込 0
7 石丸 寛之 岡山 76 34 SS 捲捲 6
6 8 金山 栄治 滋賀 72 35 S1 逃捲 18
9 豊田 知之 岡山 59 41 S1 追込 0
推理


431 四国
79 岡山
856 中部近畿
 2 金山後位競り

決勝ならともかく優秀戦のここは(8)濱田はカマシ、捲り狙い。後ろが競りでも逃げる先行マニア(8)金山のペース駆け。そこを(8)濱田の大ギアがロング捲りで。もしくは番手にハマって。

 
2車単
 
3連単
3−4,3−1,3−7
4=8,3=8
 

結果
line

(8)金山が後方から上昇すると、赤板ホームから西の大ギア(4)濱田があわせて大ギアを踏み上げ先行マニア(8)金山を封じて、打鐘。
さらに大ギアをぐいと踏み込んで(4)濱田の打鐘先行。中バンクを使って流すと、(8)金山とイケメン捲リスト(7)石丸が内を突く混戦で(8)金山後位の3車全員落車。
中団4番手から(8)金山が捲るが、不動(3)渡部ショージのブロックで不発。しかし、達人(1)小倉竜が車を上げて、(3)渡部ショージ戻れず浮き加減で3コーナーから4コーナーを周らされ、直線追込むが、イケメン(7)石丸がゴール前でとらえる。反省しつつ(1)小倉竜が3着に流れ込み。

 
2車単
 
3連単
7−3 1,170円 7−3−1 2,800円
裏

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金魚  2009. 3. 14 (Sat.)

雲が 五条大橋

相棒ブーム/銭ずら  2009. 3. 13 (Sat.)

俺視聴率がどれも低調でしたが、キャスティングや時間帯がおもしろそうなのにまったくおもしろくなくて尻すぼみになったものと、キャスティングや時間帯がおもしろくなさそうなのに途中からおもしろく思えて盛り返したものが交じり合っています。でも、後者は前者のダメっぷりに相対的におもしろく感じたのかもしれません。
なにゆえ、ここまでひどかったのか? 予算削減説もありますが、わたくしはそうは思わず、相棒ブームのときに企画が立てられたからではなかろうかと考えています。
あと、余談ながらどこかの局の開局記念2夜連続スペシャル「警官の血」がまじめによくできていただけに、尚一層連続ドラマのていたらくが目立ったのかもしれません。
それはさておき、恒例の連続ドラマの感想をこれまでの放映時間のうちのどれぐらいの割合を見たのかの俺視聴率とともに記録しておきます。

 
タイトル
 
 
出演
 
俺視聴率
感想
RESCUE〜特別高度救助隊 TBS 要潤 1% とくになし
銭ゲバ 日本 松山
椎名
宮川
ミムラ
りょう
32% むしろ徹底していておもしろかったのは原作が徹底してるからでしょうか。警官の血では重たかったきっぺいの安っぽい怪しさが久々に見られて
天地人 NHK 妻夫木聡 28% ニヤケすぎ
本日も晴れ。異状なし〜南の島 駐在所物語 TBS 坂口 24% 「三枝の駐在さん」とか「さんまの駐在さん」イメージで敬遠してましたが、なかなかどうして
ヴィオス〜命なき者の声〜 フジ 瑛太
生田
泉谷
時任
20% 美談を仕立て上げる名人の話だと第2話で気づいて。一杯のかけそばか
メイちゃんの執事 フジ 水嶋 7% 主演がちょっとかわいいだけではつきあってられない
神のしずく 日本 亀梨 2% とくになし
トライアングル フジ 江口
稲垣
広末
相武

北大路
佐々木蔵之助
小日向
大杉
永嶋
谷原
風吹
18% 一見、豪華キャストなれど3,4人を除いて薄っぺらなキャラが合う人ばかりなので謎解きモノには無理が
相棒 朝日 水谷
六角
岸部
10% とくになし
キイナ〜不可能犯罪捜査官〜 日本 菅野
小池
草刈
32% 小学校3年ぐらいのときに読んだ「キミも名探偵になれる!」みたいな本を思い出した。あと、一休さんと。捜査会議の手持ちカメラをやめて7時台に30分でやられたし
渡る世間は鬼ばかり TBS 0%
特命係長 只野仁 朝日 高橋
永井
櫻井
梅宮
蛯原
田山
三浦
4% 23時台に見たい
ありふれた奇跡 フジ 仲間
加瀬
岸部
陣内
24% 20年前の名作ドラマだと思い込んで見ようとしましたが、おもしろくないときの仲間主演作はいかんともしがたくもったいない感じがして。まるでおもしろそうな人ばかり集めて全然おもしろくないau by KDDI広告みたいだ
ラブシャッフル TBS 玉木
松田
谷原
DAIGO
貫地谷
吉高
香里奈
35% とんでもない人に巻き込まれて意を決してとんでもない偉業を成し遂げてしまう小心者をさせたら当代一の玉木がここでも頑張ってますが、周囲のとんでもない人がイマイチで
歌のおにいさん 朝日 大野
片瀬
木村
吹越
55% 人気グループでイマイチだった人がハマっただけでなく、いかんともしがたく扱いづらかった木村も齢を重ねてハマりました

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喪男【モダン】の哲学史(本田透/講談社)  2009. 3. 12 (Thu.)

