文選記(2019/04/01-)

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3-D 1 2 3 4 5 6 7 8(KRAFTWERK)  2019. 4. 15 (Mon.)

3-D 12345678物足りない新作より旧作のリメイクでいいのに、と思わされる大御所も少なからずいらっしゃるなか、90年代初めのリメイクベスト盤「THE MIX」以降は、21世紀初頭の「Tour de France Soundtracks」一発で乗り切ってこられたクラフトワークの最新リメイクベスト盤。
8曲入りかと思いきや、LP8作品の主要曲8曲に加え、それに付随する何曲かをメドレーで加えた全18曲による8部構成。CD規格満杯に近い76分で2,037円+税の良心価格。


付随曲は、テーマやアレンジで主要曲と通底するものが選抜されているので、MODELやDENTAKUが入ってないのは残念ですが、すべての楽曲でアップデートがなされています。よって、RADIOACTIVITYもフクシマ以降の日本語バージョンを聴くことができます。


美術館での公演などを経て高まるアート性がここんとこ3D映像に向かわれてるみたいで、映像作品なども多数発売されているのですが、コンパクトに楽曲だけをお手頃価格で鑑賞するには本作が最適かと思います。
今週から来日公演も始まるみたいですが、1万円を超えるチケット代はもとより、3D映像に実写があると酔いかねないと考えて敬遠したのですが、観とくべきだったか?ダフ屋から買えるか?定価1万2千円がダフ屋を経由したらなんぼになんねん?とかと逡巡中。


高知記念[よさこい賞争覇戦]決勝  2019. 4. 14 (Sun.)

12R シビア諸橋が中国分断策
選手 登録 脚質
1 1 清水 裕友 山口 105 24 SS 捲逃 6
2 2 村上 博幸 京都 86 39 SS 追込 1
3 3 諸橋 愛 新潟 79 41 S1 追込 0
4 4 取鳥 雄吾 岡山 107 24 S1 逃捲 17
5 田中 晴基 千葉 90 33 S1 自在 2
5 6 佐々木則幸 高知 79 42 S1 追込 0
7 松浦 悠士 広島 98 28 S1 自在 10
6 8 山中 貴雄 高知 90 35 S2 追込 0
9 吉田 敏洋 愛知 85 39 S1 自在 4
推理


92 中部近畿
417 中国
 3 取鳥後位競り
586 田中高知

ふてぶてしい(1)清水が競りこまれてどうするか? 競り負けといて3番手勝負の公算大。しかしながら脚使う分、ブサメンゴリラ(9)吉田の捲りが決まりやすく、偉大な兄の(2)村上浮上。

 
2車単
 
2−9,2=7,2−1
1−3,7−1

結果
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地元勢連れた(5)田中が前受けのブサメンゴリラ(9)吉田を抑えた打鐘から岡山の(4)取鳥が踏み上げ2センターから先行態勢。最終ホームからペース駆け。番手はふてぶてしい(1)清水が競り勝つが、シビア(3)諸橋は西のゴージャス(7)松浦の内で粘ったり(1)清水の内をすくったりして最終バック。
(5)田中の中団捲りは一息で追走の(8)山中は3コーナーからイン進出。最終2センターでは、内から番手に追い上げた(3)諸橋後位の内に(8)山中、外に(1)清水、さらに大外後方から捲ってきた(9)吉田が並び、混然一体となって直線。
前2車の中割った(8)山中が伸びて地元で記念初優勝。(9)吉田の内のコースを見つけた偉大な兄の(2)村上が2着で、しぶとく3着(3)諸橋。

 
賭式
 
車番
 
返戻金
 
人気
2車単 8−2 5,620円 (21)
3連単 8−2−3 117,950円 (248)

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入場 3,224人 総入場 9,759人
(前年は共同通信社杯で記念開催なし)
売上 1,640,444,700円 総売上 4,622,866,900円(対前々年81%)

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子供国の軍隊(馬嘉豪)  2019. 4. 13 (Sat.)

第22回岡本太郎現代芸術賞展続報ですが、わたくしのイチオシは雑い系社会派作品、馬嘉豪作子供国の軍隊
床に敷き詰められた無数の顔は陸軍で、天井から吊るされてる紙飛行機は空軍のようです。なにゆえ、子供国に軍隊が必要となったのか? 少し長いですが現代性にあふれる作者の言葉を引用させてください。
大体の国は他国に対し、「敵国」という意識が(ママ)持っている。日本において「嫌中、嫌韓」という気持ちを持ってる人が多い。その意識を持った大人達がまた自分の子供に同じ意識を教えて、子供達が大人になった後、敵国という先入観が(ママ)持ってしまう。こうすると世界がいつも平和になれない。だから、私は子供達の革命しようと思った、(ママ)世界の子供達が独立して、一緒に暮らし、先入観がない国を作る。この革命するために(ママ)、軍団が必要だ。だから1000人の軍人を作り、500台の戦闘機が空に飛び、大人達に対する革命が今からこっそり始める。
中国生まれの作者の切実な思いを受け止めさせていただきました。