2006年末発刊の哲学(の終焉)入門書をたまたま図書館で見つけて。
ハーレムを捨てて「護身」に徹した仏陀を皮切りに、二次元萌えの元祖プラトン、童貞宗教の開祖イエスと哲学がすべてモテない喪男の苦悩から始まると説かれています。
その後、科学とくに脳科学と物理学にとってかわられるまでの喪男だらけで(素人)童貞も多く含む哲学史が概観されます。フロイトのとこだけは割り引いて読まねばなりませんが、それは著者が岸田ゼミ(もぐり)生という経歴にも由来していると思われます。あと、脳科学も生命論まで視程を伸ばしてほしかった。
それはともかく特筆すべきは、二次元(イデア、空想、脳内、妄想界、アニメ・写真集ほかメディア経由のアキバ世界)と三次元(現実)というオタク界の術語を機軸に哲学史を再構築というか脱構築なさっているところ。これによってヘーゲルからマルクス、ナチスに至る二次元仮想界の三次元化がもたらす厄災の必然性を説いておられます。喪男がモテになっても新たな喪男を生み出すからくり。
さらに、上記の二次元の三次元化に加え三次元を完全否定して二次元へのひきこもりをともに「一元論」として否定的にとらえ、個人の二次元による自己救済という仏陀に帰る東洋的というかアキバ的萌えの思想(妄想力による脳内パラダイス)で恋愛資本主義下、不毛の現代社会での喪男の解放を煽って大団円。
最強の哲学(の終焉)入門書と言えましょうが、随所に出てくる現代(ヲタ用)語が何年もつか微妙なので読むなら今のうちです。

第一公設秘書逮捕  2009. 3. 11 (Wed.)

日本選手権競輪開催中のどさくさに紛れて、我が国のゲシュタポ東京地検特捜部がやってくれました。逮捕された秘書は、気の毒なことに代表を売ることを強要され、拒めば佐藤優がムネオを売らずに五百日以上拘留されたような憂き目に遭うことといたみいります。
どういう指揮命令系統で逮捕に至ったかは謎ですが、内閣官房副長官の与党には及ばないという発言などから察して、代表の相次ぐ反米発言に拠るものと推理しています。ゆえに鳩山弟のトーンダウンが憂慮され、もうすでにかんぽの宿から東京中央郵便局舎に話題をかえました。

PANTONEのブラック  2009. 3. 10 (Tue.)

携帯の機種変更。色とりどりのソフトバンクPANTONEシリーズから黒を選ぶという、スピリッツ巻頭カラーに「じみへん」が来たときみたいな思いきったことをしてみました。
あと1年は使うつもりでいた前のパナソニック社製の薄型のはしりのやつのボタンが3つ(1,2,3)使えなくなったのが木曜日。インターネット投票のできない環境にいたので、公衆電話で投票して日本選手権競輪2次予選5個レース全部はずしました。
翌、金曜日には「右」のボタンが使えなくなって、アプリに入っていたインベーダーゲームがおもしろいほどあっという間にやられてしまうようになりました。この日は公衆電話に行く暇もなく、2次予選の的中を取り損ねました。
土曜日になると、7,8,9と「上」「下」も操作不能に。ただし、インターネット投票で準決勝3個のうち2個的中。
ようやくソフトバンクのお店に行けることになった日曜日は真ん中の決定ボタンまで没。
そんなわけで機種変更を余儀なくされたのですが、ボタン操作不能のため電話帳をコピーできない事態になってしまいまして、初めて携帯電話を持ったときみたいにいちいち人の電話番号を尋ねる日々が始まる予感がしていますし、かかってきた電話には私立探偵濱マイクのごとく「誰だ!」と言って出ることになると思います。

第62回日本選手権競輪[GI]総括  2009. 3. 9 (Mon.)

先行の番手と中団獲りそうなほうの捲りの裏表。あまり物事を深く考えたくないときの決まり手で決まった第62回日本選手権競輪決勝でしたが、これで41.7倍はお見それしました。
否、お見それしたわけではないと思います。魂の総力戦ですとか改心の信頼回復先行ですとかの意味や物語の迷宮にハマった多くの競輪客の自我実存の集積が思わぬ高配当を生み出したのではないでしょうか。正解を導くには至らずとも、まっとうなオッズのためにエポケー(判断停止)する現象学的還元を提唱したのは哲学者フッサールだったと思うのですが、当たらずとも遠からずというところでしょうか。

第62回日本選手権競輪[GI]決勝  2009. 3. 8 (Sun.)

11R 魂の先行勝負
 
選手
 
登録
 
脚質
こう戦う
1 1 村上 義弘 京都 73 34 S1 捲逃 7 胸借りて思い切ったレースしたいです
2 2 渡邉 晴智 静岡 73 35 SS 追込 0 千葉の3番手に行きます
3 3 武田 豊樹 茨城 88 35 SS 逃捲 7 2人に負けてますから挑戦者として頑張りたいですね
4 4 加藤 慎平 岐阜 81 30 S1 追込 0 自分が村上義弘さんの番手を周らせてもらうことになりました
5 海老根恵太 千葉 86 31 SS 捲逃 9 いつも通りのことしかできないけど行ける所から思い切って
5 6 山内 卓也 愛知 77 32 S1 追捲 0 自分が一番走りやすい位置考えると中近の4番手で
7 山口 幸二 岐阜 62 40 SS 追込 0 村上の3番手で頑張りたいと思います
6 8 鈴木 誠 千葉 55 43 S1 追込 0 海老根がいるんでその後ろで一生懸命ガードしたいと思います
9 兵藤 一也 群馬 82 30 S1 追込 1 武田さんの後ろしっかりつけて頑張りたいです
推理


並び
582 南関東  1476 中部近畿  39 関東

連日カマシ先行行き切れずの魂の総力戦から活路を開いてきた偉大な(1)村上がここもあわてず打鐘過ぎからの仕掛けに賭ける。先行位置にいるのは弱くない(3)武豊と見ればライン2車ゆえ抵抗は少なく、魂の先行勝負。
改心(5)海老根のロング捲りが来たら、レギュラー加藤(4)慎平による魂の牽制。最強の支部長(7)山幸はそれでも3番手固める。

 
2車単
 
3連単
1=4,1−2,1−7
1=5,1−8
 

結果
line

2着男渡邉(2)晴智が自慢のゼロ発進ダッシュでS取って千葉両者を迎える。後方で周回の弱くない(3)武豊が上昇すると、偉大な(1)村上が続き、改心(5)海老根は車を下げる。
偉大な(1)村上が弱くない(3)武豊を抑えて、打鐘。後方からの仕掛けなく、偉大な(1)村上が最終ホームまで流してから魂の先行勝負。
開いた車間を3コーナーまでに詰めた弱くない(3)武豊がその勢いで捲り追込み。番手から抜け出すレギュラー解説加藤(4)慎平が早過ぎるハンドル投げで失速するゴール直前、弱くない(3)武豊が微差交わしてGI初制覇。
せっかくの改心も決勝では元の木阿弥(5)海老根が外伸びて3着。

 
2車単
 
3連単
3−4 4,170円 3−4−5 30,270円

line

入場 11,671人 総入場 37,919人(対前年[静岡]71%)
売上 5,170,006,300円
 総売上 19,075,201,700円(対前年89%)

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第62回日本選手権競輪[GI]準決勝  2009. 3. 7 (Sat.)

9R 初心に帰る平原
選手 登録 脚質
1 1 山口 幸二 岐阜 62 40 SS 追込 0
2 2 兵藤 一也 群馬 82 30 S1 追込 1
3 3 紫原 政文 福岡 61 40 SS 追捲 0
4 4 加藤 慎平 岐阜 81 30 S1 追込 0
5 平原 康多 埼玉 87 26 SS 逃捲 4
5 6 吉田 敏洋 愛知 85 29 S1 逃捲 10
7 岡部 芳幸 福島 66 38 S1 捲追 1
6 8 村上 博幸 京都 86 29 S1 自在 2
9 荒井 崇博 佐賀 82 30 S1 捲逃 4
推理


52 関東
93 九州
7 岡部
641 中部
8 村上

ライン4車の利を活かして(6)吉田がムキムキっと。引いた伸びなおし(5)平原が巻き返すが、レギュラー加藤(4)慎平のブロックをかいくぐるのに脚使って。

 
2車単
 
3連単
2−5,2−4,2−1
2=8
 

結果
line

後方で周回の山嵐(9)荒井が上昇して前受けの伸びなおし(5)平原を抑えたところを(6)吉田がムキムキっと叩いて打鐘。4番手に偉大な兄の弟(8)村上弟が続く。
最終ホームからムキムキっと(6)吉田がペース駆けに持ち込み、8番手となった(5)平原が捲り上げる。あわせて3コーナー過ぎから発進した(8)村上弟と捲り合戦となるが、直線もつれて両者落車。
無風で番手周ったレギュラー加藤(4)慎平−富生の兄(1)山幸支部長がズブズブ。
(5)平原の捲りに千切れてた(2)兵藤が敢闘精神で落車の横をすりぬけ、粘る(6)吉田を交わして3着。

 
2車単
 
3連単
4−1 560円 4−1−2 4,130円

line

10R 村上が魂の総力戦
選手 登録 脚質
1 1 井上 昌己 長崎 86 29 SS 捲追 0
2 2 浜口 高彰 岐阜 59 41 S1 追込 0
3 3 神山雄一郎 栃木 61 40 SS 追込 0
4 4 村上 義弘 京都 73 34 S1 捲逃 7
5 渡邉 晴智 静岡 73 35 SS 追込 0
5 6 五十嵐 力 神奈川 87 30 S1 捲逃 9
7 武田 豊樹 茨城 88 35 SS 逃捲 7
6 8 坂上 樹大 石川 80 31 S1 追捲 0
9 香川 雄介 香川 76 34 S1 追込 0
推理