あと2点ほど、精緻系をご紹介するのですが、まずは本堀雄二作捨てる紙あれば、拾う神あり。ダンボールでできた薬師三尊と十二神将像。


段ボールの隙間から漏れる光が後光効果を発揮して神々しく段ボール仏像が輝いています。製作原価から察するに売りに出してもおそらくお手頃価格になりそうと予想されるので、つい欲しくなってしまいますが、近くで見ると神々しさは消え失せただの段ボール。
そういうところが評価されたのでしょうか、来場客の人気投票第1位。


第2位は緻密系細密画の高層建築で特別賞受賞作、田島大介作無限之超大國。どのビルも未だ建築中。昔たまが歌ってた百万階建ての建物、建築だけが目的の建物のように見えて畏怖させられるのでした。


TARO賞  2019. 4. 12 (Fri.)

第22回岡本太郎現代芸術賞展続報ですが、最優秀賞にあたるTARO賞は檜皮一彦作hiwadrome; type ZERO spec3。光と闇の創造と破壊、そして再生。
廃物に組み込まれた10を超える光源が色を変え向きを変えながら明滅する、てんかん発作誘発副作用が危惧される呪術的装置。壁に写る映像では長髪の原始人に扮する作者が謎の呪術的挙動を繰り返しています。




準優勝にあたる敏子賞は僧侶でもあるある作者による年号「平成」を葬る風間天心作Funetesia
あまりよくわかりませんでしたが、七色の水引で精緻に設えられていて目を見張らされます。


が、それよりむしろいやがらせのように精緻な敏子賞受賞作の隣に展示されていた田中義樹作SUPER OLYMPICの雑な批評性の方が印象的でした。
雑な銀閣の上に乗る雑な金閣が炎上して今まさに崩れんとしているところに101匹の雑な犬がまとわりついています。
作者の言葉から一部引用すると「生きることに対しての希望みたいなものを、金閣寺の中で書いておきながら自分は日本でトップクラスのダイナミック自殺をぶっ放すとはいったい最近の若者はどうなっているんだと思う」とありますが、まだ1995年生まれの若者です。
作品のそばには文庫本も用意されていて、金閣炎上を感じながら金閣寺を読むことができます。




高知競輪開設69周年記念[よさこい賞争覇戦]
初日特選  
2019. 4. 11 (Thu.)

12R 記念連戦で稼ぐ予定だった浅井欠場
選手 登録 脚質
1 1 村上 博幸 京都 86 39 SS 追込 1
2 2 諸橋 愛 新潟 79 41 S1 追込 0
3 3 太田 竜馬 徳島 109 23 S1 逃捲 26
4 4 吉田 敏洋 愛知 85 39 S1 自在 4
5 清水 裕友 山口 105 24 SS 捲逃 6
5 6 香川 雄介 香川 76 44 S1 追込 0
7 中村 浩士 千葉 79 41 S1 追込 0
6 8 新山 響平 青森 107 25 S1 逃捲 13
9 松浦 悠士 広島 98 28 S1 自在 10
推理


41 中部近畿
36 四国
59 中国
827 東

りゅうちぇる(8)新山の抑え先行を器の小さい(3)太田が叩く。その前にふてぶてしい(5)清水がイン切って3番手狙うが、そこはブサメンゴリラ(4)吉田も四国に乗って。

 
2車単
 
1−4,1=5
1=9,9−5

結果
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りゅうちぇる(8)新山の上昇を制してふてぶてしい(5)清水が打鐘で前受けの器の小さい(3)太田を抑える。続いたブサメンゴリラ(4)吉田が叩いた上を(8)新山巻き返して最終ホームを前に先行。
2コーナーから捲った(5)清水後位から直線西のゴージャス(9)松浦が抜け出し1着。
3コーナーから捲り追込んだ(3)太田が2着に届き、中国に切替え(9)松浦追走から(4)吉田3着。

 
賭式
 
車番
 
返戻金
 
人気
2車単 9−3 1,300円 (2)
3連単 9−3−4 11,600円 (34)

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サイクルヒット  2019. 4. 10 (Wed.)