65 南関東
428 中部近畿
19 西
73 関東

ライン3車の利を活かして偉大な(4)村上の復活先行。よしんば叩かれても3番手から弟譲りの自在性を発揮して魂の総力戦。

 
2車単
 
3連単
4=2,4=3,4=5
4=1
 

結果
line

後方待機の(6)五十嵐が上昇して前受けの佐世保の唐沢(1)井上を抑えると、続いた弱くない(7)武豊がすかさず叩いて打鐘先行。
関東に続いた偉大な(4)村上が最終ホームからの外併走を耐えてバックから捲る魂の総力戦
王者(3)神山の飛びつきに司令塔(2)浜口は離れ、直線偉大な(4)村上の一人旅。
(3)神山のインを突いた2着男渡邉(5)晴智が粘る(7)武豊を交わして2着。

 
2車単
 
3連単
4−5 3,470円 4−5−7 45,780円
的中

line

11R 改心する海老根の頭脳戦
選手 登録 脚質
1 1 海老根恵太 千葉 86 31 SS 捲逃 9
2 2 三宅 伸 岡山 64 39 SS 追捲 0
3 3 山崎 芳仁 福島 88 29 SS 逃捲 3
4 4 鈴木 誠 千葉 55 43 S1 追込 0
5 渡部 哲男 愛媛 84 29 S1 捲逃 0
5 6 新井 秀明 埼玉 85 28 S2 追込 0
7 山口 富生 岐阜 68 39 S1 追込 0
6 8 山内 卓也 愛知 77 32 S1 追捲 0
9 伏見 俊昭 福島 75 33 SS 捲追 0
推理


527 瀬戸内富生
148 千葉山内
396 福島新井

五右衛門(3)山崎を出させてかかる前に一気に叩いて活路を見出す改心(1)海老根。

 
2車単
 
3連単
1=4,1=5,4=5
4=8,1−8
 

結果
line

ゴージャス(9)伏見がS取って五右衛門(3)山崎の前受け。
後方から不動(5)渡部ショージが動いて前団を抑えると、すかさず改心(1)海老根が叩いて打鐘過ぎから先行態勢。最終ホームから全開の信頼回復先行で3コーナーまで一本棒。
中団せしめた不動(5)渡部ショージはまったく動けず、番手無風切替大魔王(4)鈴誠が粘る(1)海老根を差して1着。
例によって開いた車間を3コーナーで詰めて大外強襲の五右衛門(3)山崎だったが、番手の資格微妙な(8)山内の流れ込み3着に及ばず4着敗退。

 
2車単
 
3連単
4−1 2,170円 4−1−8 7,510円
的中

line
第62回日本選手権競輪[GI]2次予選
ゴールデンレーサー賞   
2009. 3. 6 (Fri.)

9R 2次予選。イン詰まりの予感
選手 登録 脚質
1 1 稲村 成浩 群馬 69 37 S1 追捲 0
2 2 石橋慎太郎 静岡 88 26 S1 逃捲 12
3 3 金山 栄治 滋賀 72 35 S1 逃捲 15
4 4 白戸淳太郎 神奈川 74 35 S1 追捲 2
5 兵藤 一也 群馬 82 30 S1 追込 1
5 6 大井 啓世 奈良 58 43 S1 追込 0
7 加藤 圭一 神奈川 85 30 S1 追込 0
6 8 志智 俊夫 岐阜 70 36 S1 自在 0
9 武田 豊樹 茨城 88 35 SS 逃捲 7
推理


274 南関東
951 関東
368 中部近畿

先行マニア(3)金山が抑えて(2)石橋慎太郎が中団で粘れば、弱くない(9)武豊がカマシかロング捲りで前団を飲み込む。(2)石橋慎太郎が引いてカマせば、行ききれない南関ラインに(3)武豊包まれて。

 
2車単
 
3連単
5−3,5−9
1=4,4=8,8=1
 

結果
line

先行マニア(3)金山が抑え先行に上昇するのを制して(2)石橋慎太郎が前受けの弱くない(9)武豊を抑えて打鐘前から先行態勢。(3)金山が叩きに上がるが突っ張るものの最終ホームで売り切れ。
最終ホームからロング捲りを繰り出す弱くない(3)武豊が2コーナー奈良記念に燃える(6)大井のブロックをしのいで前団飲み込み、敢闘精神でマークする(5)兵藤と1着同着。
(4)白戸や(7)加藤圭一にからまれ中途半端に(1)稲村は千切れ、(9)武田3番手に切替えた(6)大井が3着。

 
2車単
 
3連単
5−9 290円
9−5 190円
5−9−6 4,750円
9−5−6 2,400円
的中

line

10R 2次予選。偉大な自在性
選手 登録 脚質
1 1 前田 拓也 大阪 71 35 S1 追込 0
2 2 三宅 達也 岡山 79 31 S1 捲逃 10
3 3 新田 康仁 静岡 74 34 SS 捲逃 3
4 4 西村 正彦 高知 65 39 S1 追込 0
5 岩見 潤 三重 71 35 S1 追込 0
5 6 山田 幸司 神奈川 78 37 S1 追捲 1
7 村上 義弘 京都 73 34 S1 捲逃 7
6 8 富永 益生 愛知 66 37 S1 追込 0
9 三宅 伸 岡山 64 39 SS 追捲 0
推理


368 南関富永
715 中部近畿
294 中四国

漁夫(2)三宅が偉大な(7)村上を封じて逃げるが、弟譲りの自在性を発揮して偉大な(7)村上が赤い彗星(3)新田を封じて捲る。

 
2車単
 
3連単
7−1,7−2,7−6
7−9
 

結果
line

青板バックから上昇した漁夫(2)三宅が中団の偉大な(7)村上にフタをして打鐘。前受けの赤い彗星(3)新田を叩いた(2)三宅に、偉大な(7)村上が襲い掛かり、打鐘過ぎから(2)三宅全開。
続いた(7)村上は中団4番手でアウト併走。2コーナー(3)新田の牽制をこらえ、3コーナーから捲り追込み2センター(9)三宅伸の牽制もこらえて1着。(2)三宅後位からぬーぼーっと(9)三宅伸−(4)西村が2,3着。

 
2車単
 
3連単
7−9 1,300円 7−9−4 7,030円
的中

line

11R ゴールデンレーサー賞
自力でもB本数少ない人集って海老根が突出
選手 登録 脚質
1 1 井上 昌己 長崎 86 29 SS 捲追 0
2 2 平原 康太 埼玉 87 26 SS 逃捲 4
3 3 渡邉 晴智 静岡 73 35 SS 追込 0
4 4 渡部 哲男 愛媛 84 29 S1 捲逃 0
5 山口 幸二 岐阜 62 40 SS 追込 0
5 6 香川 雄介 香川 76 34 S1 追込 0
7 伏見 俊昭 福島 75 33 SS 捲追 0
6 8 浜口 高彰 岐阜 59 41 S1 追込 0
9 海老根恵太 千葉 86 31 SS 捲逃 9
推理


27 東
158 井上岐阜
93 南関東
46 四国

例によって不動(4)渡部がインを切って別線の上がりを待つ。改心(9)海老根が叩いて、伸び直す(2)平原を警戒しながらの先行。(2)平原もすぐに巻き返そうが、中団せしめて佐世保の唐沢(1)井上がいい声であわせて出る。
出るのが遅かったときは、みんなアウトに膨らみインが開く。

 
2車単
 
3連単
1=3,1−5,1−6
3−6
 

結果
line

後方で周回となった不動(4)渡部ショージが赤板ホームで上昇すると、前受けの伸びなおし(2)平原は車を下げる。
四国に続いた佐世保の唐沢(1)井上が打鐘で先頭に立つと、続いた改心(9)海老根が一気に叩くや、続いた(2)平原にあわせて2センターから加速。(2)平原も踏み上げ、お互いおまえ程度で終われるかと優秀戦らしいもがきあいで最終ホームから3コーナー。
実質3番手から舌なめずりして(1)井上がいい声で捲り追込むが、ゴール前、富生の兄(5)山幸支部長が差し切って1着。3着もラインで司令塔(8)浜口。

 
2車単
 
3連単
5−1 2,580円 5−1−8 7,050円
裏

line
第62回日本選手権競輪[GI]2次予選  2009. 3. 5 (Thu.)

7R もがきあえばイケメン
選手 登録 脚質
1 1 石丸 寛之 岡山 76 34 SS 捲捲 5
2 2 神山雄一郎 栃木 61 40 SS 追込 0
3 3 山田 裕仁 岐阜 61 40 S1 捲追 1
4 4 小橋 正義 新潟 59 41 S1 追込 0
5 村上 博幸 京都 86 29 S1 自在 2
5 6 藤田 竜矢 埼玉 88 28 S1 逃捲 16
7 岩津 裕介 岡山 87 27 S1 追込 0
6 8 池尻 浩一 福岡 63 39 S1 追込 0
9 浅井 康太 三重 90 24 S1 逃捲 9
推理


178 岡山池尻
935 中部近畿
624 関東

若さで勝る(9)浅井が(6)藤田を制して逃げよう。悪の帝王(3)山田がシビアにイケメン不発。

 
2車単
 
3連単
3−9,3=5  

結果
line

(6)藤田が先行態勢に入ると若さが台無し(9)浅井は車間をあけて後方のイケメン(1)石丸を牽制、中団にこだわる。2コーナーから捲るが、王者(2)神山のブロックで不発。その勢いで王者(2)神山が2センターから出て1着。
(9)浅井ライン3番手から偉大な兄の弟(5)村上がインに切り込んで、(2)神山に続く平成の鬼脚(4)小橋を交わして2着。