甲子園開幕ということで勝とうが負けようが慶事なのですが、年に一度、いや十年に一度あるかないかの好ゲームとあいなりました。
決勝点は二死満塁で後楽園の末次以来かというライトフライ落球。先取点もライトがそらして2点。3点目はファーストがはじいてのガルシア内野安打などであれやこれやの12対8。5回途中自責7点の先発が誰だったかも忘れる大逆転劇。
先取点のライトソトの後逸ははじめエラーとされてた記録が三塁打に変更されたのが幸いして梅野隆太郎サイクルヒットのおまけ付。梅野は盗塁も2個刺しての大活躍でしたが、足の指の骨折をおして出場の賜物でした。ちょっと力が抜けてちょうどいいのかもしれません。
そういうわけで金本でも成し得なかった骨折しながらのサイクルヒット達成、おめでとうございました。

第22回岡本太郎現代芸術賞展  2019. 4. 9 (Tue.)

1997年に始まって以来22回目を数える岡本太郎現代芸術賞展を今年も鑑賞してきました。入館料800円。
パンフによりますと応募総数は416点。本当にそうか?誤植か?と思ってしまうのは前回の応募総数とまったく同じだからです。
数値の真偽はともかく、2003年以降はつねに500点以上、800点を超える年もあったのに、ここ4回500点を切っての漸減傾向にあります。
そんなせいか、印象としては過去最低。数年前の特別賞モレ入選作でも今年ならTARO賞をもらえるのではと思ったりしてしまいます。そんなわけで、芸術家各位の奮起を促しますつつまずは地味ながらすごかったのを3点ご紹介しときます。

(左上)宮田彩加作MRI SM20110908
(右)塩見亮介作茶絲素懸縅威山狗胴具足/Wolf on the Armor
(左下)こちふかば(ボッチ・川崎にて)/When an east wind is played.(BOTTCHI IN KAWASAKI)=特別賞


ノーザン・ソウル  2019. 4. 8 (Mon.)

英国北部で流行したソウルミュージックで踊るクラブカルチャーを回顧する青春音楽映画ということで割引1,100円で鑑賞してきました。


時は1974年。自意識過剰なポエム青年がソウルミュージックに目覚めて一歩先行くソウルメイトに出会うところから物語は始まります。道中いろいろありますが、「さらば青春の光」「トレインスポッティング」同様にアッパー系の向精神薬にまつわるトラブル発生。「コントロール」同様、自意識過剰な主人公ですから激しい浮き沈みがありますが、アメリカへのレコード買い付けや自分たちのクラブ開場などの目標は何一つ達成できないまま、ソウルメイトとの友情を取り戻して大団円。
映画的には盛り上がりに欠ける展開と言わざるを得ませんが、イギリス製青春音楽映画として定番のビミョーなストーリーの幅におさまっています。
ノーザンソウルというと、スタイルカウンシルから知りえたことなんで85年前後の盛り上がりが最盛期かと思ってましたが、それは勘違いで70年代のソウルの時代に地味に英国北部で盛り上がっていたことがわかりました。しかしながらSolid Bond in Your Heartの若者はもっと前の時代に見えます。


武雄記念[大楠賞争奪戦]決勝  2019. 4. 7 (Sun.)

12R 四国も九州も分かれてごちゃごちゃ
選手 登録 脚質
1 1 荒井 崇博 佐賀 82 41 S1 追捲 0
2 2 平原 康多 埼玉 87 36 SS 自在 4
3 3 小倉 竜二 徳島 77 43 S1 追込 0
4 4 野田 源一 福岡 81 40 S1 単騎 1
5 松浦 悠士 広島 98 28 S1 自在 9
5 6 松坂 洋平 神奈川 89 36 S2 捲逃 5
7 山崎 賢人 長崎 111 26 S1 逃捲 9
6 8 小川 祐司 愛媛 96 36 S2 捲逃 2
9 中村 浩士 千葉 79 41 S1 追込 0
推理


71 九州
2 平原単騎
4 野田また単騎
53 中四国
69 南関東
8 小川単騎

アフロ怪人(7)山崎がフツーに駆ければ山嵐(1)荒井に勝機。3番手獲れれば西のゴージャス(5)松浦の逆転も。
仕掛け遅れると(6)松坂原人の先行から。

 
2車単
 
1−7,1=5,1−3
1−9,9=7

結果
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(6)松坂原人が赤板ホームを上昇して前受けのアフロ怪人(7)山崎を抑え、センター(2)平原−単騎(4)野田の単騎勢が続くが、西のゴージャス(5)松浦は九州後位を動かず、最後方に(8)小川で、打鐘から徐々に(6)松坂ペースアップ。
最終ホームを前に(6)松坂が全開で逃げるが、同時に5番手から踏み上げた(7)山崎が叩き、(5)松浦が追う。
達人(3)小倉竜はからまれ離れ、バックから捲り上げた(2)平原が前団に追いつき、直線前4車の争いをハンドル投げ勝って山嵐(1)荒井地元記念4勝目。(5)松浦、(2)平原が届かず2着3着。

 
賭式
 
車番
 
返戻金
 
人気
2車単 1−5 1,610円 (6)
3連単 1−5−2 3,960円 (8)
的中

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入場 2,460人 総入場 6,415人
(対前年92%)
売上 1,647,283,100円 総売上 4,919,842,000円(対前年86%)

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衣笠丼  2019. 4. 6 (Sat.)