 
2車単
 
3連単
2−5 7,910円 2−5−4 39,630円

line

8R また永井のズブズブ?
選手 登録 脚質
1 1 武井 大介 千葉 86 28 S1 自在 3
2 2 山口 富生 岐阜 68 39 S1 追込 0
3 3 岡部 芳幸 福島 66 38 S1 捲追 1
4 4 平沼 由充 福島 83 33 S1 追込 0
5 中井 達郎 静岡 74 34 S1 追捲 0
5 6 笠松 信幸 愛知 84 29 S1 追捲 2
7 新田 祐大 福島 90 23 S1 捲逃 9
6 8 新井 秀明 埼玉 85 28 S2 追込 0
9 永井 清史 岐阜 88 25 SS 逃捲 7
推理


15 南関東
8 新井
734 福島
926 中部

馬面ダッシュで北京銅賞(9)永井が逃げて中団にちょこまかと(1)武井。(1)武井がちょこまかとインから追い上げたら、北の自在ヘア(9)新田に勝機。

 
2車単
 
3連単
7=3,7=2,7=1  

結果
line

北京銅賞(9)永井が馬面ダッシュで前団抑えてぼんやり流す最終ホーム、北の自在ヘア(7)新田が必死でカマしてバックで出切る。3番手(4)平沼はちょこまかする(1)武井にからまれ離れる。
直線、東大顔王(3)岡部が追込み1着。
(7)新田は粘れずバック9番手からコースを縫って(8)新井が2着に突っ込み波乱。
(9)永井が踏ん張って(4)平沼が離れて(3)岡部後位にいられた山口弟(2)富生が(7)新田を交わして3着。

 
2車単
 
3連単
3−8 18,190円 3−8−2 167,440円

line

9R 反省する佐藤
選手 登録 脚質
1 1 山内 卓也 愛知 77 32 S1 追捲 0
2 2 飯嶋 則之 栃木 81 30 S1 追込 0
3 3 荒井 崇博 佐賀 82 30 S1 捲逃 4
4 4 北野 武史 石川 78 36 S1 追込 0
5 佐藤 友和 岩手 88 26 SS 捲逃 1
5 6 井上 剛 岡山 85 29 S1 追込 1
7 吉田 敏洋 愛知 85 29 S1 逃捲 10
6 8 坂本健太郎 福岡 86 28 S1 逃捲 10
9 山口 貴宏 栃木 84 31 S1 捲追 0
推理


836 九州井上
529 佐藤関東
714 中部

(7)吉田がムキムキっと逃げるが番手が番手の資格微妙な(1)山内だけに、初日を反省する東大顎王佐藤(5)友和が早めに巻き返して、王者の弟子(2)飯嶋の後位から(9)山口のタテ脚。

 
2車単
 
3連単
9=5,9=2  

結果
line

九州は山嵐(3)荒井が前で後方から上昇、赤板ホームで誘導を交わしてスローダウン。中団アウト併走から(7)吉田が打鐘を聞いてムキムキっと踏み上げ、先行態勢。
東大顎王佐藤(5)友和に反省の色なく、(7)吉田がペース駆け。そのまんま逃げ切り、番手の資格微妙な(1)山内が続いて2着。
4番手から山嵐(3)荒井3着。

 
2車単
 
3連単
7−1 1,430円 7−1−3 12,270円

line

10R 小倉竜が先手ラインに乗ってハンドル投げる
選手 登録 脚質
1 1 加藤 慎平 岐阜 81 30 S1 追込 0
2 2 中村 浩士 千葉 79 31 S1 追込 0
3 3 小倉 竜二 徳島 77 32 S1 追込 0
4 4 北津留 翼 福岡 90 23 S1 逃捲 8
5 坂上 樹大 石川 80 31 S1 追捲 0
5 6 大木 雅也 静岡 83 33 S1 追捲 0
7 小嶋 敬二 石川 74 39 SS 捲逃 1
6 8 桐山敬太郎 神奈川 88 26 S1 捲逃 5
9 紫原 政文 福岡 61 40 SS 追捲 0
推理


715 中部
826 南関東
3 小倉竜
49 九州

スピード人生(4)北津留が主導権取って達人(3)小倉竜も続く。大ギアで石橋慎太郎との差別化はかる(9)桐山敬太郎が、ケロロ(7)小嶋社長に中団でからむと社長ピンチ。

 
2車単
 
3連単
4=9,9−3  

結果
line

スピード人生(4)北津留の上昇を制して、中団で周回の大ギアで石橋慎太郎との差別化はかる(8)桐山敬太郎が前受けのケロロ(7)小嶋社長を抑えて打鐘から先行。達人(3)小倉竜が続く。
2コーナーから中団せしめたケロロ(7)小嶋社長が捲るが、車間を切った競輪アーティスト(2)中村が3コーナー一発持ってって社長不発。
このときグランプリレギュラー解説加藤(1)慎平が競輪アーティストの内に切り込み、さらにその内に切り込んだ達人(3)小倉竜に飛ばされながらも中バンク伸びて1着。(3)小倉竜はあがく(8)桐山敬太郎の斜行に前輪払われ落車。
さらにその内に切り込んだ(5)坂上弟がイン伸びて2着。
最終バック9番手から大外伸びてパンチ(9)紫原が3着に突っ込む。