シウマイ弁当で帰京した帰りですが、京都駅のそば屋で衣笠丼(そば付にビールもつけて)にありつくことができました。
きつね丼の卵とじが衣笠丼なのですが、油揚げを甘く煮る風習が広まらないので、衣笠丼はおろかきつね丼にも東国ではありつくことが難しく、残念に思います。
木の葉丼も全然広まりませんが、こっちはわりとどうでもいいです。

シウマイ弁当  2019. 4. 5 (Fri.)

崎陽軒かつてはテレビでも、今でもラジオで広告やってる崎陽軒のシウマイ弁当というものがどういうものか、新幹線に乗るついでに試しに食べてみました。
餃子がどこのを食ってもそこそこ美味いのに対し、シウマイは時々とんでもないものが紛れ込んでいるので注意が必要です。おそらくは鶏肉比率が高いと思われるのですが、ニラやニンニクで臭みをあまり消さないシウマイではこれまでに何度か吐き出したくなるような代物に出くわしました。とくに西武園競輪場のは最悪で、本当に吐き出さざるを得ませんでした。
で、崎陽軒のは結局のところ老舗なのに八百数十円という、駅弁にしてはお手頃価格に応じたそこそこの味わいでしたが、ぎちぎち詰め込み弁当で案外ヴォリュームたっぷりだったという点のみにおいて、オススメです。
シウマイ弁当

武雄競輪開設69周年記念[大楠賞争奪戦]
初日特選  
2019. 4. 4 (Thu.)

12R 豪華メンバーそろうがアフロ怪人山崎は予選まわり
選手 登録 脚質
1 1 三谷 竜生 奈良 101 31 SS 捲逃 0
2 2 武田 豊樹 茨城 88 45 SS 追捲 0
3 3 浅井 康太 三重 90 34 SS 自在 0
4 4 松浦 悠士 広島 98 28 S1 自在 9
5 中村 浩士 千葉 79 41 S1 追込 0
5 6 山田 英明 佐賀 89 36 S1 自在 3
7 村上 義弘 京都 73 44 SS 自在 1
6 8 小倉 竜二 徳島 77 43 S1 追込 0
9 平原 康多 埼玉 87 36 SS 自在 4
推理


17 近畿
925 関東中村
3 浅井単騎
48 中四国
6 山田単騎

ライン3車なれどセンター(9)平原に1周以上のスパートは見込めず、西のゴージャス(4)松浦を叩いてダービー王ラガー(1)三谷末弟が逃げて、偉大な(7)村上が車間を切る。

 
2車単
 
7−1,7−2,7=3
7=4,7=6,4−8

結果
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後方から上昇した西のゴージャス(4)松浦が前受けのセンター(9)平原を抑えた赤板ホームを過ぎてダービー王ラガー(1)三谷末弟が前団抑え、トリッキィ(6)山田が続く。
打鐘で(9)平原が叩き返して先行態勢。そのまんま最終ホーム手前まで流してから逃げる。
同時に4番手から踏み上げた(1)三谷は弱くない(2)武田の牽制を受けて1車上げたのみで、バックから捲る偉大な(7)村上も一息
(1)三谷の踏み出しに離れた(6)山田が追いついた勢いで前団短くなってるところを捲り、続いた(4)松浦が直線追込み1着。達人(8)小倉は追走一杯で(6)山田が2着に残り、最後位からジグザグ(3)浅井が大外3着に届く。

 
賭式
 
車番
 
返戻金
 
人気
2車単 4−6 5,190円 (26)
3連単 4−6−3 19,430円 (69)

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文選  2019. 4. 2 (Tue.)

新元号が万葉集由来とかドヤ顔で言ってる輩がいるみたいですが、「文選」にある張衡からの孫引き部。宦官の横暴のままに後漢を衰退せしめた暗君「安帝」に招かれるも宮中の政治腐敗を嘆き、懐古と帰郷を思案する詩を大伴旅人が引用(本歌取り)したところだそうです。
反知性統一CIA愛国詐欺内閣を欺く知性派一世一代エスプリの効いたエイプリルフールが歴史に残ることになりまして、めでたく思います。

新元号元年  2019. 4. 1 (Mon.)

先日、次のエイプリルフールから新元号元年になるみたいなことを書きましたが、5月からでしたな。まぁそんなもんです。

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