 
2車単
 
3連単
1−5 1,840円 1−5−9 11,440円

line

11R ママチャリでも五右衛門
選手 登録 脚質
1 1 大塚健一郎 大分 82 31 S1 追込 0
2 2 有坂 直樹 秋田 64 39 S1 追込 0
3 3 鈴木 誠 千葉 55 43 S1 追込 0
4 4 菅原 晃 大分 85 29 S1 捲逃 7
5 諸橋 愛 新潟 79 31 S1 追捲 0
5 6 五十嵐 力 神奈川 87 30 S1 捲逃 9
7 室井 健一 徳島 69 38 S1 追込 0
6 8 山田 敦也 北海道 88 25 S1 追込 0
9 山崎 芳仁 福島 88 29 SS 逃捲 3
推理


635 南関諸橋
417 大分室井
928 北日本

記念をよく休むのでなかなか出現しない五右衛門(9)山崎の鉄板レース。

 
2車単
 
3連単
9−2  

結果
line

(6)五十嵐力が前受けの五右衛門(9)山崎を抑え、さらに(4)菅原が抑えて打鐘。
2センターから発進した五右衛門(9)山崎が最終ホームで(4)菅原を叩いて先行。粘る(4)菅原が夜の帝王チャーリー(2)有坂をイエローライン付近まで持ってくが、(2)有坂こらえて番手死守。これで裏目無用と思いきや、(5)諸橋愛に切替えられて8番手になってた(6)五十嵐力が2コーナーから捲ってじりじり上昇。ゴール前切替大魔王(3)鈴誠を引きつれ粘る(9)山崎を交わす。

 
2車単
 
3連単
6−3 7,930円 6−3−9 39,940円

line
第62回日本選手権競輪[GI]2日目特選  2009. 3. 4 (Wed.)

10R 海老根がどこから巻き返すかで
選手 登録 脚質
1 1 山田 裕仁 岐阜 61 40 S1 捲追 1
2 2 海老根恵太 千葉 86 31 SS 捲逃 9
3 3 武田 豊樹 茨城 88 35 SS 逃捲 7
4 4 飯嶋 則之 栃木 81 30 S1 追込 0
5 伏見 俊昭 福島 75 33 SS 捲追 0
5 6 香川 雄介 香川 76 34 S1 追込 0
7 石丸 寛之 岡山 76 34 SS 捲捲 5
6 8 兵藤 一也 群馬 82 30 S1 追込 1
9 小嶋 敬二 石川 74 39 SS 捲逃 1
推理


25 南北
91 中部
76 瀬戸内
348 関東

弱くない(3)武豊がライン3車の利を活かして先行態勢に持ち込む。改心(2)海老根は位置獲りに動いてもいいメンバーなれど、早めに巻き返してまだまだ終わらない。

 
2車単
 
3連単
5−2,5=7,5=3  

結果
line

弱くない(3)武豊が前受けのイケメン捲リスト(7)石丸を抑えて打鐘。関東ラインに続いたケロロ(9)小嶋社長がカマして最終ホームで(3)武豊を叩いて先行。
続いた改心(2)海老根がバックから捲り、その外を(7)石丸のイケメン捲りの捲り合戦となるが、(7)石丸は一息でインの曲者(6)香川がゴージャス(5)伏見後位に切替え。
直線、社長をとらえた改心(2)海老根をゴージャス(5)伏見−インの曲者(6)香川がズブズブ。

 
2車単
 
3連単
5−6 14,310円 5−6−2 70,600円
抜目

line

11R 桐山敬太郎に差をつけた石橋慎太郎
選手 登録 脚質
1 1 井上 昌己 長崎 86 29 SS 捲逃 0
2 2 山口 幸二 岐阜 62 40 SS 追込 0
3 3 佐藤 友和 岩手 88 26 SS 捲逃 1
4 4 新田 康仁 静岡 74 34 SS 捲逃 3
5 小倉 竜二 徳島 77 32 S1 追込 0
5 6 石橋慎太郎 静岡 88 26 S1 逃捲 12
7 永井 清史 岐阜 88 25 SS 逃捲 7
6 8 浜口 高彰 岐阜 59 41 S1 追込 0
9 神山雄一郎 栃木 61 40 SS 追込 0
推理


39 東
15 西
64 静岡
728 岐阜

馬面ダッシュで北京銅賞(7)永井が主導権を獲るがぼんやりしてるところを桐山敬太郎と間違わなくなった(6)石橋慎太郎が叩いて逃げる。そして佐世保の唐沢(1)井上が捲って東大顎王佐藤(3)友和が自分だけ届くかどうか。

 
2車単
 
3連単
1−5,1−3,1=4  

結果
line

5番手で周回の桐山敬太郎と間違えやすかった(6)石橋慎太郎を赤板ホームから封じた北京銅賞(7)永井が馬面ダッシュで打鐘から先行態勢。いったん流して最終ホームから再発進。
最終ホームから(6)石橋慎太郎がロング捲りで上昇するが、中団4番手をせしめた東大顎王佐藤(3)友和があわせて出るのではなくバックで牽制して一息。それでも3番手まで車を上げてあわれ佐藤(3)友和イン詰まり。
後方となった佐世保の唐沢(1)井上がいい声で捲り追込むが3着までで、(7)永井後位から富生の兄(2)山幸支部長−中部の司令塔(8)浜口がズブズブ。

 
2車単
 
3連単
2−8 1,600円 2−8−1 7,450円

line
第62回日本選手権競輪[GI]初日特選  2009. 3. 3 (Tue.)

11R 平原が初心に帰って伸びなおせるか
選手 登録 脚質
1 1 渡邉 晴智 静岡 73 35 SS 追込 0
2 2 山崎 芳仁 福島 88 29 SS 逃捲 3
3 3 三宅 伸 岡山 64 39 SS 追捲 0
4 4 荒井 崇博 佐賀 82 30 S1 捲逃 4
5 平原 康多 埼玉 87 26 SS 逃捲 4
5 6 有坂 直樹 秋田 64 39 S1 追込 0
7 渡部 哲男 愛媛 84 29 S1 捲逃 0
6 8 岡部 芳幸 福島 66 38 S1 捲追 1
9 紫原 政文 福岡 61 40 SS 追捲 0
推理


51 東
73 瀬戸内
49 九州
286 北日本

五右衛門(2)山崎は後ろが東大顔王(8)岡部だけにすんなりとは逃げづらい。伸び悩む(5)平原が初心に帰って打鐘から巻き返し、3番手が狙い目。

 
2車単
 
3連単
4=1,4=2,4−9
7=1,7=2,7−3
 

結果
line

後方待機の五右衛門(2)山崎が上昇して赤板ホームから前受けの山嵐(4)荒井と併走。そこを不動(7)渡部ショージが叩いて打鐘、(5)平原の上がりを待つ。
初心に帰って伸び直す(5)平原が(7)渡部を叩いて先行態勢。が、そのままのスピードで後方にらみながら最終ホーム過ぎまで流してからペース駆けに持ち込み、一本棒。
直線、後続が差を詰めるが概ねそのまんま入線。

 
2車単
 
3連単
5−1 1,720円 5−1−7 9,800円

line
現代帝国論 人類史の中のグローバリゼーション
(山下範久/NHKブックス)   
2009. 3. 2 (Mon.)

あとがきによると著者が5年をかけて世に問う、近世帝国、近代帝国に継ぐ新帝国のための問題提起。社会学的言説のなかに「ポランニー的不安」というキーワードを埋め込んで、社会学では到達し得ない広い視野と歴史を射程に入れることに挑んでおられます。
ポランニーというとわたくしの師の師の師に当たるわけで、見過ごせずに購入してしまいました。
社会には必ず「経済」があるのですが、今日言うところの経済とは違い、贈与(と返礼による互酬)、再配分、交易、市場交換などがあり、そのなかで市場だけが特異に発達した近代社会の不安定さを強調したところが他との違いとしてポランニーを語るときに特筆されるところであります。
共同体の外部または外部との接点もしくは祝祭など限定された時空でのみ行われるはずの市場交換が共同体内の平時に侵食し、ヒトの生理に合わない昼寝もできない近代市場社会に世界は覆い尽くされんとしているわけであります。
そういう問題意識に答えてくれたのがポランニー由来の経済人類学でして、市場社会が特殊だったということを我々は希望として受け止めたのでした。
が、本書の著者は労働(人間)、土地(自然)、貨幣(聖性)という市場化に限界のあるものの限界が崩れることによる「世界の底が抜ける」不安を管理する仕組みが帝国だったととらえなおして歴史と未来の課題を浮かび上がらせようと苦闘なさっています。
この不安の管理のための秩序として普遍が求められ、近代帝国の方法論がファシズム(市場の国家統制)、コミュニズム(市場の撤廃)、ニューディール(市場の国家管理)だったりするのですが、そのどれもが弱体化し、ポストモダン市場は国境を超えて昼寝ができないどころか夜も寝られなくなりつつあって、タイムリーなことに本書発刊直前に破綻しました。
それはともかく、新たな秩序を構築するための言説をホッブス由来のネオコン普遍主義、最近流行のあえて「有効なナショナリズム」とかいうシニカル普遍主義とくくって批判し、空虚なメタ普遍主義を提唱されます。30年ぐらい前に来るべきポストモダン社会のあり方として「中心を空虚にする」というのが一部で流行りましたが、そのようなことをまじめに国際社会に当てはめようとなさっている心意気に敬服はしますが、終盤の息切れ感は課題の巨大さを逆に浮き彫りにしているかのようでありました。

2階建て新幹線駅舎  2009. 3. 1 (Sun.)

京都駅右画像はNゲージみたいですが、本物です。
プラレールで欲しかったけど買うのを我慢した2階建て駅舎が画像上部に見えます。2階に新幹線を走らせるだけならまだしも、1階がJRだったら普通のところに、近鉄を走らせてるところにグっとくるものがあります。

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